『笑ゥせぇるすまん』
「私の名は喪黒福造、人呼んで笑ゥせぇるすまん。ただのセールスマンじゃございません。私の取り扱う品物は心、人間の心でございます。」「この世は老いも若きも男も女も、心のさみしい人ばかり、そんな皆さんの心のスキマをお埋め致します。いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます。」もし、あなたの隣りに喪黒福造が現れたら?
ターゲットにされたら最後、もう後戻りできなくなるかも・・・ストレス社会に生きるサラリーマンやOL、または社会的に地位の高い者など、ちょっとした悩み・コンプレックスなど“ココロのスキマ"に入り込み、願望を叶えてくれる。しかし! 約束を破った場合または忠告を聞き入れなかった場合には大きな代償が待っている・・・・
タグ
PVエピソード並べて表示 / 詳細表示
主なエピソード並べて表示 / 詳細表示
-
第44話 月夜のオーキッド
サラリーマン・花畑駒太(49)は、息子の受験で家庭内がピリピリしているため、家に帰りたくなかった。喪黒は、花畑が家に帰るのが楽しくなるよう、カトレアの鉢植えを与える。丹念にカトレアを育てる花畑。しかし、そんな夫の姿を、妻は快く思っていなかった。
-
第43話 単身赴任
田舎町に単身赴任してきたサラリーマン・丹見一人(46)。しかし部下とも打ち解けず、いつも寂しい夜を過ごしていた。喪黒は孤独な丹見に“ある店”を紹介。そこを切り盛りしているつゆ子との出会いで、丹見の生活は一変する。
-
第42話 カラオケ症患者
カラオケ嫌いのサラリーマン・空尾慶一(30)。しかし、付き合いでも歌わないと出世にも響くのでは、と喪黒に言われ、自宅用カラオケセットを譲ってもらうことに。試しに歌ってみた空尾はすっかりハマってしまい…。
-
第41話 グルメ志願
食通のサラリーマン・久留米星雄(22)に、喪黒は会員制のレストランを紹介する。会員カードをもらった久留米はその店の料理に魅了され、毎晩のように通う。そんな中、同棲している彼女に怒られた久留米は「明日は必ず帰って一緒に食事をする」と約束するが…。
-
第40話 若さ自慢
年齢のわりに若いと思っていた会社部長・若狭万次郎(50)だが、老いを指摘され落ち込むことも。そんな若狭に、喪黒は念じることで若返る人形を渡す。ますます若さに磨きがかかる若狭だが、段々無理を重ねるように…。
-
第39話 フクロウの目
フクロウの生態写真を撮るのが生きがいのカメラマン・耳津邦夫(32)。だが、山にこもってばかりの耳津は、妻から金銭面を理由に離婚を突きつけられてしまう。喪黒は生活のために醜聞写真を撮ることを勧め、耳津は心ならずも同意する。
-
第38話 カンヅメのペット
こっそりアパートで九官鳥を飼っていたアニメーター・高阿羅夫(28)は、隣人の告げ口で管理人に逃がされてしまう。高は喪黒からもらったユーカリの木の缶詰を愛情深く育てるが、その様子のまた隣人が聞いており…。
-
第37話 月下美人
花屋の店員に恋するも、話しかけることすら出来ないフリーアルバイター・産名八太(21)。そんな産名のために、喪黒はロマンチックなお膳立てを設定する。月下美人の花が咲いたとき、産名は思い切って彼女に告白するのだが…。
-
第36話 コレクター
切手コレクターのサラリーマン・吉手麻仁也(32)は、喪黒からある切手を見せられる。それは、幻と呼ばれる“ハワイの宣教師切手”で、吉手は自分のコレクション全てと交換する。最高のお宝を手にした吉手は喜びに浸るのだが…。
-
第35話 愛妻写真
クラブのホステスに妻と子供の写真を見せびらかすサラリーマン・加古忍(48)。しかしそれは新婚当初に撮られた古い写真だった。現実の妻子に冷たく扱われている加古は、喪黒に“ある場所”に連れて行かれる。
-
第34話 ブルペンエース
プロ野球選手・能見野新造(25)は、精神面が弱く、試合になるとコントロールを乱す2軍投手。だが、喪黒の忠告により、能見野は人が変わったような投球をするようになる。そして、1軍への最終テストに登板するが…。
-
第33話 乗車拒否
近場の客も断らないため、成績が上がらないタクシー運転手・大井卓司(33)。だが、喪黒が大井に幸運のお守りを渡すと、次々に長距離の客がつき、たちまちトップに。調子に乗った大井は売り上げ記録を作ろうとするのだが…。
-
第32話 キッス占い
予備校生・尾崎真蔵(20)は喪黒に紹介された“キッス占い”に見てもらい、「頑張れば東大に受かる」と言われる。しかし、喪黒に「上昇の気がなくなるため、占い師以外と絶対にキスをしないように」と釘をさされ…。
-
第31話 途中下車
30年間、1度も寄り道せず帰宅していた会社員・半出押太(57)は、電車の窓から見えるバーの女性が気になっていた。それでも自制してまっすぐ帰ろうとする半出。「このままでは後悔する」と喪黒に言われ、初めて途中下車をする。
-
第30話 シングルライフ
離婚して気楽な一人暮らしを楽しむ会社員・男谷毛馬(36)だが、部屋は散らかり放題。喪黒は彼に家政婦に来てもらうことを勧める。自由な生活を邪魔されたくない男谷は断るが、ある日家政婦の滋子が男谷の部屋に押しかけ…。
-
第29話 伝言ダイヤル
サラリーマン・生地内也(20)はあがり症で人づきあいも苦手。喪黒は生地の悩みを解決するため、女性との特別な伝言ダイヤルを用意する。お互いにメッセージを入れていくうちに、生地はその女性に少しずつ興味を持ち始め…。
-
第28話 五月病
新入社員のサラリーマン・勝田類(22)は、課長に叱られたのがつらくて無断欠勤を繰り返していた。そんな勝田に、喪黒は「課長が恐くなくなる方法」として、会社の休み時間にこっそり編み物をすることを勧めるが…。
-
第27話 重役と窓際
毎日多忙な会社重役・日眞賀星也(48)に、喪黒は隣のビルで居眠りをしている窓際族の窓辺を引き合わせた。窓辺は日眞賀と瓜二つ。喪黒は、のんびりしたい日眞賀と、バリバリ働きたい窓辺とを入れ替えようとするが…。
-
第26話 狸のオナカ
二枚目俳優・出原奈也巳(29)の悩みは肥満。事務所から甘いものを禁止されているが、なかなかやめられない。喪黒は出原が甘いものの誘惑に負けないよう、脂肪を引き取るという不思議な狸の置物を渡すが…。
-
第25話 モテモテご注意
女性に縁のない会社員・無西俊夫(34)。喪黒は、そんな無西を外見から変え、モテる男へと変身させた。周囲の見る目が変わった無西は、高嶺の花だった慶子を食事に誘うことに成功。しかし、調子に乗った無西は別の女性にも手を出し…。
-
第24話 後部座席の男
社長付運転手・大栗之益(39)に、喪黒は「社長が車内で電話取引している株情報を教えてくれれば儲けさせてやる」と持ちかける。最初のうちはきっぱり断っていた大栗だが、欲望に負けてしまい…。
-
第23話 家の灯
仕事が終わってもまっすぐ家に帰りたがらないサラリーマン・加江利宅内(46)。妻と子供に自宅を占領され、自分の居場所がないという。喪黒は加江利のため、マンションの一室を提供するが…。
-
第22話 男ぎらい
男に不信感を持つキャリアウーマン・刈谷麻子(30)は、自立した女性として生きようと思っていた。喪黒からも、男にうつつをぬかさないよう忠告を受ける。しかし、麻子は取引先の担当者・坊谷と仕事を越えた付き合いになり…。
-
第21話 空手道
街なかでヤクザに絡まれ、喪黒に助けられたサラリーマン・烏森喜一(28)。護身術を身につけていないことを情けなく思う烏森に、喪黒は空手の先生を紹介する。毎日稽古に通い続けた烏森は…。
-
第20話 初恋の人
昔の交際相手だった陶芸家・唐津陶吉の個展に足を運んだ主婦・恋野夢美(36)。夫と娘と幸せな生活を送っている夢美だが、「あの時陶吉さんと一緒になっていたら…」という思いもよぎる。そんな夢美に、喪黒の誘惑が…。
-
第19話 ザ・ガードマン
麻雀をやめて妻子のもとへ早く帰ろうと誓ったサラリーマン・石野隆志(30)だが、誘惑に負けて雀荘へと向かってしまう。そんな自分の意志の弱さを嘆く石野に、喪黒は同僚からの誘いを代わりに断る「ことわり屋」になると言い…。
-
第18話 夢のあと
高級ホテルに行くのが夢だったサラリーマン・浦島太一(46)は、喪黒に背中を押され妻と宿泊することを決心する。翌朝、浦島が目覚めると、一緒に泊まったのは妻ではなく、前日に意気投合した若い女性だった。
-
第17話 アルバイト㊙情報
喪黒から高給アルバイト情報ばかりが載った雑誌をもらった大学生・筒井伸一(20)。早速アルバイト代で麻雀のツケを支払った筒井だが、調子に乗って「レートを上げた麻雀をやろう」と言い出す。しかし、その様子をヤクザが見ていて…。
-
第16話 チ漢さん
喪黒が忘れていった痴漢用の道具を持ち帰った無職の冬木花衛(69)。その道具を使って、いつも親切にしてくれる隣の女性の話を盗み聞きしたところ、財産目当てだったと知る。怒った冬木は…。
-
第15話 切る
髭剃りが苦手な理容師見習い・出無野風太(21)。しかし喪黒からもらった煙草を吸うと不思議と自信がつき、上手にカミソリを扱えるように。ある日、風太は同僚から「髭を剃ってくれ」と頼まれるのだが…。
-
第14話 結婚したい女
高身長、高学歴、高収入の男性との結婚を望むOL・妻成耐子(25)だが、現実にはなかなか条件に合う男はいない。喪黒に南の島でのお見合いツアーを紹介された耐子はそこですべての条件が揃った男を見つけ、体を許してしまう。
-
第13話 ゴルフ入門
ゴルフは全く素人のサラリーマン・舞戸千代郎(25)。同僚からもバカにされ、見返そうと練習場に通うがボールが前に飛ばない。そんな舞戸を見かねた喪黒はコーチ役を買って出て、絶対にボールが当たるコツを伝授する。
-
第12話 白昼夢
昼休み、喪黒に「白昼夢」というクラブに連れてこられたサラリーマン・中島建一(26)は、ホステスのユーコに一目ぼれ。真昼の快楽にすっかり夢中になった中島は、同僚とまたクラブに向かうが…。
-
第11話 押入れ男
家賃を滞納して追い出された漫画家・日陰久利(21)の部屋に引っ越してきた喪黒。どこにも行くあてのない日陰に、喪黒は大家に内緒で同居を許すが、「押入れの中で暮らす」という条件をつけ…。
-
第10話 的中屋
競馬に負けて田舎からの仕送りをスッてしまった大学生・中山歩一(20)は、喪黒の予想で大儲けする。最後に大勝ちしてから競馬をやめようと思った中山は、もう一度喪黒に予想してもらうため競馬場で会う約束をするが…。
-
第9話 プラットホームの女
銀行員・直木純一(22)は、毎日同じ電車に乗る女性に好意を持つも、声をかけることができないでいた。喪黒はふたりの仲を取り持つため、彼女を直木のアパートへ行かせる。しかし、彼女はある秘密を抱えていた。
-
第8話 手切れ屋
テレビタレントとして売り出し中の坊田進一(21)。彼はホステスの彼女・千子から、結婚してくれないとふたりの関係をバラすと脅されている。千子と別れたがっている坊田のために、喪黒は千子のもとを訪れ…。
-
第7話 ナマケモノ
土地のセールスをしているサラリーマン・佐保民夫(29)は、一件の契約も取れず、仕事をサボって昼間からサウナ通い。ナマケモノのような生活に憧れる佐保は、喪黒からもらったナマケモノの呪術人形を抱き、ますますナマケモノに近づいていく…。
-
第6話 勇気は損気
見た目が地味で売れないイラストレーター・熊井勇(24)をプロデュースすることになった喪黒。そんな時、熊井はひったくり事件に遭遇。彼が有名になるため勇気を出して取った行動とは…。
-
第4話 化けた男
心の奥底でアバンチュールを求めているサラリーマン・磯部錦一(36)は、喪黒から変装セットをもらい、夜の生活を楽しんでいた。変装した男・田辺順吉としての生活にのめり込んでいく磯部に喪黒が持ちかけたのは…。
-
第3話 ともだち屋
孤独なサラリーマン・青井達夫(22)に、喪黒は女友達を紹介する。喪黒から渡された写真や録音テープですっかり彼女と付き合っている気分に浸る青井。どうしても彼女に会いたくなった青井は…。
-
第2話 イージー・ドライバー
教習所でしごかれてばかりで全然上達しないサラリーマン・浦成平一(44)。そんな浦成に、喪黒は「車の個人教授をしたい」と近づく。喪黒が用意した車は高級外車。豪華な車で練習することに恐れおののく浦成だが…。
-
第1話 たのもしい顔
会社課長・頼母雄介(41)は、会社でも家庭でも、周りから頼られてばかり。しかし頼母は、周囲が作り上げた理想像を演じることに疲れていた。そんな頼母の前に、不気味なセールスマン・喪黒福造が現れる…。