『ナジカ電撃作戦』

柊七虹香（ひいらぎなじか）は大手製薬会社から部分的に発展独立した会社組織CRIで調香師（パフューマー）の仕事をしている。

彼女の調合した香水の内、いくつかは既にヒット作として世に送り出されている。

その為会社からは専用の研究室を与えられ、洒落た4LDKマンションでの一人暮しを満喫している。

だが、そんな彼女にはもう一つ別の顔があった。

それは、とある秘密調査組織のトップエージェントという顔である。

彼女は常に単独行動でミッションをこなし、その完璧な行動スタイルの中には、ある種危険を楽しんでいる様にさえ見えるのである。

そんな彼女の元に、ある日突然、ヒューマリット『リラ』が送り込まれて来る。

組織の命令でリラと強制的にパートナーを組むように命令された七虹香。

閉口しつつもリラの人間を超えた驚異的な能力や、その反面理解できない行動などに翻弄されながらミッションをこなしていくのであった。