『だがしかし2』
家業の駄菓子屋を継ぎたくない鹿田ココノツと駄菓子マニアの不思議な美少女・ほたる。
ほたるはココノツに駄菓子屋を継がせるため、たびたび店を訪れるようになる。
ほたると一緒に過ごすココノツは順調に駄菓子店長への道を進んで……いるかはわからないが、 友人の遠藤豆・遠藤サヤとともに楽しい夏休みはまだまだ続く!?
実在の駄菓子盛りだくさんでお贈りする、美味し懐かし駄菓子コメディー!
再び、お腹いっぱい召し上がれ!!!
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第1話 ビッグカツとペペロンチーノと...
木枯らし吹くころ、荒れ果てたシカダ駄菓子の前でココノツは数ヶ月前を振り返る。それはまだ暑い夏の日、お昼のメニューを考えながら「とんかつ……」と呟いたココノツの前に、その言葉に召喚されたようにほたるが現れ、駄菓子揚げ物界のレジェンド「ビッグカツ」の誕生秘話を語りだしたのだった。
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第2話 野球盤ガムとポンポン船と…
台風接近に伴い風雨が吹き荒れる日に、シカダ駄菓子にやってくるほたる・サヤ・豆。3人はそのまま店に泊まることに。野球盤ガムにはまるほたる。ココノツの家に泊まると聞いてドキドキのサヤ。ほたるとサヤがお風呂に入ると聞いた豆は「男なら行くっきゃないだろう!」と、ココノツを誘い風呂を覗こうとする。
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第3話 ベーゴマと追憶と…
ベーゴマで遊ぶココノツと豆。なかなかうまくいかない。するとそこにバケツを抱えたほたるが登場。いきなりスカートをはずし、バケツにかぶせてベーゴマの台を作った。ベーゴマ道を極めたと自ら言うほたるは、ベーゴマのうんちくを語りつつココノツ達に勝負を挑むのだが……。
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第4話 ホームランバーと花火大会と…
花火大会の日、真剣にアイスボックスを覗き込むほたる。今日こそホームランバーの当たりを引こうとしていたのだ。皆で花火に行こうと言われていたココノツは「花火を見に行こう」とほたるを誘うが、返ってきたのは「2人で?」という言葉。否定できぬまま、ココノツはほたるを乗せて自転車を漕ぎだした。
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第5話 救急車とタラタラしてんじゃね~よと…
月日が流れ、季節は冬に。ほたるは姿を消し店はボロボロに。そんな現実から目をそむけていたココノツだったが、ほたるが戻ってくる場所をなくさないようにと父ヨウとともに店の再建を決意する。その矢先、ヨウが足を骨折で入院。いきなり店長代理となったココノツ。さらに、目の前にコンビニが出店してきた!
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第6話 ビニコンと求人情報誌と…
コンビニに視察に行くココノツ・サヤ・豆。出迎えたのはやたらテンションの高い店長、紅豊だった。コンビニには似つかわしくない高級洋菓子をならべ自慢する紅豊。それを聞いたココノツは、つい「駄菓子のような安いものの方が、客が喜びます」と言ってしまう。
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第7話 尾張ハジメとチョコボールと…
バイト募集の貼り紙をはっているココノツ。ふと見ると背後で女の人が土下座していた。彼女の名は尾張ハジメ、バイト希望者と聞いてそのまま面接が始まる。履歴書を見るとなかなか優秀……と思いきや、職業欄を見てココノツはあることに気がつく。ハジメは紅豊のコンビニをほんの数日勤めて退職していた。
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第8話 ロールキャンディとハイエイトチョコと…
シカダ駄菓子にいる女性の正体をつきとめに、サヤはお店へむかう。すると見知らぬ女性がレジ台に突っ伏して眠っていた。その女性が新しいバイトのハジメと知るサヤ。ハジメの勧めでロールキャンディーを買うが、中にはぐるぐる巻きの紙が入っていた。その食べ方について追及を始めるサヤとハジメだったが……。
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第9話 インターネッツとスーパーボールと…
紅豊にインターネット通販の話を聞くココノツ。駄菓子もできるのでは?とひらめき、ハジメに相談するとインターネットが得意なハジメは早速ホームページ作りを始める。色々工夫を凝らして完成させていくハジメとココノツ。悪乗りしているうち、いつしかホームページが怪しいサイトみたいになっていく。
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第10話 紋次郎いかと漫画原稿と…
インターネットで注文を受け、病院に駄菓子を届けに行くココノツとハジメ。尋ねた病室にいたのは父ヨウだった。送り主もわからぬまま好物の「紋次郎いか」を食べるヨウ。その帰り際、「最近マンガ書いてんの?」とヨウに聞かれ、ココノツは仕事に追われマンガを書いてないことに気付いた。
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第11話 ホームランバーの当たり棒と雪と…
出張マンガ審査会に間に合うよう、皆の協力を得てマンガを描き上げるココノツ。早速審査会に行くが、編集者から戻ってきた言葉は辛辣だった。「いったい何やっているんだろう……」と落ち込むココノツ。さらにその帰り道、雪で電車が止まる。駅の待合室で悶々とするココノツ。そこのあらわれたのは……。
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第12話 ただいまとおかえりと…
ほたると再会し、つい自分の弱さをさらけ出してしまうココノツ。落ち込んだココノツの前にほたるが差し出したのは、「スーパーマリオくんコミックガム」。それを読んでつい笑ってしまうココノツ。「ブタメン」を食べつつ、駅の待合室でほたると過ごすココノツ。不思議でやさしい一夜がすぎて行く。