- 名前:茅場晶彦
- 英語名:Akihiko Kayaba
- 中国語の名前:茅场晶彦
- 他の名前:かやば あきひこ
- 性別:男
『茅場晶彦』
天才的ゲームディベロッパーにして量子物理学者。
SAOの開発ディレクター[87]。
本作に登場する仮想世界に関する科学技術のほぼ全ては彼の研究開発によるもの。
SAO事件の発生当時で30歳[88][注釈 24]。
東都工業大学重村研究室出身。
幼少期から「真の異世界の具現化」を狂心的に渇望しており、学生時代には天才としての頭角を現す一方[注釈 25]、自身の目的のためなら手段を選ばない危うさを垣間見せていた。
作品紹介に書かれている「これはゲームであっても遊びではない」という言葉は、元々彼がマスコミからのインタビューで語っていたものである。
SAO正式サービスの初日にデスゲームを宣言し[87]、現実世界では長野県の山荘に潜伏してGMとしてゲームを監視する。
その一方、外見を偽装したアバターで一般プレイヤーに紛れ込み、SAO最強のギルド血盟騎士団を結成し[89]、ギルドの団長「聖騎士ヒースクリフ」となり[注釈 26]、進行役として攻略組を先導する。
攻略が第95層に達した時点で正体を明かし、SAOの最終ボスとして第100層にてプレイヤーたちと雌雄を決する予定でいたが[90]、75層攻略直後にキリトに正体を看破される[91]。
その報酬として本来の予定を前倒しにして、SAOクリアを賭けたキリトとの激闘の末に相打ちに近い形で敗れた[92]。
SAOがクリアされると同時に、自身の脳に大出力のスキャニングをかけることで自身の記憶・人格をデジタル信号としてネットワーク内に遺すことを試み、脳が焼き切れて肉体的に死亡するが、電脳化には成功する[93]。
自身はログアウト可能でGM権限を有し、システム的不死となる保険を密かに設定していたが、攻略では一定の筋を通しており、正体発覚後はシステム保護を解除してキリトと正々堂々と戦っている。
その姿勢は後に「どんな場面でも臆さなかった」とキリトから称され、決して許されない罪を犯しながらももう一つの現実を追い求めた意志はキリトに大きな影響を与え、仮想世界と現実世界のあり方を考えさせるきっかけになっている。
SAO事件後、拡散したデータの状態で電脳空間を彷徨っていたが、ALOでアスナを救出するべくオベイロンと戦うキリトの叫びにより覚醒[94]。
その思考模倣プログラムがキリトにALOの管理者権限を与え、勝利に繋がった[95]。
戦闘後はキリトを助けた代価として、仮想世界を作り出すプログラムである「世界の種子(ザ・シード)」を託し、再び電脳空間へと姿を消す[96]。
その後は行方を眩ましていたが、UWで戦うキリトたちの危機に際し「オーシャン・タートル」に現れ、敵の攻撃を受けながらも暴走寸前の原子炉を停止させ、再び電脳空間に戻っている。