『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』
戦うことでしか、約束を守ることができないのか…
神話の時代から繰り返されてきた女神アテナと冥王ハーデスの戦い“聖戦”。
星矢たちアテナの聖闘士(セイント)と、現代に復活した最強最後の敵・冥王ハーデスの死闘が繰り広げられた「聖闘士星矢」の時代よりはるか昔、十八世紀のヨーロッパ。
ちょっと乱暴だが正義感が強く真っ直ぐなテンマと、絵を描くことが好きな心優しいアローン。
性格は正反対だが、二人の少年は仲のいい友達だった。
テンマはあるきっかけから自分の中の力に目覚め、天馬星座(ペガサス)の聖闘士を目指すことになる。
一方親友アローンは、そのあまりに優しい心ゆえ冥王ハーデスの依代(よりしろ)に選ばれて…。
これまで語られることのなかった、前聖戦における天馬星座の聖闘士と冥王ハーデス、そして女神アテナの宿命のドラマが幕を開ける。
タグ
PVエピソード並べて表示 / 詳細表示
主なエピソード並べて表示 / 詳細表示
-
第1話 約束
聖戦。それは二百数十年ごとに繰り返される女神アテナと冥王ハーデスとの闘い。その兆しが見え始めた十八世紀ヨーロッパの田舎町。そこで暮らすテンマとアローンは、性格は正反対だが、仲のいい親友だった。ある日アローンは、パンドラと名乗る女性に出会う。その日を境に、運命の歯車は大きく動き始める…。
-
第2話 ハーデス覚醒
聖域では、冥王軍との新たな聖戦に向けて女神アテナの名のもとに黄金聖闘士たちが集う。その頃テンマは、聖闘士になるため修行に励む中、アローンの妹であるサーシャと偶然の再会を果たし、彼女がアテナの化身であることを知る。一方、アローンは遠く離れた親友テンマのことを思いながら一人絶望に打ちひしがれていた…。
-
第3話 聖戦始動
テンマたち聖闘士は、冥闘士が集結しているというイタリアの町に向かう。そこが故郷の町であることに気づき、アローンの身を案じるテンマ。しかし、火に包まれていた町で姿を現したアローンは、冥王ハーデスとして覚醒していた。親友の豹変にショックを受け、呆然とするテンマに対し、アローンは容赦なく一撃を加える…。
-
第4話 祈りの花輪
「テンマの死」と「兄アローンのハーデスとしての覚醒」を知らされながらも哀しみを押し殺しアテナとして気丈に振舞うサーシャ。一方、テンマの死体を引き上げた青銅聖闘士の耶人は、突如現れた女戦士ユズリハに連れられ、ジャミールへ向かう。ジャミールの族長ハクレイは耶人にテンマは完全には死んでいないと告げる…。
-
第5話 毒薔薇
冥王軍三巨頭の一人ミーノスは、聖域に攻め入るべく見えない糸を操り次々に聖闘士を倒していく。だが、聖域を目前にしてミーノスたちの前に出現したのは、毒薔薇の園。そして園の中には魚座の黄金聖闘士アルバフィカの姿が。毒薔薇の香気の効かない冥闘士ニオベを、自らの血を打ち込み倒したアルバフィカだが…。
-
第6話 花葬列
ミーノスの実力に苦戦するアルバフィカは渾身のクリムゾンソーンを放つが、それすらも冥衣によって防がれ、ついにアルバフィカは倒れ伏す。そしてミーノスが次に向かったのは、アルバフィカが守ろうとしていた聖域近郊の村。村は次々に破壊され、アルバフィカを慕っていた少女アガシャもミーノスの標的にされてしまう…。
-
第7話 木欒子(もくれんじ)の実
不死である冥闘士を倒す方法が、冥界に生える木欒子の実にあると聞き、テンマたちは必死で捜索する。たどり着いた木欒子の前に現れたのは、乙女座の黄金聖闘士アスミタだった。味方か? 敵か? 光の無い世界で瞑想の修行を続けてきたアスミタはテンマの戦いの理を否定し、人間の五感を奪い去る「天舞宝輪」を放つ…。
-
第8話 良き風の日
アスミタに渾身の一撃を与えるテンマ。するとテンマの小宇宙の高まりに呼応し、木欒子が実を結ぶ。アスミタは姿を消してしまうが、テンマたちはとりあえずその実を拾い集め、冥界から生還。しかしジャミールにも、新たな冥闘士の魔の手が迫る。彼らの前に立ちはだかったのは、再び現れたアスミタだった…。
-
第9話 巨星
聖域に進攻しようとした冥闘士たちを圧倒的な力で一蹴する、牡牛座の黄金聖闘士アルデバラン。そこに敵意を剥き出しにした天暴星ベヌウの輝火が降り立ち、戦いを挑む。一進一退の攻防が続くも、アルデバランの言葉に追いつめられた輝火は、炎でアルデバランの動きを縛り、立て続けに大技を放つ…。
-
第10話 降臨
輝火の猛攻を凌いだアルデバランは大地を返すほどの「タイタンズノヴァ」で勝負を決める。だがアルデバランは、輝火のことを邪悪ではないと断じ止めを刺さず、傷だらけの輝火は薄暮の空に飛び去った。その後、聖域では突然、恐ろしく巨大な小宇宙とともにアテナの結界が破られる。サーシャの前には冥王ハーデスの姿が…!
-
第11話 もう届かない
ついに聖域へと帰還し、アローンに戦いを挑むテンマだが、返り討ちにあってしまう。その時、教皇が現れ、先代アテナの護符を用いてハーデスの力を弱体化させる「タリスマンケージ」を発動。アテナと小宇宙を合わせて封印の地へと空間を繋ぎ、ハーデスを封印しようと試みる。だがそこにパンドラまでもが駆けつけ…。
-
第12話 絶えない犠牲
完成した時に地上は滅びるという空一面の絵「ロストキャンバス」。優しかったアローンがハーデスとして人類を滅ぼそうとしていることに苦悩するテンマ。その頃、パンドラはハーデスの覚醒が不完全なことに焦り、原因であるテンマを抹殺すべく刺客を送り込む。超音波によってテンマたちを眠らせた冥闘士たちだが…。
-
第13話 旅立ち
聖域を去り、一人で戦うことを決意するテンマだったが、教皇の命を受けた蟹座の黄金聖闘士マニゴルドに捕まり、牢に閉じ込められてしまう。一方ハーデス城では、アローンの記憶に遮られて完全に覚醒していないハーデスを空間の歪みに作ったアトリエに幽閉するよう、ヒュプノスとタナトスがパンドラに仕向けていた…。