『ガゼフ・ストロノーフ』

王国戦士長。自ら鍛え上げた国王直属の精鋭を指揮し、王国最強を謳われて近隣諸国にその名を轟かせる男。既にその力量は英雄に及ぶとも言われる。南方の血を引いており、この地域では珍しい黒髪黒目の持ち主。「六光連斬」を代表とする複数の武技を操り、究極の武技をも使いこなすと言う。一介の平民から身を立てたため無辜の民を慮る想いが強く、自らを陥れる罠と知っていてなお民のために危地に飛び込むなど精神面でも優れた好漢である。その分、貴族派閥に属する者たちなどからは疎まれている。良くも悪くも武辺者であり、私生活も質素そのもの。あくまで王の剣であろうとする心持からか、

政治的に微妙な位置にいるにも関わらず、宮廷での政治闘争とはあまり関わりを持とうとせず、貴族位も与えられていなかった。王への忠誠心も強く、王国に伝わる五宝物全ての装備を認められている。大虐殺の際に、ウェブ版では生存。書籍版ではアインズからの勧誘を蹴り、一騎打ちを申し込んで成立させるも彼我の実力差を埋めることは出来ず、一撃で葬られる。アインズはカルネ村での一件以来、彼に好感を抱かれており、その最期には敬意と尊敬さえ持った態度で接した。