『好きっていいなよ。』
16年間、彼氏も友達も作らずにきた橘めい。
ある日、誤解で学校一のモテ男・黒沢大和にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言。
さらに、めいをストーカーから守ってくれたうえに、守るためとキスまでしてきて…!?
タグ
PVエピソード並べて表示 / 詳細表示
主なエピソード並べて表示 / 詳細表示
-
第1話 キスをした
彼氏どころか、友だちもいない歴16年――。いつもひとりで行動している橘めいは、同級生にからかわれる日々を過ごしていた。ある日、中西健志のイタズラに怒りを爆発させためいの回し蹴りが、無実の黒沢大和に命中してしまう。自分とはいちばん縁遠い「学校一のモテ男」にケガをさせてしまった、めい。しかし、なぜか大和はめいを気に入り「友だちになろう」と迫ってきて……?
-
第2話 唐あげ味の
キスをきっかけに大和を意識しはじめる、めい。大和につられ、同級生の及川あさみもめいに声を掛けてくれるように。あさみは明るい女の子だけど、大きい胸がコンプレックスらしい。何を言われても怒らないあさみを「強いなぁ」と思うめいだが、そこには大和の意外な一面が影響していた。めいの中で、少しづつ大和の存在が大きくなっていく。そんななか、大和が初恋の子と遊びに行くことを聞いためいは……。
-
第3話 人を信じれば……
初めてのデート。「恋人っぽいことをしよう」と、繋いでくる大和の手にドキドキしながらも、そのぬくもりにめいは初めての温かい感情を知る。しかしそんな中で、大和の友人の武藤愛子、立川雅司と偶然出会い、4人でボーリングへ行くことになってしまう。大和を好きな愛子は、大和の笑顔に、めいへの「本気」を感じていら立ち、ついには、めいに衝撃の言葉をぶつけてくるが……!?
-
第4話 傷が、ある
めいの印象が以前と変わり、大和と付き合っていることが校内で噂になるなか、ふたりはお揃いのブレスレットに幸せを感じていた。友人の早川駆流から、めいを紹介するよう頼まれた大和は「自分を通じて友だちを増やしてはどうか」と、3人での食事を提案する。しかし、早川は、大和が席を外した隙にめいに言い寄ってきて…!?一方、愛子は大和のことがあきらめられず……。
-
第5話 このままが
捨て猫を自分のことのように心配するめいの姿にうたれた大和は、その子猫を「クロ」と名付けて飼い始める。ある日、大和は、めいの猫の「マシュマロ」を連れて家に来るように誘う。めいは、初めての男の子の部屋にドキドキ!でも、大和の妹・凪に「お兄ちゃんの彼女とは認めない」と言われてしまう。お菓子づくりが得意で、以前は友だちもよくあそびに来ていたが、最近は学校を休んでいるという凪。それを聞いた、めいは……?
-
第6話 どうして…
ラブラブなあさみと中西がうらやましい大和は、つれない態度のめいが少しさびしい。でも実は、めいも大和を思って、こっそり凪にクッキーの作り方を習っていた。そんな中、人気読者モデル・北川めぐみが転校してくる。めぐみは大和に目をつけ、いきなり「彼女にしてほしい」とアプローチ!大和は相手にしないが、ふたりは「並んで歩くだけでもお似合い」と噂されるように……。さらに、大和が一日だけめぐみとモデルのバイトをすることになって!?
-
第7話 好き、なのに
めぐみと恋人同士のようだった大和を遠い存在のように感じながらも、バイトを続けるよう勧めてしまう、めい。大和はあいかわらず優しいが、久しぶりに過ごすふたりの時間は、どこかぎこちない。それでも、めいはクッキーづくりに奮闘し続ける。大和からのメールを待ちながら……。一方、大和はめぐみと急接近していた。そして、めいは聞いてしまう。「大和が、めぐみの家から出てきた」という噂を……。
-
第8話 恋愛初心者
自分の中にある想いをぶつけるように、めいは大和にキスをした。でもやっぱり、めぐみのことが気になって、大和を困らせる態度を取ってしまう。大和を信じたいのに、信じられない――。つないでいた手を離され、自己嫌悪におちいる、めい。愛子に忠告され、めいが苦しんでいることを知った大和は、誤解を解くために走る。その頃、めいは、バイト先で「竹村海」という少年と出会っていた。
-
第9話 それぞれの
思っていることを素直に口に出せるようになった、めい。大和からもらったペアリングに微笑み、ついに彼を「大和」と名前で呼べるようにもなった。相談に乗ってくれたあさみと愛子との友情も深まり、めいは、以前の自分には考えられないような日々を過ごしていく。そんなある日、海が一学年下に編入してくる。そして、大和と同じ中学から転校した自分が戻ってきた理由を、めいに告げるが……!?
-
第10話 他には何も
海に「めいを好きになった」と宣言されて動揺する大和は、めぐみから「ふたりがデートの約束をしていた」と聞き、めいにキツくあたってしまう。さらに、めぐみは、あさみと愛子もめいから遠ざけようとたくらんでいた。また、ひとりぼっちになる――。さびしさに襲われ、偶然出会った海の前で、こらえきれずに泣いてしまう、めい。そんなふたりが校内の噂になってしまって……。
-
第11話 パレード
不安に感じていた、あさみと愛子との友情も変わらず、めいはホッとする。そして、ついに大和とふたりきりのランド旅行へ!初めてのこと、苦手なこと、いろんな経験をしながら、めいは、一歩づつ、大和に近づいていく。一方、めぐみは、自分のもとから次々と「友だち」が離れていくことに腹を立てていた。そこへ、まるで本心を見透かすような海の言葉が突き刺さり……。
-
第12話 守ってるよ
誰も自分のことなんて好きじゃない、必要としていない――。モデルの仕事も放棄して、部屋に引きこもってしまった、めぐみ。幼いころからめぐみを知る友人・ももこは、扉の向こうに必死に声を掛け続けていた。駆けつけた大和もまた、訴える。「今の北川みたいに、1人でいいって言ってた子がいる」と。それから季節はめぐり、夏祭りの花火大会……。
-
第13話 Say "I love you"
夏祭りの夜に感じた、あたたかさ。それは、今も、めいの手の中にある。もっと、一緒にいたい――。あふれんばかりの、大和への想い。大和は、そんな、めいの心を汲むように微笑み、隣を歩く。たったひとつの「言葉」を願いながら……。そうして遠回りして帰った翌日、大和が風邪で学校を休んでしまう。責任を感じためいは、あさみや愛子たちに背中を押されて、お見舞いに行こうとするけど……!?