『聖ミカエラ学園漂流記』
1983年に劇作家の高取英が発表した同名の戯曲を原作とするOVAシリーズ。
13世紀にフランスで蜂起した少年十字軍から、セーラー服の美少女へとメタモルフォーゼした“美村・ハンス・愛維子”の活躍を描く、異色SFファンタジー。
IとIIの全2作で、それぞれ上下巻がリリースされた。
Iは福富博と笹木将里、IIは「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」の山口頼房が監督を務める。
キャストは松井菜桜子、水谷優子、玉川紗己子、川村万梨阿ほか。
人里離れた山奥に建つ聖ミカエラ学園。
卒業後は宝塚歌劇団に入団できるという触れ込みだが、その指導は厳しく、過酷な武道訓練も課せられる。
そこへ新風を吹き込んだのが転校生の美村亜維子。
規律を乱す反抗的な態度とは裏腹に、成績も武道も至って優秀な彼女は、ほどなくシスターや生徒から一目置かれる存在となるが……。
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第1話 上巻
人里離れた山奥にひっそりと建っている美少女たちの学舎。それが聖ミカエラ学園だ。ここを卒業した者は宝塚歌劇団に入団できるという特典があるが、宗教教育の一環として厳しい指導が行われている。髪の長さ、スカートのヒダの数、ヘアピンの色までが校則によって決められている。体罰もある。そんな窮屈な学校に新風を吹き込んだのが、転校生の美村亜維子であった。投稿初日からいきなり遅刻。・高速で決められている十字架も身につけていない。シスターたちに対しても反抗的な態度をとる。美村はいきなり鞭打ちの罰をうけてしまうが、普段シスターたちにいじめられている洋子や和都子たちにとっては小気味の良い事件だった。
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第2話 下巻
この学園には何か腑に落ちないところが沢山ある。いくら宝塚の舞台では「フランス革命のオスカル」になったり「カルメンのようなジプシー」になったりしなければならないとはいけ、この実戦さながらの厳しい武道訓練はいったいなんのためなのか。本当に卒業したら宝塚歌劇団に入団できるのだろうか。亜維子はそんな謎を解き明かすため、怪しい場所と睨んでいた礼拝堂に侵入する。そしてそこで亜維子がみたものは…。