プログラマーの佐伯柊一は、都会での生活に虚しさを感じ、田舎町に移り住むことを決めた。
引越しの前夜に柊一は、弱っているもののけ 「わらし」 に出会う。
彼女は近代化された都会の建物には住むことが出来ず、男の精を糧にしてかろうじて生き延びていたのだ。
柊一は、この不幸なもののけを、田舎の引っ越し先へと連れて行く。
田舎での奇妙な同居人との生活に、柊一は求めていた安らぎを感じるのだが…。