- 地域:日本
- タイプ:TV
- 正式名称:うどんの国の金色毛鞠
- 英語名:Udon no Kuni no Kiniro Kemari / Poco's Udon World
- 中国語の名前:乌冬面之国的金色毛毬
- 他の名前:乌龙面之国的金色毛毬
- 放送開始:2016-10-08
- 放送状況:放送終了
- タグ:日常 / 癒し / 家族 / 漫画改
- 監督:宅野誠起 / 臼井文明
- シナリオ:遠藤智樹 / 高橋ナツコ / 池田臨太郎
- 絵コンテ:山田雅之 / 大石康之 / 臼井文明 / 井出安軌 / 茉田哲明
- 演出:大石康之 / 大塚隆寛 / 山田雅之 / ヤマトナオミチ / 山内愛弥
- 制作会社:ライデンフィルム
- 制作協力:グラフィニカ / 旭プロダクション
- 製作:「うどんの国の金色毛鞠」製作委員会
- Copyright:©篠丸のどか・新潮社 / 「うどんの国の金色毛鞠」製作委員会
- 家族:うどんの国の金色毛鞠
- Rating:12+
『うどんの国の金色毛鞠』
俵宗太30歳。
故郷に戻って出会ったのは、うどんとかえるが大好きで耳としっぽがある不思議な子ども…!?
俵宗太は、東京在住のウェブデザイナー。
父親の死をきっかけに故郷に帰った宗太は実家のうどん屋で、釜の中で眠りこける子どもを見つける。
一見ふつうの人間の子どものように見えるが、実はその子は人間の姿に化けたタヌキだった!?
ゆったりと時間が流れる通称“うどん県”こと香川県を舞台に、ちょっと不器用なふたりのあたたかい共同生活が始まる――。
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第1話 ぶっかけうどん
上京してウェブデザイナーをしている俵宗太は、父親の死をきっかけに香川県へ帰省していた。彼の実家は人気のうどん屋だったのだが、店主もいなくなり現在は休業中。その店内で宗太は、釜の中で眠りこける子どもを見つける。裸足で服も泥だらけ、さらにはお腹も空かせていた。宗太はその子を警察に連れて行こうとするのだが、その道中で見えたのはその子から生える耳と尻尾……。宗太が出会ったのは、人間に化けたタヌキだったのだ。
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第2話 ことでん
化け狸に出会ってしまった。怯える宗太だったが、寂しそうにしているタヌキの子供を放ってはおけなかった。腹ペコで泣き虫なその子にしょうゆ豆をあげて、さらに身体を洗ってあげた。それから宗太はその子を連れ、琴電に乗って街へ服を買いに行くことにした。その街中で偶然にも初恋の人──真鍋さんと再会する。彼女は二児の母、そして自分もなぜか子連れ。動揺しつつ宗太はとっさにタヌキの子を「ポコ」と紹介してしまうのだった。
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第3話 赤灯台
寝相の悪いポコと一緒に宗太が寝ていると、深夜三時だというのに幼馴染みの中島忍が釣りに誘ってきた。赤灯台の下まで来た三人は釣りを始めるのだが、なかなか釣れない。飽きたポコを尻目に、宗太と中島はお互いの結婚の話や将来のことを話してしんみり。家と店を売るかもしれないと寂しそうに言う宗太に、中島は「うどん屋継げや」と言うのだが、宗太は曖昧な言葉を返すだけだった。宗太は実家を、そしてポコをどうするのだろう。
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第4話 屋島
釣りから帰って寝ていた宗太たちのところへ、姉の凛子がやってきた。ポコのことを怪訝に思う姉に宗太は必死に言いつくろいをするが、「小さい子は苦手」だという凛子にポコは怯え気味。そんな凛子に誘われて、宗太とポコは屋島へ行くことになった。タヌキに所縁のある屋島寺まで登り、お遍路さんたちと一緒にお参りをし、屋島散歩を楽しんでいく。ポコと歩きながら宗太と凛子の姉弟の頭には、思い出話が次々と浮かんでくるのだった。
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第5話 骨付鳥
中島にお願いがあると言って呼び出した宗太。彼に骨付鳥を奢りながら頼んだのは同窓会用のビデオ撮影だった。懐かしの高校へ行き、迷惑をかけた先生と話し、二人は昔のことを思い出していく。宗太がビデオ撮影を引き受けたのは、東京に出たことで疎遠になっていた地元の人たちと、少しでも関わりを持とうと思ったからだった。夕方、今度は中島が宗太にお願いしてきた。それは大怪我をしたという彼の父親に会いに行く、というもので……。
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第6話 東京タワー
呼び出しを食らって急遽東京へ戻ることになった宗太だったが、ポコを放っておくこともできず一緒に連れていくことになった。オフィスにポコが入るともちろん注目の的。その一方で宗太は休暇の延長を上司のダーハマに申し出るのだが、彼の心は複雑に揺れていた。仕事はしたいけれどポコは……。そんな調子で仕事をしていたら、ポコの変調に気づけなかった。ダーハマの気遣いで早めに帰宅するのだが、途端にポコが倒れてしまった……!
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第7話 栗林公園
宗太は会社を辞めて香川に帰ることを決意した。ポコの面倒を見つつ、フリーで仕事をしていくことになる。けれど飯の支度をしたり、悪戯をしたポコを叱ったり、改めて子育ては大変だということを意識する。そんなとき、真鍋さんから栗林公園でのガオガオちゃんイベントについて教えられる。子育ての先輩である真鍋さんと話したあと、宗太は彼女の娘・のぞみとポコをお守りしつつ、一緒にガオガオちゃんイベントで盛り上がるのだった。
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第8話 小豆島
宗太はポコと一緒に、小豆島に向かっていた。元上司のダーハマから、知り合いの会社を紹介されたのだ。しかしオフィスに社長はおらず、彼が戻ってくるまで散策することにした。そこで宗太はうっかり眠ってしまい、気づくとポコがいなくなっていた。宗太は駆けずり回ってポコを探すが見つからない。凛子も、自転車でついたばかりのひろしも協力してくれたのだがポコの行方は知れず。ポコは一体どこに行った?
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第9話 いりこだし
宗太の家までついてきたひろしが、うどんを作ろうと言いだした。宗太はレシピが記されたノートの存在を思い出し、それを頼りにうどん作りを始める。生地を作って、足で踏む。その途中でポコからいきなりしっぽが出てきてしまった。ひろしに見られないよう、宗太はポコにネギを取ってくるように頼むのだが、ポコの姿はみるみるタヌキに戻ってしまう。探しに出た宗太はタヌキに戻ったポコを見つけるのだが、ひろしに怪しまれてしまい……。
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第10話 ため池
宗太の家でだらけていた中島が突然「お見合いをする」と言いだした。母親に泣き落としされたらしい。三十歳を過ぎて独身だということは、宗太も中島も変わりない。そんな二人を尻目に、凛子が昼ご飯を作ると言う。料理が得意でない凛子がなぜ? 案の定仕上がった料理は失敗し、宗太が凛子を責めると、彼女は外に飛び出してしまう。中島は様子のおかしい凛子を追いかけて話をしていると、彼女がもうすぐ母親になるのだと聞かされる。
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第11話 高松まつり
ポコと暮らしていく、ということを本気で考えなければいけない。宗太は保育所のことを調べたり、しつけについて考えていると、古いアルバムを見つける。家族との思い出を見ていると、過去の出来事が脳裏に蘇ってくる。懐かしさに浸っていると、学から高松まつりの準備を手伝ってほしいと連絡が来る。宗太はまつりのウェブ配信を担当することになった。そしてまつりの当日、宗太とポコは親しい人々と一緒に、まつりを楽しんでいく。
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第12話 かけうどん
まつりの花火に興奮したポコが、人混みで尻尾を出してしまった。逃げ出したポコを抱きしめた宗太は、ポコの不思議な力で過去の光景を見る。ポコは、高校時代の自分が事故に遭ったときに助けた子狸だったのだ。様々な過去の光景の中を宗太は進む。進路のことで父と言い争ったこと。父が彼の仕事を認めてくれていたこと。そして、父に言えなかった、大切なこと。ポコの力で、宗太は過去と向き合った。けれど、ポコの姿が消えていて……。