『魔法少女猫たると』
それは、遥か次元を超えた伝説の大地「ガナーシュ」の物語…。
数千年の長きにわたり、魔力による王政を司っていたキンカ族に対し、妖かしの術を操るビョウ族は反乱の兵を上げ、王家の殲滅をはかった。
キンカの族長マーター王は、王家再興を生まれて間もない姫君に託し、密かに脱出させたという。
絶大な魔力を持つというキンカの姫君の、その後の消息を知る者は誰もいない…。
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第1話 はじまり はじまり
御主人様の最中庵とともに、丘科町へ引越してきた猫のたると。様子を伺うシャルロッテとちとせは、新入りをからかうべく最中家へ侵入。だが、不気味な物音に逃げ出してしまう。たるとは大好きな庵を守るべく魔法を使うが、部屋はメチャクチャになるばかり。そんなたるとの前に現れたのは、モモンガの柿ピーだった。
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第2話
猫マニアの道明寺杏子は、自分のコレクションに入れようとたるとを追いかけていた。だが、最中家に現れた杏子に、庵は一目惚れしてしまう。一方、魔法の力を感じ取った魔女ウイローは、使い魔のポテチとナチョスにたるとの捕獲を命じる。そんな中、たるとはネコ花のことを耳にして、それを魔法で咲かせようとする。
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第3話
杏子に追い回されたたるとは、偶然ステキな空き地を見つける。しかし、同様に空き地を発見したきな子が、そこはすでに自分の“領地”だと主張する月平と激しく対立。そんなとき、たるとはちとせから、空き地にまつわる悲しい想い出を聞かされる。そこは、かつて誰もが慕い、憧れた亡き「女王様」の場所だったのだ。
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第4話
相も変わらず、町中で悪さを働くポテチとナチョス。たるとは、町の平和を守るべく孤軍奮闘するが、ポテチの化法に惑わされ、なかなか2人を懲らしめることができない。そんなさなか、逃げるポテチが線路に足をとられ、動けなくなってしまった。迫りくる電車! たるとは渾身の願いをこめて魔法の呪文を唱えた!!
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第5話
最中家に庵の母・安子がやってきた。だが、なぜかきな子は、大好きなはずの祖母と顔を合わせたがらない。一方、たるとたちはムースという家猫のおじさんのことが気にかかっていた。「きっと彼は逃げ出したいに違いない!」激しく主張するシャルロッテに気圧され、たるとたちはムースの救出作戦を開始した。
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第6話
庵は今日も新作ケーキ作りに余念がない。たるとは、彼にかまってもらえないのがチョッピリ寂しい気分……。そんな時、庵が大切にしている小瓶が何者かに盗まれてしまった! それは庵がお菓子作りの先生からもらった、かけがえのないお守りだった。たるとは庵のために、魔法を駆使して小瓶探しに奔走する!
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第7話
塩豆ヶ原は、美しい風景に彩られた絶好の海水浴場。しかしそこに行くには、お化けが出ると噂される塩豆銀座を通り抜けなければならない。さすがのたるとも、お化けはコワイ。ところが、そこの海の家に絶品のかき氷があると知った庵は、1人浜へと出かけていってしまう。たるとは、あわてて庵の後を追った!
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第8話
庵たちと荒礼山に登ることになったたると。途中、霧に巻かれて一行の姿を見失ったたるとは、ガレットをともない、山の奥深くへと入っていった。不思議なことに、そこには絶滅したはずの動物たちの姿が……。やがて2人は、キンカ魔導団の法士・サブレと名乗る老婆と出会う。ガナーシュ伝説は真実だったのか!?
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第9話
たるとは、行き倒れになっていたイリオモテ族の老人・ヌガーを助ける。彼は、幼き日の想い出の人々を追って、東の海の果てにあるという大国「アメリンゴ」を目指して旅を続けていたのだ。だが、もはやその気力さえ失いつつあるヌガー。たるとは「もう1人の自分」とともに、彼の見果てぬ夢を魔法に託した!
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第10話
たるとと柿ピーは、ビョウ族に襲われる不吉な夢をみた。だが、それを夢と片づけるにはあまりに生々しいものだった。一方、飼い猫の1人を失って憔悴する杏子の様子に、庵は改めてかけがえのない存在=たるとの大切さに気づく。それぞれの想い、それぞれの不安が交錯する中、ついにビョウ族が行動を開始する!
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第11話
ビョウ族に追いつめられたたるとは、危機一髪、落雁の助けで難を逃れた。しかし、そんなたるとを、今度は放心状態の杏子が捕らえてしまう。それを見とがめた庵は、たるとを解放するよう必死の説得を試みる。その隙をみて、柿ピーはたるとの救出に成功。だが2人の行く手には、またしてもビョウ族の魔手が……。
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第12話
ビョウ族の女戦士・チクロの手に堕ちたたると。だが、彼らが「迷いの森」に向かうことはわかっている。シャルロッテとちとせ、そしてたるとを守るべく立ち上がった町中の猫たちは、続々と「迷いの森」に集結。そしてキンカ族の生き残りであるウィローも加わって、いよいよビョウ族との最終決戦が始まった!