『エクスドライバー』
そう遠くない未来……。
街を走るのは全てAIカー(人工知能搭載車)。
人々はすでに“運転”を忘れ、ガソリン車をドライブするのは特別な技術者だけになっていた――。
榊野理沙は、直情型でいきおい感情にまかせた行動の多いタイプで、かなり強引な運転をする女の子だ。
遠藤ローナはおっとり&じっくりほや〜んとしたお嬢様だが、ステアリングをにぎると、その判断は迅速な女の子。
菅野走一は、飛び級して理沙たちの高校に入学してしまうほどの頭脳の持ち主だが、お子様特有の根拠の無い自信を持っている。
エクスドライバーである理沙、ローナ、走一の3人は、暴走してしまったAIカーを無事故で止めるために今日も活躍する!!
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第1話 AI vs RECIPRO(エーアイ vs レシプロ)
そう遠くない未来…、街を走るのは全てAIカー(人工知能搭載車)、人々はすでに“運転”を忘れ、ガソリン車をドライブするのは特別な技術者だけになっていた- ローナと理沙は、高校生だけどエクスドライバーとして活躍中。ローナはおっとり&じっくりほや~んとしたお嬢様だが、ステアリングをにぎると、その判断は迅速。かたや理沙は、直情型でいきおい感情にまかせた行動の多いタイプで、かなり強引な運転をする女の子だ。AIカーが暴走してしまったら無事故で止めるのが2人の仕事。ある夜、いかれた男達の乗る違法改造されたAIカーが現れた。愛車で追いかけるが、ふとした油断で理沙の乗るインプレッサが大破してっっ!!
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第2話 ON AND ON(恐怖の報酬)
理沙とローナの窮地に現れたケータハムスーパーセブンに乗る少年、走一。彼もエクスドライバーとしてチームに加入する事が告げられたが、理沙はイマイチ面白くない。自分より年下の上、飛び級で同級生になってしまうほどの頭脳の持ち主だったのだ。運転だけは負けない!とテストコースで走一に挑むが、これもあっさりと負けてしまう。さらに学校で学力診断テストが実施されると聞いて理沙の焦りは急上昇!さすがのローナもあきれ気味?ところが、その朝テスト問題を積んだAIカーが暴走した!!
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第3話 NO PROBLEM(真実の姿)
ある日、eX-D本部に届いたテレビ局からの密着取材の申請をうけて、理沙やローナたちのところに取材クルーがやってくることになった。しかも、番組レポーターが超有名な人気レポーターのケイン時岡と知って、心ウキウキ大ハリキリの理沙。相変わらず無関心なローナだったが、そのローナが取材のメインに抜擢された!取材カメラはドライビング、トレーニング、食事時間までローナに密着!!ちょっと面白くないのはいっしょにいる理沙、そして走一…も?ところが、取材の真最中にそのケインの乗った中継トレーラが暴走したッッ!!!
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第4話 EX RIDER(恋のレギュレーション)
昼下がり。AIカーが道路の両端にズラリと並び、その間を暴走AIカーが突っ走っていた。それを狩人のように追う理沙、ローナ、走一のエクスドライバー達。だが理沙の油断が原因で、ストラトスは出遅れてしまう。そこへ1台のバイクが駆け付け、鮮やかな手並みで暴走を食い止めた。そのバイクの乗り手こそ、バイクのエクスドライバー、エクスライダーであった!その度胸とスピードとテクニックにトキメク理沙。高度な運転技術に的確な状況判断、いかなる危機にも対処できる冷静さ、その全てを兼ね備えた者だけが持つことを許される“FAライセンス”を持つそのライダーの正体とは?
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第5話 CROSSROADS(とまらない暴走)
エクスドライバーとAIカー企業の努力の甲斐あって、暴走事故も減って久々に休暇をもらった理沙とローナ。二人はロータスヨーロッパで海に向かうが、その途中渋滞が発生した。それは暴走車が原因だったが、いつもと違うのは、そのAIカーは無人!その上、謎のプログラムが仕掛けられた改造車だったのだ!一体誰が?実はeX-D本部では、違法プログラムを仕組まれた暴走AIカーが各地で確認されていた。
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第6話 THE LAST MILE(最後の戦い)
AIカーの暴走を仕組みエクスドライバーに挑戦してきたのは、かつて宗方の部下でもあった藤堂とその仲間たちだった。彼らの挑発に乗って深追いした理沙を救うため、ストラトス共々ローナのヨーロッパも大破、理沙は重傷を負ってしまった!セブンがオーバーホール中だったとはいえ後から出動した走一も、彼らのマシンを止められなかった。しかも藤堂は“車を運転できる者こそ特別な人間だ!”と宗方に主張し、自分たちの暴走を止めようとしない。走一のセブンさえもクラッシュしてしまった今、エクスドライバーたちの出動は無理だ。藤堂の宣戦布告に宗方は――!?