- 名前:ユイ
- 英語名:Yui
- 中国語の名前:结衣
- 他の名前:唯
- 性別:女
『ユイ』
キリトとアスナが新婚生活を送っていた、SAOの第22層の森に倒れていた幼い少女[22]。
その正体はプレイヤーの精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能(AI)[注釈 6]。
誕生日は8月1日(キリトとアスナが決めたらしい)。
純然たる人工知能でありながら、人間顔負けの豊かな感情表現を見せ、SAOから引き続く人間観察を経たその感情模倣機能は、自身は「紛い物」と自嘲するものの知らない人間はほぼ違和感を持たないレベルに達しており、ストーリーが進むごとに機能の追加やAIとしての成長が見られ、世界最高のトップダウン型AIへ成長している。
SAOの開始直後にシステムからプレイヤーに接触することを禁止され、キリトとアスナに出会った頃は、プレイヤーの負の感情をモニタリングしつつ、その解決のための行動を起こせない矛盾から崩壊寸前に陥っており、データ破損によって名前以外の記憶を失っていた[23]。
自身を保護してくれたキリトとアスナを「パパ」「ママ」と呼んで慕うようになり、記憶が戻った後も両親のように慕い続ける。
キリトとアスナも実の娘のように可愛がっており、リーファやシノン達も妹のように接している。
アスナ同様にキリトの女性関係には目を光らせており、二人の夫婦関係にも口を挟むこともある。
SAOではキリトたちの窮地を救うためにGM権限を行使し[注釈 7]、そのことでシステムから消去されそうになるが、キリトの尽力でアイテムとして保存されて消滅を逃れる[24]。
旧ALOにて復活を遂げ、アスナの奪還後はキリトのPCに本体を置いている。
その後、キリトにより開発された視聴覚双方通信プローブや民生品として普及したオーグマーにより、現実世界でも限定的ながら見る・聞く・話すことが可能となる。
作中ではAIとしての高い能力を発揮し、ゲームシステム内外の情報収集や情報提供に活躍し、システムへのクラッキングや現実世界のプレイヤーとの連絡役までこなしている。
URではシステムアクセス権を剥奪されて人間形態のプレイヤーとしてサバイバルに巻き込まれるが、キリトやアスナと同じ立場となれた状況を少し嬉しく思っている。
特に「ゲーム上での死」に対する恐怖には新鮮さと興味深さを感じている[25]。
URではキリト達の手ほどきでソードスキルを使うほか、魔法の使用も可能なキャラ育成を行っている。