- 名前:ベル・クラネル
- 英語名:Bell Cranel
- 中国語の名前:贝尔·克朗尼
- 他の名前:小新秀(リトル・ルーキー,Little Rookie) / 世界最快白兔(纪录保持人)、猛牛杀手(Ox Slayer) / Beru Kuraneru / 世界最快白兔(纪录保持人) / 猛牛杀手(Ox Slayer)
- 性別:男
- 身長:165cm
『ベル・クラネル』
本作品の主人公。ヘスティア・ファミリア団長。紅眼白髪を持つ14歳のヒューマンの少年であり、その容姿から作中では兎に喩えられる。物語開始時のステイタスはLv.1の駆け出しだったが、急激な速度でランクアップしており、本編17巻時点ではLv.4となっている。
育ての祖父の死後、異性との出会いを求めて冒険者となるべく田舎からオラリオを訪れ、女神ヘスティアと出会って彼女の最初の眷族となる。性格は基本的に善良かつ奥手だが、祖父の影響で異性に抱く憧れが強く、年上の女性を意識する。祖父から英雄譚(原典)を聞いて育ったために人一倍英雄譚に詳しく、年甲斐もなく英雄になりたいという想いを秘める。物語初期からアイズに憧れを抱いて強くなりたいと願い、片角のミノタウロスとの死闘を経て未知に挑む冒険者となり、ベルを見初めた神々が関与した様々な騒動を乗り越えて力を付ける。異端児の事件を通じて偽善者となる覚悟と新たな好敵手を得てからは精神的にも成長し、周囲からの信頼を掴み取って英雄に喩えられるようになる。
アイズから指導されたために戦い方が似ており、主にナイフなどの刃渡りの短い刀剣や軽装の鎧を装備し、自身の速度を生かした戦い方を行う。持ち主と共に成長するという特異な特性を持つ神(ヘスティア)のナイフと、作品世界では異例な無詠唱魔法ファイアボルトを使用する。アイズへの憧憬から発現したレアスキル憧憬一途(リアリス・フレーゼ)により、アビリティの急激な成長と限界突破を成し遂げており、その副次効果で魅了(チャーム)が効かない設定がなされている。また、蓄力(チャージ)により攻撃や魔法などの能動的な行動の威力を増幅し、英雄の一撃を放つスキル英雄願望(アルゴノゥト)を得ており、このスキルの特徴を応用した聖火の英断(アルゴ・ウェスタ)という技を独自に編み出す。
本作品の人気の大きな理由の一つとして、読者が物語当初から純真な意志を失わずに憧れを目指して鍛錬を続け、真っ直ぐに成長するベルの姿に共感し、読者の気持ちを引き付けていると分析されている。また、宝島社の『このライトベルがすごい!』による男性キャラクター部門のランキングでは2015年に8位、2016年に7位、2019年に10位、2020年に8位に選ばれている。
最初の二つ名は未完の少年(リトル・ルーキー)。Lv.4にランクアップした際に白兎の脚(ラビット・フット)という新たな二つ名となる。