- 名前:オベイロン / 須郷伸之
- 英語名:Nobuyuki Sugou
- 中国語の名前:奥伯龙 / 须乡伸之
- 他の名前:アルベリヒ / Oberon / すごう のぶゆき / Sugō Nobuyuki
- 性別:男
『オベイロン / 須郷伸之』
総合電子機器メーカー「レクト」のフルダイブ技術研究部門の主任研究員[159]。
明日奈の父の部下の息子であり、その信頼も篤い[160]。
能力的には優秀で人の良い好青年を演じているが、目上の人間がいないと衝動のままに人をこき下ろし、その本性は冷酷非道で利己的な野心家。
明日奈の両親の前では猫を被っていたが、結城兄妹からは嫌われていた。
茅場の後輩だが、自身よりも優秀で想いを寄せていた神代が茅場の恋人だったことから、茅場に憎悪と嫉妬を抱いていた。
現実世界ではALOの運営に携わる裏で、人間の記憶・感情・意識をコントロールする研究を進めるために、人体実験の被験体としてアスナを初めとした約300人のSAOプレイヤーをALO内の研究施設に拉致する[注釈 47]。
研究成果と意識が戻らない明日奈と結婚して「レクト」を手に入れ[注釈 48]、これらを手土産にアメリカの企業に自身を売り込むことを企む[161]。
ALOでは妖精王オベイロンとしてGM権限を持ち[162]、世界樹上層に捕らえたアスナを女王ティターニアに見立てて自分のものにしようする。
世界樹を攻略して再会したキリトとアスナに対して、GM権限を悪用して二人を蹂躙するが[163]、ネットワーク上に彷徨う茅場によってキリトにGM権限を奪われて敗北する[164][165]。
その後、現実世界で覚醒した明日奈に会いに病院に来た和人を待ち伏せして殺害を図るが[166]、返り討ちにされそのまま警察に逮捕された[167]。
逮捕後[注釈 49]は、黙秘に次ぐ黙秘、否定に次ぐ否定、挙句に全てを茅場に負わせようとするなど醜く足掻きに足掻くも、部下の1人が重要参考人で連行された直後あっけなく全てを自白する[167]。
裁判[注釈 50]が始まってからも精神鑑定を申請するなど手段を選ばず足掻き続け、第一審で実刑判決が下るも控訴して東京高裁で係争中[注釈 51]。
アリシゼーション編で、海外逃亡を画策していたことで保釈申請を却下されていることが明らかにされる。