『GANTZ 〜the first stage〜』
玄野計は、ちょっと斜に構えていて無気力、女の子の事位しか考えていない16歳の高校生。
ある日、地下鉄のホームで小学校時代の同級生・加藤勝が、線路に落ちた男を助けようとする現場に遭遇し、そのまま加藤とともに電車ではねられる。
即死したと思われたが、2人は、瞬時にしてマンションの一室に移動する。
そこには巨大な黒い球体と、玄野たちと同様に死んだはずの人間が集まっていた。
「ガンツ」と呼ばれる黒い謎の球体は、玄野たちに武器を与え、宇宙人と戦うというミッションを課せるのだった。
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第1話 新しい朝が来た
高校生・玄野計と加藤勝は、線路に落ちた浮浪者を助けるが、運悪く電車にはねられてしまう。死んだと思った瞬間、2人はなぜか黒い球体が置かれたマンションの部屋にいた。脱出不可能なこの部屋には、既に数人居たが、状況が理解不能な2人の眼前にまた一人、全裸の少女・岸本恵が出現する。不意に、黒い球体から音楽が流れ出す。
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第2話 人間じゃねぇ
玄野たちが集められたマンション。部屋の中心にある黒い球体からは、彼らが死んだことと、球体の命令で「ネギ星人」と戦わなければならないことが告げられた。彼らはさっそく発見したネギ星人を倒すが、その父親らしき星人が出現。ネギオヤジの逆襲で、次々とメンバーが倒れていく。必死で逃げ出す玄野と岸本だったが、覚悟を決めた玄野はネギオヤジと対決。黒い球体から与えられたスーツの力で、玄野は星人を追い詰めるのだった。
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第3話 計ちゃん、すっげえ
玄野や加藤たちの前に現われた西は、ネギオヤジを捕獲。西は玄野に殺すよう促すが、玄野は引き金を引くことをためらう。結局、西の銃から発射された光線で、ネギオヤジはいずこかへと転送された。戦闘が終わり、元の部屋に戻ってきたのは玄野、加藤、岸本、西、そしてバター犬のみ。彼らに対して、黒い球体は採点を始める。西によると、球体の名前は「ガンツ」といい、今夜のような戦闘は以前から繰り返されているらしかった…。
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第4話 それぢわ、 ちいてんをはじぬる
ガンツの部屋を出て、それぞれの生活に戻る玄野、加藤、岸本たち。彼らの本体は既に死んでいて、今いる自分はコピーのようなものだと西は言う。次の日、テレビのワイドショーでは、玄野と加藤が巻き込まれた地下鉄の事故を取り上げていた。どうやら2人の遺体は見つからず、失踪事件として扱われているようだ。とりあえずガンツのスーツを着て登校した玄野は、からんできた不良を撃退。その頃、岸本は自分の居場所を見失っていた。
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第5話 っていうことは あの時
加藤は弟の待つ叔母の家に戻っていた。叔母一家に冷遇されながらもお互いを想い合う加藤兄弟…。その一方で、玄野の部屋にやって来る行き場のない岸本。最初は忘れ物の生徒手帳を返しに来ただけのはずだったが、結局「私を飼ってくれないかな?」と言って泊り込んでしまう。健全な男子としてこれ以上ないというくらい、おいしいシチュエーション。ヨコシマな妄想を勝手に膨らませていく玄野だが、はたして彼の願望は達成されるのか?
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第6話 やったああああっ
コンビニで買い物する玄野と岸本。その時、玄野はレジで、例の地下鉄事故の直前に出会った老婆と遭遇する。ガンツからの呼び出しは近いのだろうか? 玄野は慌ててスーツを用意し、岸本にも着せてみることに。一方、加藤は叔母の体罰でアザだらけの弟を心配し、守ってやれない自分に苛立ちを感じていた。そんな中、ホモのヤンキー・鬼塚に目をつけられるが、暴力衝動を抑えられなくなった加藤は鬼塚を徹底的に痛めつけてしまう……。
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第7話 狙ってるぜ
もう一人の自分が以前と変わらない生活を送っているのを見届けた岸本は気持ちが吹っ切れ、「あたし、加藤くんが好きだ!」と告白。がっくりと力を落とす玄野だったが、平和な時もそこまで。ガンツの部屋への転送が再び始まった。新たな部屋の住人たち。そして次なる標的は“鈴木星人”だった。
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第8話 やべぇ!
ガンツの部屋に集まった者たちは、加藤の指示でスーツや武器の準備を整える。誰にも死んでほしくないという加藤の思いとは裏腹に、鉄男らは加藤のリーダー的な振る舞いが気に入らない。その時、玄野は自分のガンツスーツを部屋に置いてきたという大変な事実に気づく。
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第9話 ソッコー殺す
街に転送された玄野や加藤らは星人と遭遇。ネギ星人以上に奇妙な容貌の星人に、彼らはどう対処していいかわからない。そこへ現われた西が星人を攻撃。だが、スーツの機能が壊れてしまった西は、絶体絶命のピンチを迎えてしまう。星人さえ倒せば、西も無傷でガンツの部屋に戻れる。西を助けようとする加藤と、加藤を見過ごせない玄野は、協力して何とか星人の撃退に成功。しかし星人はまだ残っており、西は虚しくも息を引き取った…。
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第10話 裕三君?
銃で脅され加藤たちとは別行動を取る玄野。加藤たちの前には、4匹の星人が現れ戦闘状態に。そんな中、岸本は加藤のため、勇気を奮って銃を撃つのだった。星人は倒したが、残っていたヒナが逃げ延びた方向には再び星人が集結、カヨと亮太が犠牲となってしまう。一方、玄野たちはレーダーの反応を頼りにボロアパートにたどり着く。
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第11話 あいつは撃てない
ボロアパートの中には星人たちのボスらしき巨大な鳥が居を構えており、さらに玄野は6匹の田中星人に囲まれてしまう。カヨと亮太の仇を討った加藤たちも、ボロアパートをめざす。残り時間はあと15分。3人がボロアパートについた時には、星人のアパートは倒壊していた……。その時3人が見たものは、異常な興奮状態にある玄野の鬼気迫る横顔。何もかもが終わったかと思われた。が、アパートの残骸から巨大鳥が起き上がってきた!