おおきく振りかぶって
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  • 地域日本
  • タイプTV
  • 正式名称おおきく振りかぶって
  • 英語名Ookiku Furikabutte / Big Windup!
  • 中国語の名前王牌投手 振臂高挥
  • 他の名前大振
  • 放送開始2007-04-12
  • 放送状況放送終了
  • タグ青春 / 運動 / 熱血 / 競技 / 漫画改
  • 原作ひぐちアサ
  • 監督水島努
  • シナリオ井出安軌 / ヤスカワショウゴ / 水島努 / 横手美智子 / 滝晃一
  • 絵コンテ山本靖貴 / 山本寛 / 中村亮介 / 池田成 / 松本淳
  • 演出畑博之 / 岩崎太郎 / 木村真一郎 / 爽田夏央 / 松本淳
  • 制作会社A-1 Pictures
  • 制作協力マジックバス / GK Entertainment / 動画工房 / スタジオ雲雀 / スタジオコメット
  • 製作Aniplex
  • Copyright(C)ひぐちアサ・講談社 / おお振り製作委員会 (C)Aniplex Inc.
  • 家族おおきく振りかぶって
  • Rating12+

『おおきく振りかぶって』

「俺なんか…」と、すぐメソメソと泣く、ピッチャー・三橋廉。

彼は中学時代、経営者の孫と言う事で“ひいき”でエースになっていた上に、マウンドを3年間ゆずらなかったという事でチームメイトに嫌われ、悲しい中学時代を過ごしてきた。

自分のせいで野球部は負け続け、みんなも野球を楽しめなかった。

その罪悪感から、彼は完全に自身を失い、人間不信に陥っていく。

中学卒業後、エスカレーター式の三星学園を出、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学する。

別の学校では、実力のない自分はもうピッチャーにはなれないだろうと思いながらも、その足はまっすぐに野球部グランドへ向いてしまうのだった。

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      • 第1話 ホントのエース

        「俺なんか…」と、すぐメソメソと泣くピッチャー・三橋廉。彼は中学時代、経営者の孫と言う事で“ひいき”でエースになっていた上に、 マウンドを3年間ゆずらなかった事でチームメイトに嫌われ、悲しい中学時代を過ごしていた。 自分のせいで野球部は負け続け、みんなも野球を楽しめなかった。 その罪悪感から、彼は完全に自信を失い、人間不信に陥っていく。中学卒業後、エスカレーター式の三星学園を出、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学する。別の学校では、実力のない自分はもうピッチャーにはなれないだろうと 思いながらも、その足はまっすぐに野球部グラウンドへ向いてしまうのだった。

      • 第2話 キャッチャーの役割

        西浦高校野球部は、ゴールデンウィークを利用して合宿を行うことになった。合宿へ向かうバスの中、バス酔いした三橋を介抱する阿部。「性格を直さないと投げさせない」と監督から言われた一言が気になって、夜眠れないとべそべそ泣き出す三橋の様子に阿部はイラつくが、 阿部にとって三橋は“理想の投手”。性格には目を瞑ろうと我慢する。ようやく着いた合宿所では、全て自分達で行うという自給自足の生活が待っていた。それぞれ自分たちで自分の仕事を見つける中、三橋だけ一人動くことができない。途中みんなで山菜取りに出かけるが、百枝から阿部と三橋は別メニューだと呼び出される。そこで三橋は自分の投球のコントロールの良さの正体を、百枝から告げられるのだった。

      • 第3話 練習試合

        明日は遂に三星学園との練習試合。百枝は夕食後、部員達に“瞬間視・周辺視のトレーニング”を言い渡す。その中で田島はダントツな成績を残し、その非凡な才能をみんなに印象づける。そんな中一人、明日の試合のことで頭がいっぱいな三橋。阿部から「体調は大丈夫なのか?」と聞かれるが、“何を言っても阿部にあきれられるのではないか?”と怖くて何も言えず、ただ阿部をイラつかせるだけだった。その夜も不安と緊張で眠れない三橋。自分はやはりピッチャーをやれる人間ではないのか・・・と、一人思い悩むのだった。

      • 第4話 プレイ

        遂に三星学園との練習試合が始まった。中学時代のトラウマをかかえたまま試合に臨む三橋。三橋の実力をよく知る元チームメイトたち三星学園野球部の面々は、楽勝モードで三橋をなめてかかる。だが三橋は阿部のリードもあって、一回を三人で押さえる好投ぶり。三橋は阿部が凄いからだと絶賛し、阿部への信頼を強めるのだった。続く攻撃では田島が見事、叶の得意球である“フォーク”をとらえツーべースヒットをはなち、その類まれな野球センスを発揮する。一個人同士の集まりだった西浦高校野球部は、少しづつだがチームとしてまとまりを見せはじめていた。

      • 第5話 手を抜くな

        両チーム無得点のまま迎えた三回。三星学園の投手・叶は、三橋を意識するあまり徐々にペースを崩し、コントロールが乱れ始める。西浦高校はこのチャンスを活かし、4回の表に4番田島のツーベース、続く花井の犠牲フライで2点を先取し、勢いにのる。一方、三橋には元チームへの明らかな未練が見られた。そんな三橋に、「本当は三星に戻りたいのでは?」と疑う阿部だったが……。

      • 第6話 投手の条件

        2点リードで迎えた5回。 このまま西浦高校優勢で続くかと思われた試合は、しかし調子を取り戻したピッチャー・叶によって勢いを止められ、追加点を入れることができないでいた。一方の三橋は、三星学園を相手にこれまでパーフェクトピッチング。一人のランナーも許さない好投を続けていた。何とか点入れたい織田は、何か三橋を攻略できるヒントはないかと、叶に三橋のピッチングについて聞きだす。そこで叶は、「投手の条件」とは何かを織田に問いかけるのだが……。

      • 第7話 野球したい

        七回裏、三星学園の攻撃。畠に逆転ホームランを許してしまい2対3で三星学園の1点リードとかわる。 ベンチに戻る三橋に栄口や西広が声をかけるが、三橋はベンチに入らず脇に座り込んでしまう。それを見た阿部は逆転されたのはノーヒット・ノーランで勝つことを狙った自分の責任だと三橋に謝る。しかしそれは三橋に残っている三星学園に対する未練を断ち切るためだった。 攻撃は八回表。4番の田島を敬遠させないためには塁を埋めるしかないと支持をするモモカン。そしてここから西浦高校の反撃が始まる!果たして勝つのは…!?

      • 第8話 スゴイ投手?

        三星学園との練習試合に逆転勝利した西浦高校。しかし勝利の余韻に浸る間もなく、西浦高校は翌日も朝から練習だ。そこで三橋は、阿部と中学が一緒だった栄口から、阿部がシニア時代に“すごい投手”とバッテリーを組んでいたと聞かされ、どんな投手なのか気になっていた。 その日、練習の一環として県大会の試合を観に行くことになった西浦ナイン。スタンドで観戦をしていると、スタンドを見上げて「タカヤ!」と声をかける投手がいた。彼こそがシニア時代に阿部とバッテリーを組んでいた榛名元希だったのだ。

      • 第9話 過去

        武蔵野第一高校の榛名はライバル校も注目する豪腕投手。阿部は榛名と中学時代にシニアリーグでバッテリーを組んでいたが、榛名のことを”最低の投手”だという。 なぜ最低なのかが気になる三橋。栄口に促され、阿部はしぶしぶ榛名との過去を話し始める。その話を聞いた三橋は、阿部が今まで自分にかけてくれた言葉の、意味と理由を悟るのだった。

      • 第10話 ちゃくちゃくと

        チームとして形になってきた西浦高校野球部。でも彼らには、夏の大会を勝ち上がるために足りないものがあった。それは控えの投手と捕手。阿部の口から「もう一人投手がほしい」と言われ、阿部とちゃんとバッテリーになりたいと思っていた三橋は「マウンドを奪われてしまうのではないか」という不安から、その場でボロボロと泣き崩れてしまう。それを見た阿部は、なぜ控えの投手が必要なのか、三橋にその理由を話し始めるのだが…。

      • 第11話 夏がはじまる

        六月、夏の全国高等学校野球選手権埼玉大会の組み合わせ抽選会場には、埼玉県中から高校球児が集まっていた。一年生だけの新設野球部校の西浦にとって、周りはみんな体格の良い選手ばかり。そんな中、三橋と栄口が緊張のあまりトイレに行きたいと言い出す。トイレの個室に入った栄口から、トイレットペーパーをとってくるよう頼まれた三橋はトイレを飛び出そうとするが、ちょうど入ってきた人にぶつかって尻餅をついてしまう。そのぶつかった相手とは……。

      • 第12話 応援団

        小2の秋。ギシギシ荘から引っ越した三橋は、転校先の小学校でなかなか友達が出来ず、一緒に野球ができる友達がいるギシギシ荘を思い出しては涙ぐんでいた。そのギシギシ荘にいた幼馴染のハマちゃんが、実は西浦高校で三橋と同じクラスの浜田君だということが分かる。三橋はなぜかハマちゃんがひとつ年上だと思い込んでいたと言うが……。

      • 第13話 夏大開始

        練習中の西浦ナインのところに、徹夜で桐青高校の詳細なデータを揃えたマネジの 篠岡がふらふらになって持ってきた。早速モモカンは、花井、阿部と一緒にデータ解析をするよう声をかけるが、その阿部を三橋が呼び止める。阿部に見てほしいものがあると三橋が手に持ってきたのは角材。それはGWの合宿のとき、体幹を鍛えるようにと三橋がモモカンから渡されたものだった。角材の上でワインドアップした三橋を見た阿部は……。

      • 第14話 挑め!

        ついに西浦高校野球部にとって、初めての公式戦が始まった。対戦相手は去年の優勝校、強豪・桐青高校。監督が女性で、しかも選手は一年生だけの西浦は、桐青にとって万に一つも負けるイメージがわかない相手。一方、三橋は観客席に続々と集まる西浦の応援客を前に、中学時代の苦い思い出が甦り、自分が打たれたらみんながっかりするだろうと緊張してしまう。そんな三橋に外野席スタンドから声をかけてきたのは……。

      • 第15話 先取点

        曇天の下、1回の裏・桐青高校の攻撃。1番バッター・真柴は、桐青のレギュラーの中でただ一人の一年生。トップにすえるほどの実力だとしても、所詮は一年生。阿部は、真柴こそがスタメンの穴だと考えていた。一方の真柴が三橋へ抱いた第一印象は「ヒョロイ投手」。全員一年生の西浦ナインの中でも投手が一番頼りなさげだと目星をつける。この相手なら探り役をするまでもないとなめてかかる真柴だが、予想に反して三橋の投球と阿部の配球に翻弄されるのだった。

      • 第16話 あなどるな

        降り出した雨の中、あの桐青高校から西浦ナインが先取点をとった!喜ぶ西浦ナインと応援団たち。一方、西浦に先取点を取られ、ようやく自分が緊張していたことに気づく高瀬。河合は、高瀬を励まそうと掛ける言葉を探すが、逆に、三橋の逃げる姿が可笑しかったと笑う高瀬に呆気にとられる。しかし、そのおかげでようやく緊張が解け、目が覚めた様子の高瀬。そして高瀬は、自分のモーションが盗まれたことを河合に告げるのだが・・・。

      • 第17話 サードランナー

        三回が終わった時点で、桐青から三振を7つも奪っていた三橋。連続三振をとったことに喜ぶ三橋は、チームメイトからも調子が良いことを褒められ、さらに上機嫌に。しかし一方で阿部は、桐青の三振には目的があることに気づいていた。その根拠は、桐青はこの回の勝負を見送り、徹底して三橋の投球を見てきたこと。監督・百枝もそのことを察していた。打席が1番に戻る4回からを勝負と考えている様子の桐青。次の回から何か仕掛けてくることを予測し、警戒するモモカンと阿部は…。

      • 第18話 追加点

        1点を追う桐青の猛追を、田島の的確な判断と、その指示通り素早く対応した三橋と阿部の活躍により、なんとか防ぐことができた西浦高校。1点リードしたプレッシャーのかかる場面での、落ち着いた一年生チームのプレイに、敵チームながら感心する桐青の監督と、主将・河合。一方、次の打席で河合は、三橋の投球に違和感を覚え、何かを感じ始める。疑問に思いながら、三橋に視線をやると、その三橋が…。

      • 第19話 桐青の実力

        両監督の緊迫する、読み合いと駆け引き。その勝負を制したのは西浦の監督、モモカンだった。スクイズ警戒だった桐青の裏をかき、見事にバントを成功させた栄口。西浦ベンチは追加点をとれた喜びに沸く。そして五回。「もっと投げたい」という気持ちが三橋をマウンドへと駆り立てるが、阿部がいないことに気づき右往左往する三橋。阿部がくるまでと、田島が相手をする。その田島からの返球を受け取った三橋が、田島へ笑顔を向ける。その三橋の無防備な笑顔に、なぜか驚く田島だったが…。

      • 第20話 逆転

        ついに桐青に追加点を許してしまった西浦高校。2対2の同点。それでも三橋の投げることへの集中力は変わらない。しかし、阿部の要求どおりに投げる三橋の体力の消耗は明らか。そんな様子を見て阿部は、自分が三橋に対してしてやれることの少なさを悔やしく思っていた。この試合に勝って、三橋にも良い思いをさせてあげたい。そう思う阿部の気持ちを察したかのように、三橋は阿部に「勝とう!」と自分の気持ちを伝える。その三橋の言葉に阿部は…。

      • 第21話 もう一点

        桐青のミスに助けられ、なんとか一塁に出ることができた巣山。そして次の打者は4番の田島。河合は、これまでの田島の打席から「楽な4番」と思いつつも、バッターボックスに立った田島の、その自然な構えを目にして、彼の力量を計りかねていた。一方、投手の高瀬は河合のリードが打者を探るためのものだと察し、これまで自分が抱いていた「打てない4番」という印象を捨て、全力で勝負に臨む。西浦の4番打者と桐青のバッテリーの、長い勝負が始まった。

      • 第22話 防げ!

        8回裏、3対3。バッターボックスには、桐青の四番バッター・青木。次の打席を控えた河合は、おぼろげながらも三橋のまっすぐの正体に気づき始め、ネクストバッターサークルから阿部の様子を伺っていた。一方、阿部はここから先の打席は、三橋のまっすぐで逃げ切れるとふみ、その思惑通り、青木をストレート4球で抑えこむ。その阿部の配球を見た河合は、自分の読みに確信を得、島崎をとおして監督にそのことを伝えるのだが…。

      • 第23話 ゲンミツに

        1点差で迎えた西浦最後の攻撃。打席に立つ阿部は、絶対に塁に出てやると気合十分。西浦スタンドも、これが最後の攻撃だからと応援に力が入る。もちろん西浦ナインも、強豪・桐青相手に誰一人、負けることなど考えておらず、ベンチから阿部に力強く声をかける。一方、桐青の捕手・河合は、速球を空振りした阿部に、それが有効だと判断し決めにかかる。阿部も、高瀬の決め球が速球だと気づき、タイミングを合わせようとするのだが……。

      • 第24話 決着

        桐青の誰も予想することができなかった展開と状況。桐青とって、最後の攻撃となる9回裏を目前にし、河合たち桐青ナインは改めて、自分たちが1年生だけの西浦に対して、なめてかかっていたことに気付く。でもまだ試合は終わっていない。桐青ナインは残り1回に勝負をかけて、逆転を狙う「勝つぞ!」という強い気持ちを奮い立たせる。一方、三橋は、「“自分が”打たれなければ勝てる」というプレッシャーから、球威に迷いが出始める。

      • 第25話 ひとつ胜って

        桐青戦の翌日、三橋は試合の疲れから、高熱を出しベッドで寝込んでいた。今日は授業もなく、一日球技大会ということもあって、母の計らいから三橋は学校を休むことにする。三橋は今まで体験したことのない、だるさと疲労感で辛い思いをしていたが、西浦野球部のみんなに昨日の試合のことで咎められるのではないかという懸念から、顔を合わせるのが怖かったため安堵もしていた。一方、球技大会中の阿部は、三橋と同じクラスの泉を呼び止め、三橋について尋ねるのだが……。

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