- 名前:アルバス
- 英語名:Albus
- 中国語の名前:阿尔巴斯
- 性別:女
『アルバス』
魔女への迫害の終結を標榜する“ゼロの魔術師団”に所属する子供の魔女。魔女なのでアルバスは偽名である。魔術師団で魔法を学び、更なる力を求めて傭兵の首を狙って襲い掛かっていたところ、ゼロの介入によって失敗。その後ゼロが魔女であり、さらにゼロの書の作者であることを知り、魔術師団の拠点に招待する。魔術師団の拠点に王国側の魔術師として現われた十三番に捕らえられ、協力を拒否したため処刑されそうになるも、傭兵とホルデムに救われる。魔術師団を統率する“あの方”を信頼し付き従っていたが、ゼロの仲間を殺し魔法書を盗み出していたことを知り、魔術師団に戻らないことを決め、魔女と王国の対立を解決するため独自に行動を起こす。
詠月の魔女ソーレナの孫娘。身の安全のために立場を偽り少年のような言葉遣いをしていたため、当初は傭兵に男と思われていた。傭兵には「坊主」、ゼロには「わっぱ」と呼ばれる。ウェニアス王国での騒動が終結した後は、ソーレナの後継たる詠月の魔女として、ウェニアス王国の国家魔術師団“ソーレナの火”の代表に収まり、広く散ってしまった魔法の管理に努める。
ウェニアス王国で魔女狩りが禁止された後はウェニアス王国を巡る各国の情勢が激しく変動しており、それを巡る各国の腹の探り合いにうんざりさせられている。時同じくしてゼロたちが黒竜島の一件に巻き込まれ連絡がとれなくなったことでさらに苛立ちを強めているが、サナレが書いた偽の手紙により必要最小限の連絡しか求められていないと誤解してしまう。ゼロ達から期待されていた精神的な成長も実は全くしていなかったらしく、和解したはずの十三番からの助言を拒否し十三番からは半ば愛想を尽かされていた。更にソーレナの魂と偽ったサナレにより十三番が謀反を起こすと疑い彼に対する追討を計画し始めてしまい内政の混乱を招いてしまう。
決別した教会に対抗すべく獣堕ちを人間に戻す政策を宣伝するも、十三番が欠けた状態での魔術師達だけでは力も数も足りず、人間に戻る順番を待つ獣堕ちが大量に発生し食人衝動による問題を引き起こしてしまう。苦肉の策として順番を待つ獣堕ちは城の最深部にある牢屋に監禁するという非人道的な手段に手を出してしまい、後に全てを十三番の責任として押し付ける行き当たりばったりな政治手腕をゼロから厳しく批判されてしまう。
自身がウェニアス王国をまともに運営できていると誇示するため全世界の要人を集めパーティーを開くも監禁していた獣おちの暴走で失敗、ゼロからの叱責やサナレの教唆により精神的に追い詰められ、ウェニアス王国に集まった全世界の要人を人質に全世界相手に全面戦争をしかけるという暴挙に出る。本格的な行動を開始した泥沼の魔女から用済みと判断されたことで消されかけるが、十三番が命懸けでアルバスを守ったことで何とか生き延びる。
十三番が自身の落命と引き換えにアルバスを救ったことでようやく自身の今までの行いを反省し改心する。その後は地道な国家運営に精を出している。