イタリア・アドリア海で飛行艇に熱中する、4人の少年とひとりの少女がいた。
彼らはともに大空をめざした。
やがて少年たちは戦火の中に、ひとりは青い海に、もうひとりは荒野の果てに、それぞれ手の届かないはるか彼方へと消えていった。
そして残されたのは少女と、ひとりの少年。
その少年も自らに魔法をかけて、人間であることをやめた・・・。
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