ある家族を襲った事件。
凄惨な殺害現場で発見された少女・紫音は何故か両手に王将の駒を握り締めていた。
紫音は事件をきっかけに声を失ってしまう。
事件後、隣に住む将棋のプロ棋士の家庭に引き取られた彼女は、運命の糸に導かれるかのように棋士の道へと歩みを進めることになる。
周囲の愛情に育まれ、将棋の才能を伸ばしていく紫音の前にあらわれるライバル達。
見え隠れする犯人の影。
はたして運命は彼女をどこへ導こうとしているのか。
生きる術として将棋を選んだ紫音に光は射すのか。
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