『火の鳥“道後温泉編”』
明治の改築から125年を経た道後温泉本館は、重要文化財の公衆浴場として日本で初めて、営業しながらの保存修理工事を行っています。
松山市では、その期間中しか楽しむことが出来ないプレミアムなコンテンツを続々発信する「道後REBORNプロジェクト」を展開中。
日本のマンガ・アニメーションの先駆者・手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」とコラボレーション。
本館の北面、二の湯入口の2階に登場した火の鳥のオブジェを中心に夜は道後温泉本館プロジェクションマッピング「道後温泉×ネイキッドMESSAGE -火の鳥、到来-」が行われています。
そして、手塚プロダクションの制作による、新たな「火の鳥」の物語となる、オリジナルアニメーション「火の鳥”道後温泉編”」が、ついに公開。
道後温泉に残る神話時代の大国主と少彦名の伝説を描いたプロローグ「大国主と少彦名」と、飛鳥時代の聖徳太子、来浴の伝説を題材にした第1話「聖徳太子、来浴」。
豪華声優陣は、道後温泉の守り神、大国主役につるの剛士(俳優)、少彦名役に三森すずこ(声優)、火の鳥役を水樹奈々(声優)。
火の鳥の原作のように、神話時代から飛鳥時代まで時空を超えて火の鳥がそれぞれの時代に永遠のエネルギーと彩りを添えて行きます。
原作にも登場する猿田彦も登場。
楽しみながら歴史も学べ、道後温泉に入浴したくなるアニメーション作品となっています。
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第0話 大国主(オオクニヌシ)と少彦名(スクナヒコナ)
日本書紀や古事記にも登場する、道後温泉の守り神の伝説をアニメ化。その昔・・・国造りのため諸国を漫遊する二人の神様がいた。大きな方がオオクニヌシ。で、その足元には、スクナヒコナ。旅の途中で病になってしまったスクナヒコナを癒すために温泉を探すオオクニヌシ。と、そこに大空から舞い降りたのは、まばゆい光をまとった火の鳥だった。火の鳥は二人にある使命を託すのだった・・・。
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第1話 聖徳太子、来浴
万葉集を通じ令和の新元号とも所縁の深い、道後温泉の聖徳太子の伝説をアニメ化。法興六年(西暦596年)道後のまちを見下ろす湯の岡にて、椿の花を愛でる男がいた。このお方こそ、後に聖徳太子と呼ばれる厩戸皇子。推古天皇の摂政となってからの激務の日々。すっかりくたびれてしまった厩戸皇子が道後温泉でつかの間の休息をとっていた。そこに白鷺のような一羽の鳥が舞い降りた。その鳥は厩戸皇子に何かのメッセージを伝えるのだった・・・。