『DearS』
一年前、宇宙人の一団を乗せた宇宙船が東京湾に漂着した。
帰る術を持たない彼らは正式に日本の市民権を得て、「親愛なる友達」という意味を込め"DearS(ディアーズ)"という通称を与えられる。
そんな中、高校生の武哉はある日偶然ディアーズの少女に出会う。
なりゆきでその少女・レンと同居することになった武哉だが、それをきっかけに武哉の周囲はどんどん賑やかになっていくのだった……。
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第1話 甘噛みたいの
東京湾・葛西沖に知的生命体「ディアーズ」の宇宙船が墜落した。温厚で友好的な彼らとの交流を経て、人類は新たな一歩を踏み出すのか? それから1年後、世話焼きの幼馴染みと危ない女教師に囲まれて気ままに暮らす高校生・幾原武哉は、偶然謎の美少女を助けることになる。すると彼女は武哉に突然唇を重ねてきて……。
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第2話 小さかったかしら
異星人「ディアーズ」であるらしいレンとの同居生活が始まる武哉。しかし買い物にでかけても誤解を招く言動連発のレン、マイペースな寧々子、そして露出教師・蜜香などに振り回されてばかり。たまりかねて、レンに叫ぶ「いーからどっか行ってろ!」――気がつくとレンの姿はどこにもなくて……。
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第3話 たま! たま!
全裸で掃除をしたり相変わらず非常識なレンは、それでも武哉との生活には馴染んできた様子。ついにはなりゆきで、武哉の高校への留学生と間違われてしまう。その頃小春町では、本当の留学生であるミゥ、レンを「欠陥品」として追っているニアなど、レン以外のディアーズが現れる。武哉の周囲が賑やかになっていく……。
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第4話 口をふけ
留学生として武哉と小春高校に通うことになったレン。そこに現れた本当の留学生のミゥは、真のディアーズ留学生の座をかけてレンに勝負を挑む。短距離走や学力勝負などを経て辿り着いた最終決戦は、料理対決。課題となった芋の煮っ転がしを心をこめて料理するミゥ。一方、レンが手に取った食材は……メロンパン?
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第5話 トギ……?
ディアーズ全体の名誉のため、ミゥはあたかも小姑の様にレンの世話を焼く。そして「奴隷」であるレンが非常識なのは、「ご主人様」である武哉のせいと責める。そう言われても何一つ解っていない武哉。一方、ご主人様を見つけだしたレンを、ミゥは「うらやましい」と語る。ディアーズにとっての奴隷とは? ご主人様とは?
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第6話 欲求不満ですわ
危ない夜が明けて憔悴の武哉。いつも通りのレンの様子に、武哉の胸中は複雑になる。一方、ホームステイ先の老夫婦に大事に扱われ、「ご奉仕」する機会のないミゥ。その抑圧された思いはレンと武哉に向けられる。ディアーズの素晴らしさを教えるという彼女の言葉には、彼女の「想い」が秘められているようだが……。
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第7話 いやらしい……
突如帰国した武哉の妹・菜月。ディアーズであるレンとの出会いに感激し、一方的に友達宣言をしてはしゃぎまわる。その奔放さに振り回されつつも、兄として家族サービスに励む武哉。しかし、武哉とレンが共に住んでいることを知って菜月は激怒。それは「兄の恋人(?)」に抱く嫉妬か、それとも……?
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第8話 マ、マイ・ボール…
小春高校の退学を決意するミゥ。彼女は、ホームステイ先の老夫婦の「優しさ」に戸惑っていたのだ。彼女にはレンの努力も武哉や周囲への甘えにしか映らない。苛立つミゥはレンにディアーズの伝統競技による決闘を申し込むが、アクシデントで武哉とミゥは暗い穴の中で二人きりに。そこでミゥが語る彼女の過去とは……。
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第9話 チクッとした
小さい頃から武哉の世話を焼いてきた寧々子。飄々とした態度だが、レンやミゥの出現には複雑な気持ちがあった。そんな彼女の気持ちは、武哉の無神経な一言で浮き彫りとなる。レンとミゥは寧々子の笑顔の奥にある痛みを知る。謝る機会を探す武哉と、武哉への気持ちに戸惑う寧々子。二人の心に、幼い日の出来事が甦る。
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第10話 金の玉ですの!?
気がつけば留年の瀬戸際にいる武哉とオイヒコ。そして「武哉と一緒に留年する」ときかないレン。ディアーズの名誉のためと、妙に協力的なミゥや寧々子と共に、武哉の部屋で勉強会が行われる。一方、ディアーズの円盤ではルビとザキの対立が深まっていた。ニアや菜月も入り乱れ、武哉の周囲には不穏な予感が漂い始める。
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第11話 らんこーするですに!
ディアーズのいる生活が当たり前になってきた武哉。特にレンの人目をはばからぬラブラブぶりにはちょっとウンザリ気味。そんなある日、レンは小春高校一のプレイボーイでナルシスト・野仲のいる被服準備室へ迷い込む。一方ディアーズ本部のルビは、サキに「ゼロナンバーズ」=レンの回収を命じていた。
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第12話 経験……してみる?
ディアーズは奴隷として生産される宇宙人だった。自分の意志を持たず、モノとして消費されていく……。武哉はそんなディアーズの正体を知り、レンの回収に同意してしまう。翌日、最後の挨拶の途中に突如逃亡するレン。海に落ちた武哉を助けたレンは、「武哉と一緒にいたい」という自分の意志を告げる。そして武哉は――。