『荒木飛呂彦』
荒木 飛呂彦(あらき ひろひこ、1960年〈昭和35年〉6月7日-)、荒木利之のペンネーム、は、日本の漫画家。
宮城県仙台市若林区出身。
東北学院榴ケ岡高等学校卒業、仙台デザイン専門学校卒業。
宮城教育大学中退。
既婚者で二女の父。
1980年(昭和55年)、「武装ポーカー」でデビュー(荒木利之名義)。
代表作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)1987年1・2号から連載開始された『ジョジョの奇妙な冒険』。
同作品は複数の部に分かれ、主人公や舞台を変えながら35年以上に渡って連載され続けており、全シリーズを合わせた全世界累計発行部数は1億3000万部(2022年1月時点)を突破している。
略歴
生い立ち
幼少期から「ひとりの世界」に浸るのが好きで、早くから漫画も描いていた。
中学時代には剣道部に所属。
この頃には、漠然と漫画家になりたいと思っていたという。
当時は梶原一騎の漫画作品『巨人の星』(川崎のぼる画)、『あしたのジョー』(ちばてつや画)などを愛読、また白土三平の忍者・歴史漫画『サスケ』と『カムイ伝』の理論的な作風に影響を受けた。
小説では江戸川乱歩や『シャーロック・ホームズ』シリーズをよく読んでいたという。
なお、荒木には4つ下に双子の妹がおり、この2人の仲が良かったことから、「家族の中で疎外感を抱いたため、ひとりで何かを楽しむことが余計に好きになったのだと思う」とインタビューで語っている。
高校時代はロードレース部に所属。
この頃に横山光輝のサスペンス作品を愛読する。
荒木曰く、子供の頃に流行した漫画作品はほとんど読んでおり、「ジャンプ」は週刊も月刊も隅から隅まで読んでいた。
当時好きだった作品は『リングにかけろ』、『コブラ』、『サーキットの狼』、『荒野の少年イサム』、『包丁人味平』など。