物語は「私」が病室で目覚めるところから始まる。
「私」には一切の記憶がなく、また自分の顔にも見覚えがない。
隣の病室では美女が眠っており、医者によると自分のいいなずけらしい。
「私」の過去の記憶、そして過去に起こったらしい事件を巡り二人の医師、若林と正木は滔々と語り始めるのだった。
「胎児の夢」とは、「狂人の解放治療」とは?
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