『七都市物語 ～北極海戦線～』

チャールズ・コリン・モーブリッジ・ジュニアは、祖国より遠く離れたニューキャメロットの地で亡命生活を送っていた。

祖国アクイロニア奪回の野心に燃える彼は、亡命地ニューキャメロットで利を説き、遂に武力干渉の約束をとりつけるに至った。

ニューキャメロットの戦いの指揮をとるのは、ケネス・ギルフォード准将。

くだらない野心家のために働くという立場は不愉快なものであったが、ギルフォードは用兵家として最善を尽くすつもりであった。

一方、ニューキャメロットの侵攻を知ったアクイロニアの元首ニコラス・ブルームは、友人であり知謀と外交能力に優れたリュウ・ウェイに相談する。

リュウは、外交手段で隣接するクンロンに中立をとりつけ、ニューキャメロットの後方タメデッカと交渉してその背後を脅かす策を主張する。

そして、敵を迎撃するための士官として、アルマリック・アスヴォール（通称A. A.）を推薦した。

かくしてアクイロニアとニューキャメロットの戦いが始まった。