『監獄戦艦』
人類が宇宙へと広がりはじめた時代。
人類の版図は太陽系全域へ広がっていた。
やがて地球を故郷としない“宇宙人類”が増大し、それまでの地球中心主義を是正するため、各植民星の主権を認めた宇宙連邦政府が発足する。
主人公、ドニ・ボーガンは宇宙連邦軍の少佐であり、要人輸送用の戦艦ジャサント号の艦長。
しかし、主人公とジャサント号の乗員は、地球生まれの市民“旧人類”中心の政治グループ「ネオ・テラーズ」に属する特殊部隊という裏の顔を持っていた。
彼らは権益を主張し合い敵対関係にある“宇宙人類”中心の政治グループ「ニュー・ソラル」派の重要人物の暗殺や誘拐を得意任務としていた。
今回ターゲットとなったのは、「ニュー・ソラル」派の新進気鋭の才女、リエリ・ビショップ中佐と、その副官ナオミ・エヴァンス少佐。
彼女たちは、地球で開かれる連邦政府会議で、「ネオ・テラーズ」派の大物政治家が地球のために行っている非合法活動の証拠をつきとめ、告発するつもりらしい。
そこで彼らは、もっとも得意とする洗脳任務によって、二人の美女将校を洗脳し、自分たちにとって都合のいい人物に作り変える計画を立てたのだった。
「明日、惑星タイタンに寄り、二人を乗せ地球へ向かう。この艦の設備を使い、移送中に二人を洗脳する」
主人公と彼女たちには少なからぬ縁があった。
それは深く刻まれた屈辱の思い出、いつか復讐を果たすために主人公は顔を整形してまで今の地位を手に入れていたのだ。
「さあ、どうつくり変えるか……リエリ・ビショップ、ナオミ・エヴァンス。 お前たちのために特別プランを……ずっと考えてきた」
ジャサント号は惑星タイタンに進路を向け、静かにその巨体を宇宙に泳がせはじめた。
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