- 地域:日本
- タイプ:TV
- 正式名称:響け!ユーフォニアム
- 英語名:Hibike! Euphonium / Sound! Euphonium
- 中国語の名前:吹响!悠风号
- 他の名前:吹响吧!上低音号 / 京吹部 / 吹响!上低音号
- 放送開始:2015-04-07
- 放送状況:放送終了
- タグ:学校 / 青春 / ゆり / 音楽 / 小説改
- 原作:武田綾乃
- 監督:石原立也
- シナリオ:花田十輝
- 絵コンテ:武本康弘 / 河浪栄作 / 雪村愛 / 藤田春香 / 山田尚子
- 演出:山田尚子 / 武本康弘 / 小川太一 / 木上益治 / 石原立也
- 制作会社:京都アニメーション
- 制作補佐:アニメーションDo
- 製作:『響け!』製作委員会
- Copyright:©武田綾乃・宝島社 / 『響け!』製作委員会
- 家族:響け!ユーフォニアム
- Rating:12+
『響け!ユーフォニアム』
高校1年生の春。
中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。
そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。
葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。
思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。
吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。
これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。
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第1話 ようこそハイスクール
中学校の吹奏楽コンクール予選。主人公・黄前久美子は「ダメ金」(上位大会に出場できない金賞)の結果に悔し泣きする高坂麗奈に対し、思ったことを直ぐに口にしてしまう性格から不用意な言葉をかけ、彼女を激怒させてしまう。心機一転、予(かね)てからの憧れだったセーラー服を着ることや、中学校からの知り合いが少ないのを理由に、北宇治高校に入学した久美子は、新入生を歓迎する吹奏楽部の演奏を耳にして、そのレベルの低さに落胆する。その後、同じクラスの加藤葉月や川島緑輝に誘われ、見学に訪れた吹奏楽部で麗奈と再会。久美子は、彼女との関係や吹奏楽部の現状に悩んで入部をためらう。しかし早々とマウスピースを買ってしまったマイペースで真っ直ぐな性格をしている葉月や、明るく無邪気で一途な緑輝を見て、流されやすい性格の久美子は、吹奏楽部への入部を決意する。
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第2話 よろしくユーフォニアム
久美子は麗奈との和解を模索するものの、なかなかきっかけがつかめない。吹奏楽部には、同じ中学だった塚本秀一や幼なじみの斎藤葵の姿もあった。新入部員の担当楽器決めで、コントラバス経験者の緑輝は自身の熱望とコンバス不在の部の実情が合致したことでコンバス担当に決定、葉月は副部長の田中あすかにまるめ込まれチューバ担当に決定、久美子はトロンボーンを希望していたものの、ユーフォニアム(ユーフォ)経験者であることがばれ、しぶしぶユーフォ担当になる。トランペット希望の麗奈は音出しだけでその実力と素質で先輩たちを驚かせる。そして北宇治高校吹奏楽部の面々の前に新たな顧問の教師滝昇が着任。滝は着任早々部員たちに楽しい部活にするか、全国を目指すために厳しい部活の内容にするかの決断を部員たちに迫る。部員たちは戸惑いながらも、部の目標は「全国大会を目指す」ことに決定した。
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第3話 はじめてアンサンブル
新入生を交え楽器別のパート練習に本格的に入った吹奏楽部。しかし久美子は、パートによって練習に対する温度差があることに気づく。はじめて滝の前で合奏した「海兵隊」は、案の定ひどい出来であった。滝はパート練習ができておらず指導以前の問題であると温和な口調で厳しく指摘。来週の合奏でまともなレベルになっていなければマーチングイベント「サンライズフェスティバル(サンフェス)」には出場させないと言い渡す。久美子たちは秀一から、去年「やる気のある1年生(現2年生)」が大量退部したため、2年生が少なく不真面目な練習態度につながっていると聞かされる。滝のやり方に一部の部員が猛反発、このため翌日は練習自体が中止になってしまう。なすすべない久美子たちに聞こえてきたのは麗奈が一人トランペットで奏でる「新世界より」だった。
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第4話 うたうよソルフェージュ
部員からの不満を受けて開かれたパートリーダー会議で、来週の合奏後サンフェス出場許可が下りなければ正式に抗議すると決定する。だが音楽室にやってきた滝は穏やかな態度で部員たちに徹底した練習指導を行う。グラウンドでの走りこみ、呼吸法、正確なチューニング、音にあわせて声を出すソルフェージュ。今まで経験したことのない厳しさに泣き出す者、反発する者。秀一が久美子に滝の指導力をぼやいていると通りがかった麗奈が激しい口調で滝をかばう。翌日麗奈は久美子を呼び出し昨日の暴言を謝る。久美子もうろたえながら麗奈のトランペットで元気が出たと伝え、わだかまりが少し解けたと感じる。部員たちの滝への不満は団結力へと変わり、全パートが熱心に練習に取り組む。そして2回目の合奏。滝はその上達ぶりをほめ、サンフェスの練習メニューを配布する。
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第5話 ただいまフェスティバル
サンフェスを1週間後に控え吹奏楽部は練習の日々。「海兵隊」合奏以後、部員たちに「頑張れば良くなる」という空気が生まれ、練習でも自ら延長を申し出るほどになった。そして迎えたサンフェス当日。プログラムでは、北宇治高校は強豪校の立華高校と洛秋高校に挟まれており、部員たちの緊張は一気に高まる。久美子は会場で立華高校に進学した旧友佐々木梓と再会。彼女から麗奈が立華からの推薦を蹴り北宇治高校に入学したことを知る。立華の見事な演奏にどよめく観客、ますます緊張する北宇治の部員たち。それを鎮めたのは麗奈のルール違反のトランペット一声だった。滝に促され、北宇治高校吹奏楽部は堂々たる演奏を披露、会場の観客の注目を集めた。
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第6話 きらきらチューバ
サンフェスも無事成功し、コンクールの練習がスタート。滝はオーディションで出場メンバーを決めると宣言。上級生から順にメンバーを決める慣例の否定に部員から反発の声もあったが、実力があればいいという正論にはかなわない。初心者の葉月は受かるのは無理とあきらめていたが、あすかに叱咤激励され、重いチューバを持ち帰ってまで練習に打ち込む。中学時代テニス部で挫折していた葉月はチューバだけはうまくなりたいと思うようになっていた。さらに久美子と緑輝と共に練習のモチベーションを見つけようと同じチューバ担当の後藤卓也や長瀬梨子に相談するが、答えは見つからない。低音パートチームで話し合っているうち、葉月は基礎練習ばかりで一度も合奏したことがないのに気がつく。久美子と緑輝は葉月に3人で合奏を行うことを提案。「きらきら星」を合奏した葉月は「めっちゃ楽しい!」と笑顔を見せた。
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第7話 なきむしサクソフォン
ある日久美子は、葵が受験勉強のため退部するという話を耳にする。秀一は先輩に聞いた話として昨年の部員退部騒動に関係があるのではないかという。合奏練習中、滝から練習不足を指摘された葵は「部活やめます。今のままでは志望校に行けないから。」と言って音楽室を出る。葵は、引き止めにきた部長の小笠原晴香に、高校受験に失敗したため大学受験に力を入れなければならず、さらに退部騒動を止められなかった自分が全国を目指すことはできないと吐露。部長になったものの未熟さゆえ、そのことにコンプレックスがある晴香はショックで翌日学校を欠席する。久美子たちは2年生の中川夏紀から、去年練習を求める1年生を3年生が無視し続け大量退部に至った話を聞く。晴香の見舞いに訪れた吹奏楽部のマドンナ・中世古香織は「晴香が部長を引き受けてくれたから今の部がある」と励ます。次の日出席してきた晴香のもと吹奏楽部はさらに練習に励む。
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第8話 おまつりトライアングル
葉月は久美子と緑輝に秀一に好意を抱いていることを打ち明ける。緑輝は「あがた祭り」に誘って告白することを提案。祭りの日が近づき吹奏楽部員たちも浮き足だっていた。秀一に祭りに誘われた久美子は葉月と三角関係になるのを避けるため、とっさに通りがかった麗奈の手をつかんで「この子と行くことにしてて」と言ってしまう。いつもどおり部活が終わり、部員たちは思い思いに祭りに出かける。久美子は麗奈の指示どおりユーフォを背負って待ち合わせ場所へ。麗奈と大吉山に登る。「特別になりたい。だからトランペットをやってる。」と語る麗奈の魅力に圧倒される久美子。頂上の展望台についた二人はトランペットとユーフォで合奏。一方秀一を誘い出すことに成功した葉月は自分の思いを打ち明けるが振られてしまう。あきらめて明るく別れた葉月だったが、心配して待っていた緑輝の前で号泣する。
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第9話 おねがいオーディション
葉月の失恋に責任を感じる緑輝は練習に身が入らず、低音パートリーダーのあすかをいらだたせる。葉月に説得され緑輝はようやく元気を取り戻す。トランペットパートの中世古香織は高校最終学年であるためソロパートの練習に余念がなかった。そして、オーディション当日、久美子はやる気のなさそうだった2年生の中川夏紀のユーフォの上達ぶりに驚き、あらためて部全体が本気でコンクールを目指しているのだと気づく。オーディションは音楽室に一人ずつ呼ばれて行われた。後日の結果発表で、久美子のいる低音パートは初心者の葉月と夏紀の2人以外は全員合格。トランペットのソロパートは1年生の麗奈に決定し、部内に衝撃が走る。
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第10話 まっすぐトランペット
久美子の中学時代の苦い記憶。それはコンクールメンバーに選ばれたことで先輩から「あんたがいなければコンクールで吹けたのに」と言われたことだった。放課後、夏紀は久美子を呼び出し、やる気になれたことを感謝して久美子の楽譜に応援メッセージを書く。夏紀の心遣いに涙しようやく気持ちがほぐれる久美子。一方、香織を慕う2年生の吉川優子は香織がソロをはずされたことに納得できず、部員全員の前で滝と麗奈が以前から知り合いだったこと、贔屓(ひいき)をしたのではないかと滝を問い詰める。部内で滝に対する不信感が高まる。麗奈は滝を慕って北宇治に進学したと久美子に打ち明ける。事態打開のため、滝は公開で再オーディションを行うと発表、希望者を募る。手を挙げたのは香織だった。
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第11話 おかえりオーディション
再オーディションに向けて練習する香織と麗奈。しかしその実力差は優子にも明らかだった。思いつめた優子は麗奈を呼び出し自分のせいにしていいから香織にソロを譲ってやってほしいと懇願するが、ストイックな性格の麗奈はきっぱり拒絶する。練習のため借りたホールで行われた再オーディション。孤立する不安をもらした麗奈に、絶対味方になると誓う久美子。ステージ上で全力を尽くした演奏を披露した香織だが、麗奈はそれをはるかに上回っていた。滝からソロを吹きたいかと問われた香織は「高坂さんが吹くべきだと思います」と答える。客席では優子が泣き崩れていた。
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第12話 わたしのユーフォニアム
再オーディションも終わり、吹奏楽部はコンクールに向けて最後の追い込みに入る。滝は「三日月の舞」でユーフォ担当のあすかと久美子に別のフレーズを吹くよう指示。あすかは難なく吹いてみせるが久美子はうまく吹けない。滝からできるようになるかと聞かれ「できます」と答えた久美子。しかし後日の練習では、滝はそのフレーズをあすか一人で吹くように指示する。帰り道「うまくなりたい」と叫び悔し泣きする久美子は中学時代の大会で悔し涙を流していた麗奈の気持ちをようやく理解する。学校に忘れた携帯を取りに戻った久美子は鍵を開けてくれた滝から、できていないフレーズを関西大会に向けて練習しておくように言われ、さらに「できます」と言った自分の言葉を信じていると聞き、やる気を取り戻す。
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第13話 さよならコンクール
京都府吹奏楽コンクール当日、オーディション落選組は手作りのお守りをレギュラー部員に配り激励する。緊張の中、迎えた本番のステージ。「全国へ行きたい」の思いを胸に演奏する久美子たち。結果は金賞。そして関西大会出場校は。笑顔の集合写真で物語は幕を閉じる。
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第14話(OVA) かけだすモナカ
オーディションに落ちた部員10名は「チームもなか」として、コンクールメンバーを支えることになった。メンバーを支えつつ、自分たちでも演奏技術を磨き、そしてコンクール直前にはメンバーのためにもなか型のお守りを作ったり……。コンクールには出られない彼女たちであったが、それぞれがやるべきことをしていた。そして、コンクール当日。会場に出発しようとしたもなかメンバーに衝撃的な連絡が――!!これはチームもなかの熱い夏の物語。