- 名前:キリト / 桐ヶ谷和人
- 英語名:Kazuto Kirigaya
- 中国語の名前:桐人 / 桐谷和人
- 他の名前:Kirito / きりがや かずと
- 性別:男
- 誕生日:2008年10月7日
『キリト / 桐ヶ谷和人』
外伝を除けば本編全般を通しての主人公。
誕生日は作中の2008年10月7日[2][3]。
埼玉県川越市在住[4]。
自宅の最寄駅は西武新宿線本川越駅。
電撃文庫の特典しおりによれば身長163cm。
中性的な容姿で整った顔立ちだが、本人は好ましく思っていない。
生まれて間もなく事故で両親を失い、母の妹夫婦である桐ヶ谷家の養子となる[5][6]。
10歳の頃に自身の生い立ちを偶然知って以降、他者との関わりを恐れ人付き合いが不得手な少年へと成長し、精神の安寧を仮想世界の中に求めるようになる[7]。
14歳の時にSAOの事件に巻き込まれ、仮想世界に関わる数々の事件を経て精神的に成長していく。
『このライトノベルがすごい!』(宝島社)の男性キャラクター部門では、2012年、2013年、及び2018年に1位に選ばれている[8]。
「両手を限界まで広げてすべてを受け止め、自らはそれを投げ捨てることはない」とアスナが評するその性格[9]故に、作中の多くの人物から信頼され、特に女性から好意を寄せられていることも多いが、本人はアスナを一途に愛し強い絆を持つ。
また、SAO事件でサチをはじめとする『月夜の黒猫団』のメンバーの死に直面し、そのトラウマから全てを一人で背負い込もうとする傾向が強い。
同事件では他にも多くの仲間を失い、また自身もやむを得ずとはいえ犯罪者プレイヤーを殺害するなどして負った心の傷はUWから帰った後も癒えておらず、未だにSAOサバイバーの知己の多くについては安否を調べることができずにいる[10]。
同性の相棒で親友だったユージオをUWで失ったことで、彼と同等の同性の友人は二度と作れないとすら思っているが[11]、SAOやUWでの経験から自分のすべきことを定め、仮想世界を現実世界に役立てるために茅場の出身校である東都工業大学への進学を決意する。
VRMMOプレイヤーとして高い仮想世界適性を持っており、ずば抜けた実力を有する。
戦闘では、盾無しの片手剣を操る戦闘スタイルで、一撃の重さを重視した物理攻撃を好み、多彩なソードスキルを扱う。
SAOではユニークスキル「二刀流」の所持者に選ばれ、SAOや新生ALOでは数々のシステム外スキルを考案する[注釈 1]。
「二刀流」は基本的に封印しており、安全上の問題がなくなった旧ALO以後もゲームが遊びでなくなった時にのみこれを解禁する。
GGOでは銃弾の予測線から弾丸を斬り払ったり、視線から相手の狙撃先を読むといった離れ業を見せる。
SAO事件での経験から、私欲を動機にした裏切りや騙し討ちによるPKに対しては遊びであっても厳しい態度を取る[12][13]。
アバターはどれも黒を基調とした防具で統一しており[注釈 2]、動きを阻害する金属防具は好まない[14]。
旧ALOでは種族はスプリガンで逆だった髪型で大剣を装備していたが、新生ALOではキャラデータを初期化し、ユイの要望で程なく髪も下ろしている。
GGOでは、長髪の女性と見違うレアアバターで光剣と自動拳銃による変則的な二刀流を扱う。
UWでは、巨木ギガスシダーの枝から作られた漆黒の剣「夜空の剣」を専用武器として振るう。
URではこれまでと異なり金属製の装備と長剣を装備し[14]、黒豹型モンスターを調教して従えている[15]。
作者の川原礫によると、特定のモデルはいないとの事[16]。