『テニスの王子様』
テニスの名門校・青春学園中等部に入学してきた越前リョ-マは、伝説のテニスプレーヤー・越前南次郎を父に持ち、アメリカ各州のJr.大会で4連続優勝の経歴を持つ天才少年。
テニス部入部早々、そのクールで生意気な態度を誤解され先輩達から試合を挑まれるはめになるが、圧倒的なテニスセンスで戦い抜く。
一筋縄ではいかない青学(せいがく)レギュラー陣との校内ランキング戦や、強豪校との激戦が繰り広げられる地区大会など、ライバルとの対戦を通じて、リョ-マをはじめとする登場人物の成長を描いていく。
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第24話
竜崎桜乃はあせっていた。祖母のスミレにガットの張替えに連れて行ってもらう約束だったのだが、都合が悪くなり、結局リョーマといっしょに行くことになったからだ。服を選ぶのに時間がかかり、遅刻する桜乃。一方、南次郎と桃城、および1年生トリオは、2人の後をつけることに…。 桜乃は、リョーマといっしょに職人・張替え屋辰五郎、略して「ハリタツ」のところへ行くが、道中まったく会話がはずまない。到着した後、ハリタツが気を利かせて、2人は外に出るが、あまりのリョーマの無頓着さに怒った桜乃は、1人で先に歩き出してしまう。
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第23話
都大会を目前にして、レギュラー陣の練習には特別メニューが組み込まれた。プレイスタイルで攻守を決め、ラリーを5回続けて行い、ミスした者は乾の特製野菜汁を飲むというもの。野菜汁の恐ろしさに気合が入りまくるレギュラー陣。 第1試合は河村VS海堂、第2試合は大石VS桃城。敗れた海堂と大石は、野菜汁を飲み、コートの外に飛び出していく。菊丸VSリョーマの試合はアクロバティックなラリーが続くが、5ラリーを達成した菊丸に軍配が上がった。 野菜汁を飲まされ、へばるレギュラー陣。そこへ姿を見せた顧問の竜崎スミレは、都大会の組み合わせを発表する。
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第22話
下校途中にひったくりを目撃した桃城と1年生グループ。桃城は通りがかりの自転車を強引に借り、ひったくりを追いかける。だが、その自転車の持ち主は、実は不動峰中の神尾であった。 本来の目的を忘れ、追いかけっこをくり広げる桃城と神尾。街中をくまなく駆け抜け、気がつくとストリートテニス場に来ていた。そこでふたりは、杏が氷帝の跡部にからまれているところに出くわしてしまう。桃城と神尾は急きょダブルスを組み、氷帝の跡部・樺地ペアと試合をすることに…。
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第21話
地区大会優勝を果たした青学テニス部。その情報を聞きつけた他校の生徒が、うようよと偵察にやってくるようになった。なかでもケンゾーとシュンスケのコンビは、自分たちを軽視しているテニス部仲間の鼻をあかしてやろうと、地区予選に出場した噂の1年生・越前リョーマの情報を集め始める。しかし、かんじんな情報はまったく手に入らず、桜乃らに目を奪われたり、リョーマの図書委員ぶりや桃城とハンバーガーを食べたりする様子をメモるばかりで…。
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第20話
コートに戻ったリョーマ。そのサーブは、以前にも増して鋭くなっていくが、伊武も相変わらずスポットでリョーマを封じようとする。しかし、なぜか余裕の態度のリョーマ。気がつくと、伊武はトップスピンを封じ込められ、スライスでしか返球することができなくなっていた。 リョーマは残り少ない時間で伊武に勝利する。そして青学は、都大会の地区予選で見事優勝を果たすのだった。
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第19話
青学・リョーマVS不動峰・伊武の試合は大接戦。いつにも増して積極的にプレイを続けるリョーマ。しかし、観戦している何人かが、リョーマの体に変調が起きていることに気がつく。上下回転のショットを交互に何度も打たれることにより、受ける相手の筋肉は「スポット」と呼ばれる一時的なマヒ状態におちいってしまう。これが伊武の狙いだったのだ。 「スポット」になってしまい力が入らない腕で強引に打ちにいったリョーマは、すっぽ抜けたラケットがポールに当たり、その破片で左まぶたを大きく切ってしまう。
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第18話
いよいよ青学・リョーマVS不動峰・伊武の試合が始まった。 リョーマは試合開始早々、伊武にツイストサーブをお見舞いし、一気に自分に流れを引き寄せた。しかし、伊武もツイストサーブに似たキックサーブを炸裂させ、応戦する。 一方、リョーマや南次郎と同居しているリョーマのいとこ・菜々子は、古いアルバムを見つける。そして、菜々子は南次郎から当時の思い出を聞くのだった。中学時代、南次郎は竜崎スミレの特訓を受けていたが…。
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第17話
青学・海堂の「ブーメラン・スネイク」は一同をおどろかせるが、不動峰の神尾は落ち着いてさらに自分のリズムを上げていく。その後、何度もブーメラン・スネイクを出そうと試みる海堂だが、ショットはなかなか決まらない。あせる海堂を見ていた青学・テニス部顧問の竜崎は、海堂に本来の自分の姿を思い出させようとする。我に返って気を取り直した海堂は、自分本来の粘り強いプレイスタイルを取り戻していく。そのおどろくべき海堂のスタミナは、彼が密かに積んでいた通常の3倍の練習の効果によるものだった。
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第16話
菊丸・大石ペアVS森・内村ペアの試合は、菊丸・大石が勝利をおさめる。続いての青学の海堂VS不動峰の神尾のシングルスの試合は雨により一時中止となり、はそれぞれウォームアップを続ける。 雨も上がり、海堂と神尾の試合が始まった。海堂のスネイクにあっさり追いつき、ポイントを奪っていく神尾。その驚異的なスピードにスネイクを封じられ、ペースをにぎられる海堂だが…。
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第15話
青学の不二・河村VS不動峰の石田・桜井の試合は不二の得意とするトリプルカウンターのひとつ、「つばめ返し」で青学優勢に流れ始めた。試合の流れを引き戻したい石田は禁じ手とされていた必殺技「波動球」を炸裂させる。ボールは不二めがけて一直線に飛んでいくが、河村がかばってリターン。しかし、なんとそのせいで腕を負傷してしまう。それに気付いた不二は、あっさり試合を棄権するのだった。 続けて菊丸・大石VS森・内村ペアのダブルス1の試合がスタートした。「前衛キラー」といわれる内村の顔面直撃のショットをさらりとかわす菊丸。予断を許さない試合の中、コートの外でもリョーマと海堂、神尾と伊武が一触即発状態に…。そんな中、波乱の展開を予感させるように雨が降り出していた。
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第14話
柿ノ木中が負けた…。しかも、相手は昨年大会を出場辞退している不動峰中学。不動峰の強さの秘密が、部長・橘桔平の起こした暴力事件にあるとにらんだ井上は、取材を開始する。一方、コートでは青学VS不動峰の試合が始まった。第1試合は不二・河村ペアVS桜井・石田ペア。桜井・石田のねばり強いプレイに、不二・河村は次第に押されていく。 その試合を尻目に席を立つ橘。彼に声をかけた井上は、橘本人の口から暴力事件の真相を聞くのだった。
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第13話
都大会地区予選。慣れないダブルスの陣形を玉林ペアに崩され、どんどんポイントを奪われてリョーマと桃城は苛立ちが募っていく。誰もが負けを確信したその時、二人は意外な行動に出た。コートの真ん中に線を引き、完全に守備範囲を左右真っ二つに分けたのだ。シングルスを片面でやるのと同じになり、調子が戻った二人はどんどんポイントを取り返していく。泉・布川ペアもダブルポーチ作戦で反撃するが、シングルス戦法の二人をとめることが出来ない。泉・布川ペアは再び穴だった真ん中を狙ってボールを返すが、そこにはあの“あ”“うん”戦法が待っていた。
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第12話
都大会地区予選が始まった。初戦の相手は玉林中。リョーマと桃城は自ら望んでダブルスを組む事に。不安がつのる青学一同。しかも、リョーマ・桃城ペアの相手は初めてのダブルスで負けてしまった泉・布川ペアであった。楽勝ムード漂う玉林サイドだが、リョーマと桃城には秘策があったのだ。守備位置の真ん中に打たれたサーブを“あ”“うん”の呼吸でリターンし、息の合ったところを見せつける2人。しかし、守備範囲が広いために真ん中以外のコンビネーションが全く取れていないことを見抜かれてしまったリョーマ・桃城ペアであった。
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第11話
リョーマと桃城がハンバーガーショップにいると、ある女の子に話し掛けられる。「青学のシングルのナンバーワンは部長の手塚さん、ナンバー2は不二さん」という彼女の一言に、都大会でのシングルス・ナンバー3の座をめぐり、ライバル心が目覚めてしまう。ハンバーガーの大食いで勝負のつかなかった2人は、テニスで決着をつけようと街のテニスコートに向かった。ところが、試合を始めようとしたリョーマたちに思いがけない一言が飛んで来る。「ここはダブルスのみだぜ。」リョーマと桃城は仕方なくダブルスを組むが、結局は、挑んできた高校生ペアたちを圧倒してしまう。 しかし、玉林中の泉・布川ペアとの試合になり、リョーマと桃城の“急造”ペアは、 弱点をあっさり見抜かれただけでなく、彼らの息の合ったプレイに全く歯が立たず負けてしまう。あれほどシングルス・ナンバー3に情熱を燃やしていた2人だったが、ダブルスへの情熱がメラメラと燃え上がっていくのだった。。
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第10話
もうすぐ地区予選が始まろうとしているなか、ますます練習に気合の入るレギュラーたち。 そんなある日、カチローの父親がコーチをしているテニスクラブへ、リョーマを始め、1年生や桜乃、朋香たちが遊びに行った。しかしそこへ、常連客であるあの佐々部の父親がやって来た。マナーは悪く、カチローの父を困らせ、最後には青学のテニス部までバカにするという佐々部の父親の態度に、リョーマは何食わぬ顔で 「テニスを教えて」 と試合を申し込む。 すっかり得意顔で試合を始める佐々部の父。自分の腕前を自慢するだけあって、その実力はなかなかのもの。劣勢に見えるリョーマだったが…。
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第9話
ランキング戦の結果、最終的に手塚、大石、不二、河村、菊丸、桃城、海堂、リョーマの8名がレギュラーに決定。リョーマはその証であるレギュラージャージを注文することになった。本格的に練習がスタートし、ますます意気が上がる青学テニス部。そこで、顧問の竜崎は、惜しくもレギュラー入りを逃した乾を特別コーチとして参加させる。乾はレギュラーの身体強化にと重り入りのパワーアンクルを足に装着させ、カラーコーンによる打ち分け練習をさせる。そしてミスした者には特製の野菜汁を飲ませていくのだった。次々と野菜汁の犠牲になっていくレギュラーたち。へたばっているレギュラー陣へ乾はさらに的確なレベルアップへの助言を行うが、負けん気の強さで、まだまだやる気のメンバーであった。
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第8話
リョーマは乾に打球の方向を予告し、その通りにショットを返し始めた。乾もリョーマの球筋を読んで素早くポジションに踏み込むのだが、リョーマはそれよりも早く反応し、乾のショットに追いついていく。両足で軽く跳び、つま先で着地。ボールの来る方向に素早く追いついて打ち返す。この「スプリットステップ」と呼ばれるステップをリョーマは独自のスタイルで行い、通常より一歩半早い移動を可能にしていたのだった。こうして、リョーマのスピードは乾の予想を上回り、乾はコースが読めても対応できない状態に追い込まれていくのだった…。
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第7話
ランキング戦で、3年レギュラーの乾と対戦することになったリョーマ。データを活用してプレーする乾の頭の中には、これまでのリョーマの試合のデータがすべて入っていた。次にリョーマが打ってくる場所をことごとく読んでいく乾。いくらリョーマが素晴らしいショットを打っても、乾にはまったく通用しない。 乾の戦法を知ってからも、自分の戦い方を変えようとはしないリョーマ。しかし、次第に苦しい展開になり…。
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第6話
青学で校内ランキング戦が繰り広げられる中、「月刊プロテニス」 の記者・井上と芝はリョーマの父・越前南次郎の元を訪れていた。初めて会う伝説のプレーヤーのあまりにもおちゃめな素顔におどろく芝。一方の井上は、南次郎のヒマつぶしのテニスに付き合うことに。 井上のショットをいとも簡単に打ち返す南次郎。一方で、井上は息子リョーマについて南次郎へ質問をぶつけていくが…。
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第5話
一同が見守る中、リョーマと海堂の試合は進んでいく。得意のスネイク・ショットで襲いかかってくる海堂。一方、リョーマは抜群のダッシュ力で追いつき、打ち返していく。 思わず感心する堀尾たちだが、海堂が放つスネイク・ショットの真のねらいは、相手を左右に走らせ、徐々に体力を奪っていくことにあった。どんどん体力を消耗していくリョーマだったが…。
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第4話
校内ランキング戦が始まった。 ランキング戦とは、毎月2、3年生全員で試合してレギュラーメンバーを決めるリーグ戦。4つのブロックに分けて上位2名、計8名がレギュラーとして選ばれる。リョーマは、「マムシ」の異名を持つ2年の海堂、徹底したデータ戦略をとる3年の乾といったレギュラー陣がいるDブロックに振り分けられた。 1回戦、2回戦と順調に勝ち進んだリョーマは、次の試合で海堂と対戦することになるが…。
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第3話
グラウンドでは朝練のテニス部1年が口々にリョーマと桃城の試合のことを話している。堀尾たちは「校内ランキング戦」について盛り上がり、堀尾のあまりに得意げな様子に、2年生部員も堀尾をリョーマと思い込む始末。いっぽうでリョーマは、桃城との対決がうそだったかのようにひょうひょうとしているのだった。 テニス部顧問の竜崎スミレとテニス部長の手塚、副部長の大石は、校内ランキング戦の組み合わせを考えていたが、リョーマのことを気に掛けていた。それは、1年生は夏までレギュラーになれないと決まりがあるからだったが…。
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第2話
テニスの名門・青春学園中等部は入学式を迎えた。テニス部の顧問である竜崎スミレのもとには、「月刊プロテニス」の記者・井上が顔を出していた。手渡された雑誌には、往年の名プレーヤー・越前南次郎の姿がある。当時をなつかしく語る井上に、はぐらかすような態度を取るスミレ…。そんな中、青学に入学したリョーマが大きなテニスラケットケースを持って歩いていると、同じクラスで、テニス部入部希望の堀尾に声をかけられる。ふたりがテニスコートに向かうと、さらに同じく1年生でテニス部入部志望のカチロー、カツオに声をかけられた。1年生たちは、荒井率いる2年部員にサーブ缶倒しゲームを持ちかけられるが…。
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第1話
竜崎桜乃はピンチにおちいっていた。電車内で佐々部たち高校生集団がわがもの顔でテニスラケットをふりまわしている。そのとき、佐々部のうんちくに意見する少年が現れた。まちがいを指摘されて返す言葉がない佐々部たち。 駅についた桜乃は、その少年にテニス大会会場の場所を聞かれる。それは桜乃の行き先と同じだったのだが、間違えて逆の方向を教えてしまう。迎えにきた桜乃の祖母(テニス部顧問)スミレから“遅刻は失格”と聞き、心配しながら会場に向かう桜乃。 やはり少年は失格になっていた。一生懸命にあやまる桜乃。そこへ運悪くまたも佐々部たちが現れて……。