1945年、北方四島の一つ色丹島。
淳平(10歳)と寛太(7歳)は、父親の辰夫と祖父の源三とともに、この島で暮らしていた。
戦後、ソ連軍の進駐による島民たちの混乱と不安、兄弟の通う学校にも軍靴が響き渡るー。
やがて訪れる家族との別れ、ロシア人少女との淡い初恋・・・。
幼い兄弟の生き抜く姿を描く物語。
0