- 名前:ブレイン・アングラウス
- 英語名:Brain Unglaus
- 中国語の名前:布莱恩·安格劳斯
- 他の名前:武艺求道者
- 性別:男
『ブレイン・アングラウス』
刀を武器とする抜刀術の達人。一介の農夫として生を受けるも剣術に天賦の才を持っていたためその道を歩む。
かつて行われ、ガゼフを現在の地位に押し上げる契機となった王国の御前試合において彼と戦い、惜敗とは言え、生涯初の敗北を喫する。そこで一旦は打ちひしがれたものの、一念発起し愚直に力のみを求める求道者と化した。この試合によって再び表舞台に立った時も冒険者などからの知名度は高く、屈指の兵として認識されていた。
己を磨く環境に適しているとして、身の置き場として選んだ半ば野盗の傭兵団がナザリックに目を付けられたことが二度目の人生の転機となる。シャルティアに挑んだものの赤子と大人以上の力の差を見せ付けられ完全に敗北。
ウェブ版では情報収集の一環として、シャルティアに吸血され彼女の眷属となったことから絶対の忠誠を捧げ、その美に陶酔するようになった。その後は与えられた仕事をこなしつつ、かつての部外者としての目線でナザリックの様々な規格外さに怯えつつも畏怖の念をもって見つめ、日々を送っている。
書籍版ではシャルティアに文字通り遊ばれた後、心折れたまま何とか逃亡に成功した。王都まで落ちのびた後、ガゼフと再会し見る影無い姿に愕然とした彼に保護され、一宿の恩を受ける。やや落ち着きつつも気力を取り戻すことは叶わなかったが、セバスの規格外の殺気とそれを受けても自分とは違って膝をつかなかったクライムを目撃した。駆け寄り教えを乞うたが、続く彼らの言葉から本当の強さがいかなるものかをクライムを通して知ることで、折れた心を立て直す。続く流れでセバスによる娼館突入にクライムと共に同行し肩を並べて戦い、サキュロントを一蹴する。
間髪入れず行われた八本指の拠点を急襲する作戦、ヤルダバオトの討伐作戦においてもクライムを支え、その流れの中で王国に仕官することになる。そして、作戦の中で再会したシャルティアと交戦し、その小指の爪を切るという彼我の戦力差を考えれば奇跡に近い成果を挙げた。
その後も王女付きの兵士としてクライムと行動を共にしており、ガゼフが絶望的と分かっていてもアインズに挑んだ一騎打ちの証人となる。