『BOYS BE…』

穏やかな性格で同性には人気だが優柔不断な恭一。

逆に男っぽい性格で何事にも物怖じしない姉御肌の千春。

<そんな2人は幼馴染。

そんな折、友達のマコト、美彦たちと女の子の話で盛り上がる。

その晩、千春が恭一の部屋にやって来た。

それまで千春を「異性」として意識したことがなかったが、それ以降、今までとは違う感情が恭一の中に芽生えはじめる。

そんなある日、千春が陸上部の先輩から告白される現場を偶然目撃してしまうのだった…。

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第1話

恭一と千春は幼馴染み。いつもそばにいる千春を意識したとき、彼の中には今までとは違う思いが生まれはじめた．．．マコト、美彦たちと女の子の話で盛り上がったその晩、幼馴染みの千春が恭一の部屋にやって来た。それまで千春を「異性」として意識したことがなかったが、それ以降、今までとは違う感情が恭一の中に芽生えはじめる。そんなある日、千春が陸上部の先輩から告白される現場を偶然目撃してしまい．．．
第2話

恭一と千春の仲を羨ましく眺めるマコト。「俺も恋愛して～」なんて考えて気持ちは上の空。そんなものだからよそ見をしてバイク事故を起こし、足を折って入院してしまう。そんなツイてない彼の前に現れたのはインターン看護婦の鷹野みずき。彼女の優しさにすっかり一目惚れし、「おーし！俺にも運が向いてきた！！」と一人息巻くマコトだったのだが・・・
第3話

珍しく野球部の練習に精を出す美彦。快音を鳴らして長打を飛ばす美彦を見て他の部員達は「あいつがマジメに練習来ればウチも甲子園狙えるのになぁ・・・」と嘆く。その時、美彦の打った打球が校舎へと吸い込まれる。サボる口実とばかりに入ったと思われる図書室へとボールを取りに行く美彦。ボールを探している時、台の上から女の子が落ちてきた！しっかりキャッチした美彦に対し、お礼を言う女の子は突然、美彦にキスをしてその場を去った。あくる日から美彦はその女の子を探し、図書室へと足を運ぶのだが・・・
第4話

有美、千春と一緒にカラオケBOXに向かう途中、亜紀が中学時代好意をよせていた上野と偶然出会う。彼は中学時代熱心な写真部員で、亜紀はそんな彼が好きだったのだが、高校でも写真を続ける上野に以前のような写真への情熱が感じられない。気になった亜紀は、上野が通う錦が丘高校の写真部に出向いていった。そこで亜紀が見聞きした上野の現状とは・・・・
第5話

恭一とマコトは千春の親戚の海の家「マリンハウス新田」にアルバイトにきている。本当は千春と一緒に海にきたかったのだが、彼女は陸上大会の練習で来れない。ちょっと淋しい恭一だが、元気なマコトに引っ張られてアルバイトを行う。そのアルバイト先には千春のいとこで、仕事に厳しい兄大輔と華奢でかわいい妹菜緒がいた。アルバイトとして恭一とマコトをこき使う厳しい大輔だが、妹菜緒にはとっても優しい。それにはある理由があって･･･
第6話

才能はあるのだが、今一つ熱中できなくて野球部の練習をサボっている美彦。その彼に空振りをさせた人物はなんと野球部マネージャーの夏江。彼女は3度の飯より野球がすきで自分が甲子園に出ることを夢見てセッセと練習をしている。あまりの熱意に女子は甲子園出場出来ない事を男子部員たちは言え出せずにいた。夏江に真実を告げた美彦。その後夏江の野球に対する情熱が移ったた様に、美彦は真剣に野球に取り組んでいく。そして地区大会の準決勝が始まった・・・
第7話

夏の陸上部合宿にきている千春。偶然であった大学生の岡崎を最初はカルイ男と思っていたのだが・・・恭一の海への誘いを断って陸上部の夏合宿にきている千春。だが、合宿での選考会を前に足をいためて練習が出来なくなってしまう。恭一の誘いを断った事の罪悪感と練習出来ない事で落ち込む千春。つらい気持ちの千春は恭一の事を考えながらも、合宿の地で知り合った大学生の岡崎に次第に心を開いていくのだった。そしてある夜、千春は岡崎に電話をかけてこう言うのだった。「今晩会ってもらえませんか。」
第8話

クラスの中で気が強い女と思われている佐山ショーコ。彼女が授業中聞いていて教師に取り上げられたMDプレーヤーを取り返すため、恭一はショーコと一緒に夜の学校に忍び込む事になってしまう。そんなショーコの夢はバンドのボーカリストになること。その夢を聞いた恭一は、ショーコに大阪でのバンドのボーカルオーディションに出る事を進める。距離が開いてしまった恭一と千春。恭一の心の中にショーコが入りこんでいく･･･
第9話

マコトが手に入れたPCソフト「恋愛診断ソフト」で割り出されたマコトのベストカップルの相手は、何と音羽之森美西校NO.１美少女川合恵里香だった。恵里香の中学時代からの友人の有美は、喜ぶマコトをからかっているうちにマコトのパソコンを壊してしまう。代償としてマコトから恵里香とのデートのセッティングを頼まれる有美。引き受けた有美は、まずマコトにデートの特訓をさせるのだった。
第10話

恭一と同じ美術部員の横田啄也。彼はあまりにおとなしく、存在感が薄かったので、同じバイト先のバイト仲間とは最近まで気づかなかった。そんな琢也は最近、合田玲子に片思いしている。寂寥感にさいなまれている恭一は、同じ想いを持つ琢也と行動を共にし始め、琢也の恋愛の後押しをし始める。
第11話

冬の街並みを歩く美彦はある人とぶつかつてしまう。その人物は、サンタクロースの衣装を着た有名美少女アイドル“モリジュン”こと森尾純奈だった。彼女はぶつかった事をあやまるどころか、強引に美彦にマネージャーのふりをさせ野次馬連中から逃げ出す。一度はモリジュンと別れた美彦だったが、再び野次馬に囲まれた彼女を、マネージャーのふりをして助ける。その後街のあちこちを訪れる２人だったが、わがまま娘のような彼女の口から出た自分の好きな男性の話とは・・・
第12話

２０００年の大晦日が近づいてきている。美彦と夏江、マコトと有美はそれぞれ世紀が変わる瞬間についての噂をしていた。美彦と夏江は、その瞬間一緒にいる恋人は永遠に幸せになれると噂をきいて、デートの約束をしていた。マコトと有美は、その瞬間一緒にいる恋人達の運命はリセット状態になって必ず別れてしまうとの噂を聞きつけ大晦日に会うのをやめようと相談していた。それら異なった２つの噂を、恭一はマコト達が話していた噂の方を耳に入れ、千春は美彦達が話していた噂の方を耳に入れてしまう。そして大晦日。世紀の変わる瞬間が近づいてきている。
第13話

千春と心がすれ違ったままの恭一。そんな彼は何かを振り切るように北海道へ旅立つ。旅先で偶然であったハーフの少女にあちこち紹介してもらいながら彼女の家に泊めてもらう事になる。北海道の大自然に感動した恭一はその思いをキャンパスにぶつけるのだが、その絵に対する少女の言葉に恭一はショックを受ける。「・・・・なんていうか、息苦しい絵だよね」恭一はその言葉を聴いて自分を見詰め直すのだった。そして恭一と千春の仲は．．．．