『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』
かつてない隆盛を誇った大国、ローマ帝国。
この国の繁栄を支えたローマ人にとって、浴場=テルマエは生活に欠かせない存在だ。
浴場技師の祖父と父を持ち、やがて自身も浴場技師となったルシウス。
しかし設計のアイデアが古いと事務所をクビになり、浴場技師としての窮地に立たされていた。
ある日、公衆浴場の大きな排水溝に吸い込まれそうになり、急流に流されながらたどり着いた先は……なんと現代日本の銭湯!
タイムスリップしたと知らないルシウスは、壁画のペンキ絵やフルーツ牛乳などの銭湯文化に感動。
そこで知った快適な入浴のためのアイテムを次々とローマに持ち帰り、人気の浴場技師になっていく――。
タグ
PVエピソード並べて表示 / 詳細表示
主なエピソード並べて表示 / 詳細表示
-
第1話 全ての風呂はローマに通ず / 湯もみ
古代ローマ帝国で暮らす少年が、浴場技師である祖父が設計して作った公衆浴場へ。湯に潜ったときに一瞬、奇妙な世界にタイムスリップしてしまう。
-
第2話 時をかける銭湯技士ルシウス・モデストゥス / 源泉
ローマ帝国が浴場文化の黄金時代を迎えた紀元128年。浴場技師となったルシウスは、斬新さを求めるローマ市民に支持される浴場のアイデアを模索する。
-
第3話 ルシウス、露天風呂を作る / 温泉卵
レピドゥス執政官の依頼で、火山の景色を堪能できる浴場を屋外に作ることになったルシウス。だが気がつくと、変なサルたちと湯に浸かっていて...。
-
第4話 ルシウス、内風呂を作る / 湯守
ふとした拍子に、現代日本の家庭用風呂にタイムスリップしてしまったルシウス。狭い浴室で目にした、さまざまな不思議なものに魅了されてゆく。
-
第5話 ルシウス、ハドリアヌス帝の別荘に風呂を作る / 飲泉
ある日、時の皇帝ハドリアヌス帝の豪華な別荘に呼び出されたルシウス。その独創的な発想に大いに期待する皇帝から、私用の浴室作りを頼まれる。
-
第6話 ルシウス、岩盤浴を作る / 蒸し風呂
戦場の最前線で戦う兵士たちのために浴場を作ることになり、急いで工事を進めるルシウス。そこには、早急に湯治による体力回復が必要な者たちがいた。
-
第7話 ルシウス、江戶末期の東海道に現る / 旅籠
ローマに戻る途中、まったくくつろげない旅籠(はたご)に立ち寄ったルシウス。そこからタイムスリップしたのは、江戸時代の東海道の快適な宿場だった。
-
第8話 ルシウス、入浴の礼儀作法を日本で知る / お湯の意思
とある浴場で、入浴のマナーをまったく把握していない野蛮な者たちに遭遇したルシウス。好き勝手に振る舞う男たちに怒り心頭のルシウスは...。
-
第9話 ルシウス、平たい顔の同業者と出会う / 懐石料理
新しい仕事に頭を悩ますルシウスが、ひょんなことから現代日本の古代ローマ風呂の建設現場へ。そこで、浴場作りを担当するひとりの建築技師と出会う。
-
第10話 ルシウス、アミューズメント風呂を作る / 温泉街
次期皇帝となる養子を迎え入れることになったハドリアヌス帝。ルシウスは、皇帝の息子の名のもとに建設される民衆向けの大浴場作りを任される。
-
第11話 ルシウス、温泉街を作る / 湯の花
皇帝への支持を低下させるため、策略をめぐらす元老院の議員たち。浴場作りを通して、市民の皇帝人気を裏で支えるルシウスを始末しようと企てる。