- 名前:ダクネス
- 英語名:Lalatina Ford Dustiness
- 中国語の名前:达克妮斯
- 他の名前:达斯堤尼斯·福特·拉拉蒂娜 / Raratina Dustiness Ford / ダスティネス・フォード・ララティーナ / Dukunesu
- 性別:女
- 誕生日:4月6日
『ダクネス』
作中では主にダクネスと呼ばれる。カズマのパーティーのクルセイダー。大貴族ダスティネス家の令嬢。冒険者として可愛らしい本名で呼ばれるのを嫌がっているため、普段は「ダクネス」と名乗っている。18歳(WEB版では22歳前後)。ビジュアルは金髪のロングヘアーを纏めてポニーテールにしている。碧眼の美人で豊満な(カズマ曰くエロい)身体を持つがクルセイダーとして鍛えたがゆえに腹筋が割れているのが本人の悩み。普段は鎧を着込んでいるが、鎧を外した時は黒タイツの状態で過ごし、屋敷ではピンクのネグリジェを着ているため、度々カズマにエロい目で見られている。身長はカズマ(165cm) よりも高く、170cm前後。誕生日は4月6日。一人称は「私」。
ジャイアント・トードに粘液まみれにされ酷い目に遭うカズマ達がパーティメンバーの募集をしていることで加入を希望し、翌日には友人であるクリスがカズマに酷い目に遭わされる(パンツを「スティール」で脱がされる)のを目の当たりにしたことで改めて加入を強く申し出るが、結局は直後に起きたキャベツの討伐イベントを得て自然にパーティに加わった。
実家の影響力が高く、貴族としての権力はとてもあるものの、少々頭が堅く権力を行使することを良く思わないとも考えており「滅多な権力行使はしない」と決め込んでいる。カズマが裁判に掛けられた際は極刑になるところを処分保留に留めたり、カズマ達から緊急事態としてアテにされた時のみ渋々権力を使っている。普段はクールかつ生真面目で、自分への罵倒はご褒美にしかならないが、それが仲間に及ぶと一転、容赦がなくなる。カズマに対して好き放題言っていたミツルギに「礼儀知らずにもほどがある」と激昂したり、冬将軍に殺されたカズマがアクアの手で蘇生した際はめぐみんと共にカズマに抱きついて喜んだり、カズマが裁判に掛けられる事になった時は裏切ろうとしたアクアやめぐみんとは違って最後までカズマを庇うなど非常に仲間想いである。アイリスがカズマの功績を疑う発言をした時には一貴族に過ぎない身分であるにも関わらず王女であるアイリスの頬を叩き謝罪を要求、激昂したクレアの剣の一撃を生身の片腕一本で止めカズマを庇うなど、パーティへの想いは一国の王女への忠誠心よりも大きい事を身を以て示している。またエリス教の信者で、その証であるペンダントを所持している。信仰心はかなり深く、毎日エリス教会を訪れては「仲間が欲しい」と祈り、戦死者が出た際は弔うために黙祷を捧げていた。
貴族令嬢としてそれらしい振る舞いはしながらも、自ら痛みを受けて快感を得ることを何よりも好み、魔王軍に対しては「蹂躙して無理矢理言うことを聞かせられる」、モンスターに対しては「強い痛みを与えてくれる」などと勝手に認識しており、戦闘になれば何とか攻撃を受けようと最前線に躍り出ては皆の盾になるという建前で「的」になり、また味方からの攻撃魔法で敵もろとも標的にされる事に無上の喜びを感じている。自分を妻に娶ろうとする男は、見た目冴えない甲斐性なしで年中発情しているスケベなのは必須条件、借金をダクネスの体で稼がせようとする男をタイプとするなど、身体的のみならず内面をも口汚く罵られることを望む真性のドMであり、興奮すると言動がやや幼児退行化する。反面、自分に好ましくない痛みを負った場合は感情的になる一面もあり、実際にドレインタッチのためにカズマに首元を触られた際は激怒して彼に掴み掛ったり、本気で怒った時には「ぶっ殺してやる」などと過激な発言をしていた。
ハンスがポイズンスライムに変態した際には飛び散った猛毒の破片から仲間のみならずアクシズ教団の教徒を身を挺して助けているが、猛毒に対しては防御スキルで生命の危険はない反面、解毒に激痛が伴い本人曰く死ぬか死なないかの瀬戸際に快感を覚えている。また、アルカンレティアを訪れた際もエリス教の信者である事を理由にアクシズ教の信者達から酷い仕打ちを受けても平然と快感を覚えていたばかりか、ペンダントを外すようカズマから指摘されてもなお断り続けたり、挙句の果てには「ここに住まないか」と発言するなど、性癖を発揮している。
戦闘においては不器用故に剣を扱うのが壊滅的に下手なのに得物は攻撃力に特化した両手剣でスキルを取得すれば剣の命中率が上がるのに頑なまでにそれを拒む。攻撃は全く当たらない反面、スキルポイントの全てを防御(物理・魔法・状態異常)系スキルに割り振っているため、防御力は並外れていて、鎧もアダマンタイトを少量含んだ特注品。普段パーティメンバーをあまり良く言わないカズマも「ウチのクルセイダーは世界一硬い」と絶賛する通りおそらく作中最強。文字通りパーティの盾として、嬉々として敵の攻撃を一手に引き受ける。簀巻きにされ馬で市中引き回される程度は逆に喜んで興奮するほど。ありとあらゆる攻撃を己の肉体と鎧(衣服)だけで耐え抜き、怪我する事はあっても死亡した事はない。防御力だけでなく膂力も猪の突進、複数の騎士の剣撃程度なら身一つで受け止めるほど強く、ダクネス愛用の防具は篭手一つ付けただけでカズマは身動きが取れなくなるほどの重量。カズマのパーティに加わるまでは様々なパーティで前衛を務めており、攻撃はともかくとして盾職としての評価は高い。また聖属性(アクアの浄化魔法の巻き添えや涙など)に当てられてウィズが弱ってしまった時はカズマのドレインタッチを介して体力を分け与えるのも専ら彼女の役目。
パーティ加入後も自らの性癖のための行動を最優先しようとしたり、不器用さから度々足を引っ張っているものの、反面ではカズマ達との冒険を共にしていく内にそれなりの信頼関係が芽生え始め、徐々にカズマ達を守りたいと思うようになる。元々はダメな男が好みなため、ニート属性のカズマに(ダメな意味で)惹かれ始めるが、カズマがアルダープの陰謀からダクネスのみならずダスティネス家そのものを救うと気持ちは決定的なものになり、好みのタイプはダメな男から変化してカズマ自身とまで言い切るようになる。すでにめぐみんがカズマに気持ちを伝えた後だったため、カズマが自分を含めメンバーの誰かと結ばれれば今のパーティの関係は変わってしまう事を最初は危惧していたが、次第にその危惧をも越えてしまうほど気持ちが溢れてしまいカズマに告白するも、めぐみんがいることを理由に振られた。それでも、二人きりになった時などは(不器用ながらも)カズマにアプローチを仕掛けては途中で誰かに見つかるのが定番。その度に「エロネス」や「痴女ネス」などと呼ばれたりしている。