『R.O.D -READ OR DIE-』
本に表紙と裏表紙があるように、世界にもまた裏の顔がある。
そこでは市井の人々には垣間見ることすらできない闘いがある。
そんな闘いに毎度毎度かり出される女がいる。
女の名は読子。
読子・リードマン。
職業、非常勤講師。
活字中毒の蔵書狂(ピブリオマニア)。
年齢25歳。
ひどい近視。
しかし、その実体は裏の世界では“ザ・ペーパー”と恐れられる大英帝国図書館特殊工作部の秘密エージェントである。
彼女の特殊能力は“紙使い”。
紙を自在に操ることが可能な、紙に愛された女。
今日もまた世界の変革を企む「世界偉人軍団」との闘いが待っている。
彼女の手にする紙一枚に、世界の運命が委ねられている……
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第1話 読子さん、事件ですよ
ワシントンDCのアメリカ議会図書館が何物かに襲撃され、大量の稀覯本が盗まれる事件が発生した。その報告を受け、世界の本に関するありとあらゆる事件、犯罪、トラブルを一手に引き受ける大英図書館特殊工作部は奪われた稀覯本の奪回作戦を開始する。一方、大英図書館特殊工作員ザ・ペーパーこと読子・リードマンはそんな状況も知らずに、神保町のとある秘密の地下書店で一冊の稀覯本を手に入れ信号待ちをしていた。そこに突如、大量の蜂と巨大なミュータントバッタが出現し、たちまち交差点は大パニックに!読子は自らの特殊能力を使い購入したばかりの稀覯本を守ろうとするが…。
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第2話 読子さん、インドですよ
偉人軍団にアメリカ議会図書館から奪われた稀覯本「不滅の恋」の下巻が、発見されたとの報告を受け読子、ナンシー、ドレイクたちは大英図書館特殊工作部の潜水艦でインドへと向かっていた。現地に到着した読子はナンシーと共に早速、ジョーカーから報告のあった雑貨屋へと向かう。そこで彼女たちを待っていたのは偉人軍団の一人、玄奘であった。彼は読子が持っているもう一対の稀覯本を奪い取るため、ここで待ち伏せをしていたのだ。こうして、読子が持つ一冊の稀覯本を巡って、偉人軍団と大英図書館特殊工作部の壮絶なるバトルの火蓋がいま再び切って落とされようとしていた!
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第3話 読子さん、ピンチですよ
信頼していたパートナー、ナンシーの裏切り…・・。いまだにそのことが信じられないまま偉人軍団殲滅のため、ドレイクと共に偉人要塞へと向かう読子。しかし、偉人要塞に接近したとたん、ファーブルの操るカブト虫の攻撃により、読子たちの乗ったオスプリーは撃墜されてしまう。間一髪、難を逃れた二人は偉人要塞内部への潜入に成功するが、ドレイクは偉人軍団の罠に落ち、読子は待ち受けていたファーブルにより囚われの身となってしまうのだった。米海軍の攻撃をものともせず、着々と進行する偉人軍団の『人類一斉淘汰作戦』。人類滅亡へのカウントダウンが始まる…・・。