- 地域:日本
- タイプ:TV
- 正式名称:BEASTARS
- 英語名:Beastars
- 中国語の名前:动物狂想曲
- 他の名前:ビースターズ / 野兽巨星 / BEASTARS
- 放送開始:2019-10-09
- 放送状況:放送終了
- タグ:幻想 / 恋愛 / 猟奇 / 剧情 / 漫画改
- 監督:松見真一
- シナリオ:樋口七海
- 絵コンテ:武藤健司 / 下司泰弘 / 寸田篤志 / サトウシンジ / 松見真一
- 演出:松見真一 / 久野遥子 / 加藤大貴 / 則座誠 / 山本健介
- 制作会社:オレンジ
- 製作:宇津井隆 / 春山ゆきお / 國枝信吾
- Copyright:© 板垣巴留(秋田書店) / BEASTARS製作委員会
- 家族:BEASTARS
- Rating:16+
『BEASTARS』
肉食獣と草食獣の共存する世界。
食肉が重罪とされるなか、名門校・チェリートン学園で演劇部の生徒が食い殺される“食殺事件”が起きる。
犯人は見つからず、不安に揺れる生徒たち。
そんな中、演劇部では死んだ生徒の代役を巡っていさかいが起きる。
次期『ビースター』候補とささやかれ、演劇部のカリスマ的存在であるアカシカのルイに、逆恨みをした肉食獣の部員が襲いかかったのだ。
それを庇ったのは、照明係の二年生・レゴシ。
『鋭い爪』や『大きな体』など、強そうな外見とは裏腹に、心優しく無口で不器用なオスのハイイロオオカミだ。
だが、当のルイはそんなレゴシを偽善的で気に食わないと言い、強引に夜間練習の見張りに任命する。
夜。
誰もいない講堂裏の裏庭で、ひとり見張りをしていたレゴシの前に現れたのは―――小さな白いドワーフウサギの女子生徒・ハル。
その匂いを嗅いだ瞬間、レゴシの体を本能が駆け巡る。
我を忘れて襲いかかり、気付いた時には、彼女を両腕に抱きすくめていた。
腕の中で聞こえる鼓動が自分のものか、彼女のものかもわからない。
しかしこのハルと、そして自分の本能との出会いが、静かで穏やかだったレゴシの人生を大きく変えていく。
彼女へのこの感情は、恋なのか?
それとも食欲なのか?
オスとメス、肉食獣と草食獣。
それぞれの痛み、そして強さや弱さに直面しながら、悩めるレゴシの青春がいま始まった―――
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第1話 満月は照らす獣を選んでる
名門高校チェリートン学園で、アルパカの生徒が食い殺される『食殺事件』が発生した。犯人は捕まらず、校内には不安が広がる。被害者と同じ演劇部の変わり者・ハイイロオオカミのレゴシにも疑いの目は向けられるが、レゴシは目立たずに生きたいだけの、不器用で心優しい青年だった。ところがその夜。裏庭でドワーフウサギの女子生徒に我を忘れて襲いかかってしまったことで、レゴシの人生は大きく変わり始める……
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第2話 学園の心臓部は庭園にあり
夜の裏庭で通りすがりのドワーフウサギの女子生徒を襲ってしまったレゴシは、自分でも知らなかった獰猛な衝動や本能に戸惑っていた。しかし翌日、演劇部のおつかいで行った園芸部の屋上庭園で、昨晩のウサギ・ハルと再会してしまう。動揺するレゴシだが、彼女は昨夜の暴漢がレゴシだと気づいていないどころか、何があったかも覚えていないという。しかもレゴシは、謝るタイミングを見失ったまま、彼女に惹かれ始めてしまう。
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第3話 オスオオカミ出生のとき
演劇部の公演の本番を前にして、報道部はルイのスキャンダルを狙っていた。稽古中に足を怪我したことを周囲に隠しているルイは、自分の身体の脆弱さに苛立ち、肉食獣の強い体を持つレゴシに「どうして君は自分の強さに責任を持たないんだ」と詰め寄る。しかしレゴシは「オオカミが強いことに希望はないが、あなたの強さに意味はある」と返し、それぞれの本音がぶつかる。 ルイは本番一日目を成功させるが、幕が下りた直後に倒れてしまう。
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第4話 君は聖杯までふやかして
足を骨折したルイの代役で、二日目の公演は2年生のベンガルトラのビルがルイの代役を、そのビルの代役はレゴシが務めることになる。しかし本番直前、レゴシはビルがウサギの血を飲んでいることに気付いてしまう。開き直るビルへの怒りが収まらないレゴシは舞台の上で我を忘れて殴りかかり、逆に大怪我を負った上に芝居をめちゃくちゃにしてしまうが、その窮地からアドリブと機転で救ってくれたのは、ほかでもないルイだった。
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第5話 しっぽの汚れにも理由を見出すお年頃
舞台の上でビルを殴りつけ死闘を繰り広げてしまったレゴシだが、ルイの機転のおかげで芝居は成功を収め、謎の演劇部員として一躍時の人に。初めて自分の感情をコントロールせずに相手にぶつけたことに困惑するレゴシだが、幼馴染のジャックには「今のレゴシは生き生きしている」と言われる。 また、ひょんなことからレゴシはハルと夕飯を共にするが、ドギマギしているだけのレゴシとはうらはらに、ハルは逃げ出したくなる本能と戦っていた。
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第6話 視界の滲み 夢か現か
『隕石祭』の準備のために演劇部の肉食獣たちと外出したレゴシは、初めて『裏市』に足を踏み入れる。そこは、草食獣の肉などが手に入るオトナの肉食獣のための街だった。肉を買おうとするビルたちと口論になったレゴシは、単独行動しているうちに匂いに当てられて昏倒し、裏市に住むパンダ・ゴウヒンに捕獲されてしまう。食肉中毒の肉食獣のための心療内科医だというゴウヒンは、レゴシを患者だと思い込み、カウンセリングを始める。
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第7話 制服と被毛のそのまた下の
ハルは、初めてルイと出会った日のことを思い出す。誰にも弱さを見せられなかったルイが唯一すべてを晒け出せる相手、それがハルであることは今も変わらない。しかし許嫁のいるルイがハルに本気になることもないのだ・・・。 一方、ゴウヒンから恋心を確かめるよう言われていたレゴシは「こんなに苦しいのは恋じゃない」と無理やり結論を出そうとするが、ルイに頭を撫でられて嬉しそうに笑うハルの姿を偶然目撃し、「彼女が好きだ」と確信する。
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第8話 犬歯に糸ようじひっかけるように
隕石祭の会場からの帰り道、ハルと揉めたレゴシは危険なオオカミとして駅員に追われ、駅の中を逃げまわるハメに。しかし二匹で走り回ったおかげでハルとの距離が少し縮まる。あの日ハルを襲ったのは自分だと打ち明けるべきか迷うレゴシだが、今の関係を大事にしたいがために、再び胸にしまってしまう。 ところが数日後。隕石祭の会場で停電が発生し、暗闇のなかでレゴシに抱きついたハルが口にしたのは、ルイの名前だった。
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第9話 エレベーター最上階の戦慄
ハルがルイを好きだと知りながら、同時にルイのことも尊敬しているレゴシは、自分の気持ちに踏ん切りをつけるためにハルに告白することを決意する。 ところが、隕石祭の前日の準備中に、ハルは裏市のヤクザ『シシ組』によって誘拐されてしまう。 市長に助けを求めるルイだが、市長の保身のために誘拐事件を黙認するよう説得され、提示された条件を飲んでしまう。そんなルイに失望したレゴシは、単身ハルを救うため走り出した。
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第10話 綿毛、地の果てまで追うならば
誘拐されたハルを救うために駆け出したレゴシは、ハルの匂いを追って裏市へ辿り着き、偶然ゴウヒンと再会する。高校生がシシ組とやりあうなんて自殺行為だと止められるが、それでもレゴシの決意はかたく、一匹でアジトに乗り込もうとする。
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第11話 ゆきゆきて 夏のネオン街
シシ組のアジトにゴウヒンと共に乗り込んだレゴシは、ボロボロになりながらも、ついにハルの待つ『ボスの部屋』に辿り着く。ボスと戦いながら、自分がオオカミに生まれた意味は、ハルを守るためだったのだと痛感するレゴシ。 「俺は、君の獣になる」。 ハルに支えられながらシシ組のアジトを脱出したレゴシだったが、終電を逃して学校へ帰れなくなる。ラブホテルで朝を待ちながら、レゴシはついに、あの日ハルを襲ったのは自分だったと告白する。
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第12話 夏嵐の後ろ姿
レゴシがハルを抱こうとすると、突然、口の中にハルの腕が押し込まれる。ハル自身も驚いているその行動は、オオカミに食べられようとするウサギの本能だった。「愛し合うのは間違いだ」と遺伝子が叱責しているのだと感じ、何もせずに二匹は朝を迎える。 しかし、隕石祭の賑やかな会場で、ハルは自分にとってレゴシがどれだけ大きな存在になってしまったか気付く。 そしてレゴシは宣言通り、ハルに想いを告げようとするが…