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逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~ Season 2
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  • 地域日本
  • タイプTV
  • 正式名称逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~ Season 2
  • 英語名Gyakuten Saiban: Sono "Shinjitsu", Igi Ari! Season 2 / Ace Attorney Season 2
  • 中国語の名前逆转裁判 第二季
  • 放送開始2018-10-06
  • 放送状況放送が终了
  • タグ推理 / 悬疑 / 游戏改
  • 原作CAPCOM
  • 監督渡辺歩 / 今井友紀子
  • シナリオ阿部沙耶佳 / 冨岡淳広 / 石橋大助
  • 絵コンテ河野亜矢子 / 今井友紀子 / 和田高明 / 渡辺歩 / 石踊宏 / 高橋知也
  • 演出今井友紀子 / 深瀬重 / 高田昌豊 / 和田高明 / 高橋謙仁 / 北久保弘之 / 河野亜矢子
  • 制作会社CloverWorks
  • 制作協力A-1 Pictures
  • Copyright© CAPCOM / 読売テレビ・A-1 Pictures
  • 家族逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~
  • 公式ウェブサイトhttp://www.ytv.co.jp/animegyakuten/
  • Rating12+

『逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~ Season 2』

2016年4月に放送し、人気を集めたTVアニメ『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜』。

このたび、その続編として『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜 Season 2』の制作が決定し、2018年秋に読売テレビで放送されることとなった。

原作は、裁判を題材にした人気アドベンチャーゲーム「逆転裁判」。

2001年の発売以来、シリーズ累計販売本数670万本(2017年12月31日現在)を突破する大ヒットを記録している。

ゲームはプレイヤーが主人公の弁護士、成歩堂龍一(ナルホドウリュウイチ)になり、奇想天外な事件に巻き込まれ、無実の罪を着せられた依頼人を助けるという内容。

このアニメの見せ場は何といっても個性的なキャラクターたちがぶつかりあう法廷バトル。

成歩堂はライバル検事に絶体絶命のピンチに追い込まれるが、判決が下るまでは決して諦めない。

そして、「異議あり!」の言葉とともに反撃を開始。

発想の逆転と依頼人を信じる心で戦い抜き、最後には事件の真相を暴いて無罪を勝ち取るという爽快感が作品の魅力になっている。

前作でおなじみの、成歩堂の師匠で美人弁護士の綾里千尋(アヤサトチヒロ)、成歩堂の助手の綾里真宵(アヤサトマヨイ)、ライバル検事の御剣怜侍(ミツルギレイジ)のほか、新たに登場する強敵ゴドー検事ら、個性豊かなキャラクターたちが爽快な逆転劇を繰り広げる。

今回は、原作ゲームディレクターの巧舟氏全面協力のもと制作される。

熱烈なゲームファンにとっても、見ごたえのある作品になる予定だ。

一回り成長した弁護士、成歩堂龍一の活躍をお楽しみに!

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      • 第1話 失われた逆転

        弁護士の成歩堂龍一がいる地方裁判所の被告人第1控え室にスズキマコが入ってくる。マコは必ず無罪にすると約束してくれた成歩堂に命を預けると伝える。だが、成歩堂はマコの事、マコに殺人の容疑がかけられている事を全く覚えていなかった。実は、成歩堂は記憶喪失になっていたのだ。この後、裁判が開廷。亜内検事は冒頭陳述を行い、成歩堂はマコが警察官の先輩である恋人を殺害した罪に問われていると知る。そして、証人の糸鋸圭介刑事が証言台に立つ。被害者の町尾守は公園の上にあるベンチ付近から突き落とされて絶命。町尾は犯人のメガネを握っていたという。成歩堂は尋問のやり方がわからずに動揺。マコは成歩堂が記憶喪失だと気付き、証言の矛盾を暴けば良いと教える。成歩堂はメガネの事を糸鋸に追及し、マコのものという確証はないと判明する。だが、亜内は決定的証拠として鈴木と書かれたダイイングメッセージの写真を提出。成歩堂は証拠の矛盾に気付き、被告人の名前は須々木マコだと指摘する。証拠の指文字とは漢字が違うのだ。さらに糸鋸は新たな証拠品の黄色いグローブを提出する。これはマコが事件当日に誕生日だった町尾のために用意したプレゼントだった。成歩堂はこの証拠が事件の鍵を握ると睨む。成歩堂は徐々に弁護士の感覚を取り戻していた。このグローブは左利き用だったが、証拠写真の町尾は右手で指文字を書いていた。成歩堂は左利きの町尾が右手で文字を書くはずがないと言い放つ。勝利を確信する成歩堂だったが、亜内は事件の目撃者として浪人生のモロヘイヤを召喚する。モロヘイヤは公園を散歩中、目の前に町尾が落ちてきたと証言。驚いて見上げると、真っ青な顔をしたマコと目が合ったという。決定的な目撃証言だったが、モロヘイヤの視力は両方とも0.1と低い事が判明。成歩堂がメガネの事を訊くと、モロヘイヤは最近失くしたと答える。成歩堂は証拠品のメガネを突きつけ、モロヘイヤは自分のメガネだと認める。成歩堂がこのメガネが被害者の下にあったと教えるとモロヘイヤは激しく動揺。だが、モロヘイヤは重要なのはダイイングメッセージだと訴える。成歩堂は真犯人がマコに罪を着せるために指文字を書いたと主張する。この時、マコは事件当日、町尾と公園で携帯を拾った事を思い出す。拾った直後に落とし主から着信があり、マコは携帯を取りに行くという電話の相手に名前を教えたという。この後、モロヘイヤは最近携帯を落とした事を認め、成歩堂はマコが拾ったのはモロヘイヤの携帯だったと確信する。須々木を鈴木と間違えるミスが起きるのは耳で聞いた時。成歩堂はモロヘイヤが真犯人だと言い放つ。だが、亜内はモロヘイヤには殺害する動機がないと反論し、成歩堂は絶体絶命のピンチを迎える。この時、成歩堂は記憶を失う前に重要な何かを調べていた事を思い出しそうになるが…。

      • 第2話 盗まれた逆転 1st Trial

        弁護士の成歩堂龍一は助手で霊媒師の修行中である綾里真宵、その従妹の綾里春美と事務所で高菱屋百貨店で開催予定の倉院の里・秘宝展のポスターを目にする。ポスターには「子供」と記された倉院のツボの写真が掲載されていたが、本来、そこに書かれていたのは倉院流創始者、綾里供子の名前「供子」。以前、春美が誤って割った時に「子供」と間違って修復してしまったのだ。倉院の里は倉院流霊媒道の総本山で、真宵は家元の娘。その時、秘宝展で展示される倉院のツボが盗まれたというニュース速報がテレビに流れる。犯人はすごい宝物ばかりを盗み、世間を騒がせている怪人☆仮面マスクだ。真宵は自分たちの秘宝が盗まれたと大騒ぎする。成歩堂たちは高菱屋の大展示場を訪ね、トノサマン・丙の事件に関わっていた華宮霧緒と再会する。霧緒は秘宝展の仕事に携わっていた。霧緒は10日前に仮面マスクから予告状が届いたと告白。予告状には「最も価値ある秘宝をいただきに参上します」と書かれていたという。成歩堂たちがツボを保管していた地下倉庫に手掛かりを探しに行くと、糸鋸刑事が捜査をしていた。霧緒は誰かが黄金の供子像の位置を移動させた事に気付く。この像は前日の昼に届いたものだった。その時、名探偵の星威岳哀牙が倉庫に現れる。霧緒はイヤな予感がして20日前に哀牙に倉庫の警備を依頼していた。哀牙は前夜の午前1時に倉庫で仮面マスクと相対したが取り逃がした事を明かす。その後、糸鋸の携帯に仮面マスクが自首したという連絡が入り、成歩堂たちは警察の留置所にいる自称、仮面マスクの天杉優作に会いに行く。優作はツボを失くしたと真宵に謝罪する。そこに優作の妻の天杉希華がやってくる。夫の無実を信じる希華は優作が仮面マスクの大ファンで、自分を仮面マスクと思い込んでいる節があると話し、優作の弁護を成歩堂に依頼する。成歩堂は希華の言葉を信じて弁護を引き受けるが、真宵と春美は自分たちが被害者なのに成歩堂が弁護を引き受けた事にショックを受ける。真宵と春美は落ち着きを取り戻すと、希華から話を聞くため、優作の自宅を訪ねる。優作の部屋は仮面マスクの仕事道具だらけだった。その時、優作の自宅に警備員姿の男がやってくる。真宵は男の顔を見て驚きの声を上げる。一方、成歩堂は仮面マスクの情報を聞くため、哀牙の事務所を訪れていた。哀牙は不在で、成歩堂はテーブルに置かれた大きめのカバンに目を留める。成歩堂は中身が気になり、カバンのジッパーを開けて中身を取り出そうとするが、その時、哀牙が事務所に戻ってくる。哀牙は翌日の法廷で成歩堂が優作の弁護をする事を知っていて、法廷で自分が証言台に立つ事を教える。翌日の成歩堂の相手は天才検事の御剣怜侍が最強の称号を託したという謎の検事だった…。

      • 第3話 盗まれた逆転 2nd Trial

        倉院の里・秘宝展に展示予定の倉院のツボを盗んだ自称、怪人☆仮面マスクの天杉優作が警察に自首する。成歩堂は夫の無実を信じる優作の妻、天杉希華に依頼され、気の弱い優作の弁護を引き受ける。この事件には何か裏があると考える希華。成歩堂は希華の言葉を信じて裁判に臨む。成歩堂と対決するのは天才検事、御剣怜侍が最強の称号を託した検事、ゴドーだった。ゴドーは仮面マスクとして倉院のツボを盗んだのかと優作に確認。優作は盗んだ事をあっさりと認めるが、成歩堂は「異議あり!」と声を上げる。成歩堂は優作の正体がハッキリしないため、ツボを盗んだのは仮面マスクじゃないと立証する事に。予告状には「最も価値ある秘宝をいただきに参上します」に書かれていたが、成歩堂はツボには価値がないと指摘し、予告状と矛盾していると訴える。成歩堂は、犯人は仮面マスクの手口をマネした偽者と考え、高菱屋に現れたのが偽者だと立証しようとする。成歩堂は高菱屋の倉庫内の防犯カメラの画像を用意する。仮面マスクが映っているのはAM00:58:43の画像。防犯カメラに映った仮面マスクは本物が胸に付けているエンブレムを付けておらず、成歩堂は現場にいたのは偽者だと主張する。だが、ゴドーはエンブレムが黄金像の陰に落ちていたと反論。成歩堂は隙のないゴドーの反論によって窮地に追い込まれる。その時、「待った!」の掛け声と共に真宵が法廷に現れ、新しい証人を連れて来る。その証人とは警備員の姿をした成歩堂の友人、矢張政志だった。証言台に立った矢張は事件前夜の夜中にバイト先、KB警備のビル前で優作の財布を拾ったと証言。優作は1年前までKB警備の社員だったと打ち明ける。優作の財布に入っていたKB警備のキーカードには事件当夜の午前1時に会社に出入りした記録が残っていた。それはツボが盗まれた犯行時刻と同じだった。この会社から高菱屋までは車で30分の距離。成歩堂は午前1時にKB警備にいた優作に高菱屋でツボを盗む事は不可能だと言い放つ。裁判長が優作にKB警備に行った理由を訊ねると、真宵が優作の部屋で見つけた手紙の事を伝える。その手紙は「キサマの正体を世間に公表されたくなければ、500万円を用意しろ。9月12日の午前1時、KB警備・社長室で待っている」という内容の脅迫文だった。ゴドーも優作が事件の時間にKB警備にいた事を認めるが、問題はツボを盗んだ真犯人。成歩堂は犯行時刻に現場にいた検察側の証人、名探偵の星威岳哀牙を真犯人として告発する。この後、哀牙が証言台に立つと、成歩堂はツボを盗み出したのは現場にいた哀牙だけと考え、防犯カメラに映っていたのは仮面マスクに変装した哀牙と訴える。ゴドーはその証拠を見せろと要求するが、決定的な証拠は何もなく、成歩堂は絶体絶命のピンチに追い込まれる。

      • 第4話 盗まれた逆転 3rd Trial

        成歩堂は真宵や優作の妻の希華の助けもあり、怪人☆仮面マスクの優作が倉院のツボを盗んでいない事を立証する。ツボが盗まれた日の午前1時頃、優作はKB警備の社長室にいたのだ。成歩堂は真犯人が仮面マスクのライバルの名探偵、哀牙だった事も暴く。哀牙は観念して倉院のツボを盗んだと認め、優作は無罪を勝ち取るが、同じ日の午前1時頃にKB警備の社長室で毒島黒兵衛社長が殺害されていた事が判明。成歩堂は気の弱い優作が殺人の罪を犯すとは思えず、優作の弁護を続ける事に決める。成歩堂と真宵のもとに、秘宝展に携わる霧緒が訪ねてくる。霧緒はポスター撮影後、ペンキ缶につまずき、倉院のツボを割ってしまったと告白して謝罪。霧緒は修理した時、偶然にもツボに記されている文字を「子供」から正しい「供子」に戻していたのだ。霧緒は床にこぼしたペンキを隠すため、黄金像を置いたが、誰かが違う位置に移動させていた事を成歩堂たちに教える。黄金像が倉庫に到着したのは事件が起きる前日。移動させたのは倉庫を警備していた哀牙の可能性が高く、成歩堂はこの像を動かした理由は事件と関係があるかもしれないと考える。その後、成歩堂たちは事件現場の社長室を訪れ、捜査中の糸鋸刑事と遭遇する。糸鋸は遺体が金庫の中に入っていたため、発見が遅れた事を成歩堂たちに教える。毒島はあくどい事をして儲けていたという。成歩堂は社長室にある非常ブザーの事を糸鋸に確認。この非常ブザーは地下の警備室に繋がっているが、警備員は事件の夜、ブザーは鳴らなかったと証言していて、ボタンには指紋も残っていないという。だが、成歩堂が警備を担当していた矢張を問い詰めると、矢張は事件の夜、警備室を抜け出してサボっていた事を告白。矢張が記録を調べると、事件が起きた午前1時にブザーが鳴っていた事が明らかになる。成歩堂は留置所にいる優作と面会し、社長室で何が起きたかを聞く。優作は事件の夜、社長室に入った直後に何者かに鈍器で頭を殴られて気を失ったと告白。気付くと毒島は殺害されていたという。優作は自分が犯人と疑われると思い、怖くなって遺体を金庫に隠して逃走したのだ。成歩堂が脅迫状の事を聞くと、優作は以前から脅迫状が届いていた事を打ち明ける。最初の犯行を目撃されたらしく、それ以来、何者かから計画書が送られてくるように。言う通りにしなければ、警察にバラすと脅され、優作は2回目からは計画書通りに犯行に及んだのだ。優作が盗んだ獲物を指定の貸金庫に預けると、報酬としてお金が送られてきたという。本物の仮面マスクだった優作。成歩堂は哀牙も自分が仮面マスクと主張している事が引っかかる。翌日、優作の裁判と同じ時刻に隣りの法廷では哀牙の裁判が行われる事になっていた。この後、成歩堂は2つの事件を整理して重大な事に気付くが…。

      • 第5話 盗まれた逆転 Last Trial

        成歩堂は怪人☆仮面マスクの優作が倉院のツボを盗んでいない事を立証する。真犯人は仮面マスクのライバルである名探偵の哀牙だった。優作は無罪を勝ち取るが、ツボが盗まれた12日の午前1時頃にKB警備の社長室で毒島社長が殺害されていた事が判明。優作はその時間、社長室にいたため、今度は殺人容疑で逮捕される。引き続き、優作を弁護する事になった成歩堂は裁判に向けて関係者から新たな情報を集めていく。そして、成歩堂は2つの事件を整理して、ある重大な事実に気付く。9月14日の午前10時、優作の裁判が開廷。同時刻に隣りの法廷では哀牙の裁判も始まる。成歩堂はこの裁判はスピード勝負になると考えていた。仮面マスクとして哀牙に有罪判決が下された時、成歩堂の裁判は負けを意味するのだ。この日も成歩堂の前に立ちはだかるのは強力なライバルのゴドー検事だった。ゴドーは優作が1年前にKB警備を辞めた理由について言及。優作は妻の希華の小遣いを稼ぐため、会社の機密データに手をつけ、それが毒島にバレて会社を辞めたのだ。ゴドーは毒島がそれをネタに優作を脅迫し、今回の殺人事件が起きたと動機についても触れる。優作は事件の夜、社長室に入った直後に何者かに頭を鈍器で殴られて気を失ったと証言する。気付くと毒島は殺害されていたのだ。優作は仮面マスクをネタに脅迫され、仮面マスクの衣装を着て社長室に行った事を明かす。成歩堂は初めて聞く新事実に驚く。新たな証言が出たため、ゴドーは優作の証言があやふやだと指摘し、殴られたのも信用できないと訴える。成歩堂は社長室の非常ブザーが午前1時頃に鳴った記録を見せ、優作が犯人ならすぐに逃げるはずだと主張。成歩堂は優作が気絶してブザーが鳴った事を知らなかったと指摘し、あの部屋にはもう1人、別の人物がいたと言い放つ。ゴドーは毒島自身がブザーを鳴らしたと考える。ブザーのボタンに指紋はなかったが、ゴドーは優作がふき取ったと推測。成歩堂は仮面マスク姿で手袋もしていた優作に指紋を拭く必要はないと反撃し、ベルを鳴らしたのは真犯人だと主張する。真犯人が現場から逃げたら、駆け付けた警備員が気絶した優作を犯人と疑うのは明白だった。裁判長が真犯人は誰なのかと核心に迫ると、成歩堂は哀牙だと答える。同じ時刻に起きた殺人と窃盗という2つの事件。罪が軽い窃盗で有罪が確定すれば、殺人の罪に問われる事はなく、哀牙はそうやって本当の罪から逃れようとしているのだ。成歩堂は真犯人を引きずり出すため、哀牙の召喚を要請するが、隣りの法廷では哀牙に有罪の判決が下ろうとしていた…。

      • 第6話 届け逆転のメロディ

        弁護士の成歩堂龍一が助手の綾里真宵とラーメン店で食事をしていると、店内ラジオから大好きなシグナルザムライの唄が流れてくる。成歩堂はラジオにまつわる中学時代の思い出を回顧する…。12年前、中学生の成歩堂はカバンにシグナルザムライのシグナルブルーのマスコットをつけていた。友人の矢張政志はイエロー、御剣怜侍はレッドを持っていて、これは3人の仲間の証だった。矢張はトモリーナのラジオ番組にハマっていた。2人は捨て犬のポメを連れて引っ越した御剣の話題を話すが、引っ越し後は御剣からの連絡が途絶えていた。御剣の父、信がDL6号事件で他界した後、御剣は検事の狩魔豪に引き取られていた。狩魔の娘の狩魔冥は狩魔が帰宅すると、今度裁判を見せて欲しいとお願いする。冥は狩魔のような検事になりたいと思っていた。その後、御剣はポメの散歩に出掛けるため、机の引き出しからラジオを取り出す。屋上で弁当を食べる成歩堂と矢張は、矢張が点けているラジオを聴いて、連絡先がわからない御剣と連絡を取る方法を思いつく。一方、傍聴席から狩魔の裁判を傍聴した冥は勝利して無敗記録を伸ばした狩魔に大興奮する。その後、御剣は狩魔、冥たちと高菱ショッピングモールにやってくる。リードに繋いで飼い犬ポメを連れていたが、ポメが突然走り出し、御剣はリードを離してしまう。御剣はイヤホンでトモリーナのラジオを聴いていたが、その時、ラジオからシグナルザムライの唄が流れ、トモリーナはニュースを報じる。それは高菱ショッピングモールでポメラニアンのナパームが行方不明になったというニュースだった。飼い主は懸賞金をかけて探しているという。御剣がポメに追いつくと、そこにいたのはニュースで報じられていた行方不明犬、ナパームだった。トモリーナは曲が終わると、シグナルブルーからのリクエスト曲だったと語り、「シグナルレッド、元気でやっているか?たまには連絡くれよな!」とメッセージも読む。御剣は成歩堂からのメッセージだと気付いて嬉しくなる。御剣がポメとナパームを撫でていると、そこに城楼須はらみが現れる。城楼須は自分がナパームの飼い主だと名乗り、ナパームを連れて行こうとする。だが、城楼須が手を伸ばすと、ナパームは唸って威嚇。御剣は城楼須を不審に思い、本当の飼い主なのかを確認する。すると城楼須は自分が飼い主じゃないという証拠を出せと激怒。だが、証拠は何もなく、御剣は絶体絶命のピンチに追い込まれる…。

      • 第7話 逆転のレシピ 1st Trial

        弁護士の成歩堂龍一、助手の綾里真宵がいる事務所に糸鋸刑事が怒鳴り込んで来る。糸鋸は1ヵ月前の毒殺事件で素人以下の弁護をして惨敗した成歩堂に激怒する。だが、成歩堂はその裁判に全く見覚えがなかった。ニセ成歩堂が勝手に法廷に立って弁護したのだ。糸鋸は再審理を成歩堂に要求し、成歩堂たちは留置場にいる依頼人に会いに行く。依頼人は以前弁護した須々木マコだった。成歩堂は裁判で弁護したのが自分の偽者だった事を伝え、マコはニセ成歩堂が関西弁だった事を思い出す。婦人警官を辞めてレストラン吐麗美庵(トレビアン)の店員として働いているマコ。1ヵ月前、男性客2人が来店した時に事件は起きたという。男がもう1人のコーヒーのカップに毒を入れ、それを飲んだ男は絶命。マコはあまりの出来事に気絶したと明かす。だが、店長や他の客は事件が起きたテーブルには男1人しかいなかったと証言。完全に証言が食い違っているが、マコは確かに2人いたと主張。成歩堂と真宵は事件の調査のため、吐麗美庵を訪れる。店長の本土坊薫は被害者がイヤホンで宝くじの当選番号のニュースを聴いていたと証言。被害者は5000万円の宝くじを当て、マコはその宝くじを奪うために毒を盛ったと考えられていた。テーブルに薬の袋があったという新事実が明らかになり、成歩堂はマコを信じて戦うしかないと決意がみなぎる。翌日、マコの再審理が行われる。相対するのはライバル検事のゴドーだった。証言台に立った糸鋸は事件について説明する。被害者はコンピュータ会社のプログラマー、岡高夫。猛毒の青酸カリはコーヒーカップから検出され、飲み跡も残っていた。5000万円が当選した岡の宝くじを持っていたのはマコで、エプロンから毒薬の小瓶も発見されたのだ。小瓶に付着していた指紋もマコのものだった。成歩堂はエプロンの派手に付いた赤いシミは何かと質問。血痕かと思われたが、マコはケチャップだと答える。そして、成歩堂はテーブルに薬の袋があったという新事実を明らかにして反撃を開始。この薬に毒薬が仕込まれていたと推理する成歩堂だったが、ゴドーはすでに調査済みだと余裕の表情を浮かべる。それは耳鼻科の薬袋で、中身は入っていなかったという。事件前日、同僚とケンカした際に左耳の鼓膜が破れた岡。処方されたのは飲み薬ではなく、耳に垂らす外用薬だった。裁判長はこれ以上の審理はムダと判断するが、成歩堂は弁護側の尋問を要求し、糸鋸が手配した江戸っ子職人、五十嵐将兵が目撃者として証言台に立つ。成歩堂は事件当日、吐麗美庵にいた五十嵐の証言の矛盾を糸口に反撃を試みるが…。

      • 第8話 逆転のレシピ 2nd Trial

        レストラン吐麗美庵でプログラマーの岡高夫が毒殺された事件で有罪になった店員、須々木マコの再審理が行われる。成歩堂は事件の時、店内にいた職人、五十嵐将兵の目撃証言の矛盾を次々と暴き、五十嵐はマコの顔を正面から見ていない事が判明。五十嵐の証言には多くの疑問が残り、裁判は翌日まで延期される。帰り際、成歩堂と真宵は裁判所の外でボロボロのスクーターに乗る関西弁の芝九蔵虎ノ助を見かける。真宵は特徴が一致する事から芝九蔵がニセ成歩堂かもしれないと疑う。成歩堂はさらなる調査のため、吐麗美庵を訪れる。成歩堂はコーヒーに毒を入れた店員の正体、岡が鼓膜の破れた耳にイヤホンをしていた理由など、多くの謎を整理する。客として来ていた糸鋸刑事は被害者にあやかって、宝くじを買った事を明かす。糸鋸は毎週午後1時半から10分放送する被害者と同じ宝くじのラジオ番組を聴いていた。成歩堂はキッチンの小瓶が並べられた箱に注目。1本だけ種類が違う小瓶があり、糸鋸が中の液体を警察署で分析する事に。成歩堂は勝手口の外で店長の本土坊薫と鹿羽うらみが話している事に気付く。本土坊は借金の問題を抱えていた。そして、成歩堂と真宵は近くの広場で五十嵐とバッタリ会う。五十嵐は岡が倒れた時、警察への通報を本土坊に頼まれ、公衆電話を探しに行ったと証言。10分程、本土坊しか店にいない時間があったのだ。本土坊がナニワのゼニトラが営む闇金融、カリヨーゼから5000万円借りている事もわかり、成歩堂と真宵は話を聞くため、カリヨーゼを訪ねる事に。カリヨーゼではうらみが働いていた。成歩堂たちはゼニトラがいない隙に机を調べ、クリーニング・ボンバーと書かれたディスクを発見する。マコが話していたディスクはこれの可能性が高かった。成歩堂は車の修理代150万円の請求書も見つける。車の持ち主は鹿羽組になっていた。真宵は成歩堂と同じ色のスーツを見つけ、襟にはニセモノの弁護士バッジがついていた。その時、芝九蔵が怒鳴りながら戻ってくる。ナニワのゼニトラとは裁判所の外で会った芝九蔵の事だった。芝九蔵は自分がニセ成歩堂という事をあっさり認める。芝九蔵に追い返された成歩堂たちは警察署を訪ねる。糸鋸はうらみが鹿羽組の組長、鹿羽権太の孫娘だと明かす。鹿羽は街の闇金融業界を牛耳っていて、芝九蔵も頭が上がらないという。糸鋸は岡も芝九蔵から1000万円借りていた事を成歩堂に教える。優秀なプログラマーだった岡はコンピューターウイルスのプログラムを作っていて、高性能のものは数億円で取り引きされる事もあるという。芝九蔵が持っていたクリーニング・ボンバーと書かれたディスクの中身は岡が作ったウイルスだった。続いて、成歩堂たちは留置所にいるマコに話を聞きに行く。成歩堂はマコから新たな事実を聞き出し、徐々に事件の核心に迫るが…。

      • 第9話 逆転のレシピ Last Trial

        毒殺事件で有罪判決を受けたマコの再審理が行われるが、目撃者の五十嵐の証言には多くの疑問が残り、裁判は翌日まで延期される。成歩堂はさらなる調査を敢行。吐麗美庵のキッチンにあった謎の小瓶、店長の本土坊が闇金融のカリヨーゼから5000万円を借りている事、被害者の岡が作った数億円の価値があるプログラム、ニセ成歩堂の正体が芝九蔵だった事、事件の時に店内に鹿羽うらみがいた事、事件の背後にうごめく鹿羽組など、マコの無実を立証する多くの手掛かりを掴む。11月8日の裁判前、糸鋸刑事は吐麗美庵のキッチンにあった小瓶の中身は鼓膜が破れた岡に処方された外用薬だったと分析結果を成歩堂に伝える。そして、マコの裁判が再開され、本土坊が証言台に立つ。前回の裁判で、岡が鼓膜の破れた左耳にイヤホンをしていたと証言した五十嵐。本土坊は事件の日、店内を改装していて、大きな鏡があった事を明かす。本土坊は五十嵐が鏡に写る岡を見たため、左右が逆に見えたと訴える。だが、成歩堂はこの証言の矛盾に気付く。五十嵐はモノクル(片眼鏡)とイヤホンを左につけていたと証言したが、成歩堂はモノクルが遺体の左についていて、鏡に映ると右に見えるはずと指摘。モノクルだけが鏡で左右逆になっていないのはおかしいと主張する。本土坊は激しく動揺してウソだった事を認める。本土坊は事件の日、岡が宝くじを当てた5分後に事件は起きたと証言。だが、成歩堂は「異議あり!」と言って矛盾を突く。宝くじの番組が始まるのは午後1時30分から10分間で、五十嵐の日課は2時からコーヒーを飲む事。成歩堂は宝くじが当たった5分後に事件が起きた場合、まだ五十嵐は店にいないと指摘する。そして、成歩堂は五十嵐が目撃したのはニセモノの犯行現場だったと言い放つ。五十嵐に事件を目撃させるため、事件の30分後にニセモノの店員と被害者が事件を再現したのだ。成歩堂は岡の遺体はキッチンに隠していたと推理。本土坊は否定するが、成歩堂はキッチンで岡の耳の薬が入った小瓶を見つけた事を明かす。小瓶は遺体を隠した時に落ちたのだ。成歩堂は五十嵐が通報するために現場を離れた10分間に犯人が遺体をテーブルに戻し、気絶したマコのポケットに毒薬を入れたと考える。本土坊はある人物に命令され、キッチンに遺体を隠した事を認めるが、岡を殺害したのは自分じゃないと主張。そして、本土坊は芝九蔵に命じられて仕方なく協力した事が明らかになる。裁判長は芝九蔵を証人として法廷に召喚。成歩堂はついに事件のカギを握る芝九蔵を法廷に引きずり出す事に成功する。成歩堂は事件当日、芝九蔵が岡と吐麗美庵で会う約束をしていたと指摘し、それを裏付ける芝九蔵のメモを証拠として提出する。これはうらみが渡してくれた診断書の裏に書かれたものだった。徐々に芝九蔵を追い込んでいく成歩堂だったが、この後、絶体絶命のピンチを迎えて…。

      • 第10話 逆転特急、北へ 1st Trial

        12月31日、成歩堂は特別列車、銀星号の初運行の旅に招待される。これはナーリキン共和国の大富豪、ハブリー・リッチナンデが私財を投じて造り上げた私設鉄道だった。招待状を手にした成歩堂は真宵を連れて列車に乗り込もうとした時に糸鋸刑事、裁判長とバッタリ会う。糸鋸と裁判長はこの旅に応募して当選チケットを手に入れたのだ。ガイド役のリックは成歩堂たちを車内に案内。乗務員は全員ナーリキン共和国の人たちだという。成歩堂と真宵に用意されたのは2号車の桜の間だった。16時30分、銀星号は銀星駅を出発する。成歩堂は面識のないリッチナンデに招待された理由がわからなかったが、リッチナンデが日本国籍を取得し、鉄道を丸ごと買い取った時の騒ぎは知っていた。この後、真宵と糸鋸はトノサマン人形の形をしたトランシーバー使い、車内で爆弾探しごっこを始める。糸鋸が4号車の廊下に行くと、リックの部下のレジーナが声をかけてくる。4号車の乗客は18時から夕食の時間だという。そして18時になると4号車に乗る糸鋸と裁判長は3号車の食堂車で夕食を食べる。20時からは2号車の乗客たちが食堂車で食事をとる。成歩堂たちが食事をしていると、木槌を忘れた裁判長が食堂車に戻ってくる。この時、ド派手なファンファーレが鳴り響き、銀星号は突然停電になって真っ暗に。4号車にいる糸鋸はふと窓の方を見て、赤く燃える人魂を目撃。次の瞬間、衝撃音がして列車が停まる。しばらくすると照明は戻り、列車も動き出す。糸鋸が廊下に出ると、5号車に通じるドアから銃を手にしたリックやレジーナたちに続き、乗車していないはずのリッチナンデが現れる。リッチナンデは銀星号を占拠したと宣言し、リックたちは乗客の通信機器を没収する。そして、リッチナンデは成歩堂たちがいる3号車の食堂車にやってくる。リッチナンデは1年前、ある殺人事件で有罪判決を受け、死刑宣告された事を明かす。裁判が行われたのはアメリカだが、日本国籍を取得したリッチナンデは日本の刑務所に収監される事になっていた。そして、日本に移送されたリッチナンデは空港で脱走して、この銀星号に乗り込んだのだ。全ては計画通りだという。ナーリキン共和国の人たちがリッチナンデの無実を信じ、脱走から逃走まで全面的に協力してくれたのだ。リッチナンデは脱走した目的は再審理だと明かし、1年前の裁判は提出された証拠、証言、全てが罠だったと無実を訴える。成歩堂は再審理の弁護のために招待されたのだ。銀星号にはアメリカ司法参謀本部局の裁牙由三郎検事や事件関係者のジャムヌッテ・パンタベルノ夫人、その孫娘のバターデ・パンタベルノ、エドガー・ピストン、そしてアラン・シリンダーも招待されていた。リッチナンデは終着駅に着く翌朝の7時までに真実を見つけて欲しいと成歩堂に弁護を依頼して…。

      • 第11話 逆転特急、北へ 2nd Trial

        12月31日、成歩堂が乗車した特別列車、銀星号はナーリキン共和国の大富豪で、脱走犯のリッチナンデに占拠される。彼の要求は1年前にアメリカで有罪判決を受けた殺人事件の再審理だった。この後、3号車の食堂車で裁判が開廷。真宵は玩具のトランシーバー使い、4号車にいる糸鋸刑事に助けを求めたと成歩堂に報告する。糸鋸は乗務員のレジーナの誤射によって肩を負傷していた。1年前、全米通商連合の年末セレモニー中に銃殺された事務総長のカネスキー。彼はナーリキン共和国の経済力を警戒し、アメリカ経済界から締め出そうと考えていたという。カネスキーはスピーチ中に銃で撃たれて絶命。警官は銃声が聞こえてきた場所にいたリッチナンデの身柄を拘束して身体検査。上着のポケットから凶器の拳銃が発見されたのだ。その拳銃の登録番号もリッチナンデのものだった。この後、会場にいたピストンはカネスキーが撃たれる直前、スピーチが途切れたと証言。同じく会場にいたシリンダーは右手に包帯を巻いたボーイがお盆を落としたためにスピーチが途切れたと補足説明する。成歩堂はスクリーンに映し出された会場の上面図を見て、リッチナンデが会場の隅にいた事が引っかかる。会場にいたパンタベルノ夫人は「私のためだった」と証言する。ボーイがグラスを倒し、車椅子に乗る夫人にシャンパンがかかってしまったため、紳士のリッチナンデはナプキンを取りに行ったのだ。夫人はそのボーイが右手に包帯を巻いていたと証言し、成歩堂はシリンダーと夫人が見たボーイは同一人物だったと訴える。ボーイの行動は不自然で、リッチナンデの跡をつけていた可能性が高かった。ボーイの名前はゲイルで、成歩堂はゲイルから話を聞こうとするが、傍聴人の中にはいなかった。その時、2号車から悲鳴が聞こえてくる。2号車のゲイルに割り当てられた菊の間の入口付近が燃えていたのだ。成歩堂は室内を覗き、人が倒れている事に気付く。裁牙は消火器で鎮火すると部屋の中へ入るが、すでにゲイルは絶命していた。裁牙は現場を保存すると言って成歩堂たちの入室を認めない。リッチナンデは重要な証人のゲイルが何者かに殺害されたと知って落胆する。4号車にいる糸鋸は消えた食堂車の事をレジーナに訊ねる。4号車が繋がっているのは1号車。2号車と3号車の食堂車はどこかに消えてしまったのだ。糸鋸は外部と連絡が取りたいとレジーナに頼む。レジーナは誤射した負い目もあって糸鋸に協力。糸鋸はアメリカ検事局にいる検事の御剣怜侍にメールを送って協力を求める。リッチナンデは中を見たいと菊の間の扉の前に立つ裁牙に要求。リッチナンデは殺害されたのが本当にゲイルなのかを確認したいのだ。裁牙は渋々許可を出し、成歩堂やリッチナンデは部屋の扉を開けて中を確認するが…。床に横たわっていたはずのゲイルの遺体は消えていた…。

      • 第12話 .逆転特急、北へ Last Trial

        “走る法廷”銀星号で1年前に事務総長のカネスキーを銃殺したとして、有罪判決を受けたリッチナンデの再審理が行われる。重要な証人のゲイルは2号車の菊の間で遺体となって発見されるが、その後、遺体は忽然と姿を消す。アメリカ検事局にいる御剣はリッチナンデの事件を調査。御剣は意図的な情報操作の痕跡に気付き、事件の戦略担当が裁牙という情報も掴む。御剣はこの事件には不審な点があると検事局長に訴える。局長もこの再審理の中継を見守っていた。その頃、糸鋸とレジーナがいる銀星号の4号車は落雷のショックで照明が明滅。同時に廊下の天井から落ちてきたのはゲイルの遺体だった。この後、裁判が再開されると、スクリーンに4号車の糸鋸とレジーナの姿が映し出される。糸鋸はゲイルの遺体の事を皆に伝える。糸鋸は2号車と3号車が消えた事、停電した時に人魂を見た事も明かし、成歩堂は食堂車でテーブルクロスが燃える火事があった事を糸鋸に教える。そして、成歩堂は糸鋸が見た人魂はこの火事だと推理する。そう考えると成歩堂たちがいる車両が消えた事も説明がつくのだ。成歩堂は車両が消えたのではなく、順番が入れ替わったと皆に説明する。この路線は普通路線と貨物路線が並走。停電した時に車両の連結を外し、ポイントの路線を切り替える事によって、しばらく1、4号車は普通路線、2、3号車は貨物路線を並走していたのだ。成歩堂は次のポイントに来た時に路線を切り替え、2、3号車を普通路線に戻したと考える。裁牙は車両の順番の入れ替えは無意味だと肩をすくめるが、成歩堂は重大な意味があると反論して、ゲイルを殺害した犯人がわかったと言い放つ。成歩堂は自分たちが見た遺体はニセモノで、犯人は4号車でゲイルを殺害して天井に隠したと推理。成歩堂はゲイルが殺害されたのは車両の入れ替え前、4号車に誰もいなかったディナーの時間と考えていた。成歩堂はこの犯行が可能なのは1人しかいないと断言し、犯人は裁牙だと言い放つ。成歩堂は裁牙の協力者が遺体のフリをしたと指摘する。現場を保存すると言って扉を閉めた裁牙。協力者は扉の影に隠れ、遺体が消えた床に成歩堂たちが気を取られている隙に出て行ったのだ。成歩堂は客室に入る前はいなかったのに突然現れたリックが協力者だと言い放つ。リックはリッチナンデに謝罪し、1年前からアメリカの司法に協力していた事を打ち明ける。犯罪組織の使い走りをしていた頃、人を撃ってしまったリック。アメリカ検事局はそれを嗅ぎつけ、罪を逃す代わりにリッチナンデの指紋のついた拳銃を手に入れろとリックに取引きを迫ったのだ。成歩堂は裁牙が裁判前にリックを脅し、再び協力を求めたと推理。だが、裁牙は取引きした証拠はあるのかと激昂し、接点のないゲイルを殺害する理由もないと反論する。成歩堂は決定的な証拠がなく、絶体絶命のピンチに追い込まれるが…。

      • 第13話 思い出の逆転(1時間スペシャル)

        弁護士の成歩堂龍一には今も忘れられない特別な事件があった…。成歩堂が大学生の頃、新米弁護士の綾里千尋は師匠の星影宇宙ノ介と共に2度目の裁判に臨もうとしていた。千尋が弁護するのは殺人の容疑をかけられた被告人の成歩堂龍一だった。その1年前に最初の法廷で立ち直れない程のダメージを受けた千尋だったが、今度こそ負けないと決意して法廷に立つ。そんな千尋と相対するのは亜内検事だった。そして成歩堂の裁判が開廷。事件が起きたのは雨が降る勇盟大学のキャンパス。薬学部4年の呑田菊三が殺害されたのだ。現場にいたのは芸術学部3年の成歩堂で、2人の間にはトラブルがあった事も明らかに。トラブルの原因は成歩堂の恋人の美柳ちなみで、半年前までは呑田と交際していた。亜内はちなみを巡る三角関係が殺害の動機だと主張する。続けて、亜内は事件現場の写真を公開。呑田の腕時計は3時5分で止まり、手には風邪薬のカゼゴロシ・Zの小瓶を持っていた。風邪気味の成歩堂はこの薬は自分の物だと訴える。事件当日、昼まではあったが、どこかで失くしてしまったという。亜内は事件の衝撃によって腕時計が止まった3時5分が犯行時刻と睨む。証言台に立った被告の成歩堂は2時45分、ちなみの事で話があると呑田に呼び出され、話をした後、3時頃に別れたと証言する。成歩堂はちなみを運命の人だと惚気る。成歩堂はちなみからもらったペンダントを身につけていて、事件の日も一緒に昼食を食べたという。被害者の胸の部分には成歩堂の手のひらの跡が残っていて、成歩堂は呑田を突き飛ばした事を認める。呑田の死因は感電で、亜内は成歩堂が切れた送電線に向かって被害者を突き飛ばしたと訴える。続いて、事件の瞬間を目撃した文学部3年のちなみが証言台に立つ。千尋とちなみは視線を交わし、2人の間に緊張が走る。ちなみは呑田が成歩堂の胸を突き、成歩堂は傘を放って呑田を突き飛ばしたと証言する。呑田は傘の上に倒れて傘が壊れたという。千尋は「異議あり!」と言って現場の写真を見せながら、傘と遺体が離れていると指摘。つまり、呑田は突き飛ばされた時はまだ生きていたのだ。ちなみは動揺しつつも、成歩堂は2回、突き飛ばしたと証言を訂正する。ちなみは1回目に突き飛ばされた呑田は電柱にぶつかり、送電線が切れたと証言する。そして、2回目に突き飛ばされて、切れた送電線で感電した呑田。全ては送電線が切れてから数秒の間に起きたという。亜内は午後2時55分に停電した記録があると送電線が切れた正確な時間も補足。だが、千尋は決定的な矛盾に気付いて「異議あり!」と言い放つ。送電線が切れたのは2時55分、呑田の腕時計が故障したのは3時5分と10分のズレがあり、千尋は空白の10分の説明をちなみに求める。千尋はちなみが成歩堂に罪を着せようとしていると指摘し、ちなみの周りで起きた半年前の事件について話し始める。半年前、この裁判所で殺人事件が起き、ちなみは最有力の容疑者だったのだ。亜内はくだらぬ中傷だと話を止めさせようとするが、千尋は今回の事件と半年前の事件は繋がっていると主張する。ある事件の聞き取り調査のためにちなみを裁判所に呼び出した弁護士。所内のカフェでちなみとコーヒーを飲んでいる時に弁護士は絶命。何者かがコーヒーに毒を入れたのだ。その時、容疑者として浮上したのがちなみだった。千尋は半年前の事件についての証言を求め、ちなみは無関係だとハッキリさせたいと応じる。半年前の事件と今回の事件を繋げた千尋はここからが本当の勝負だと気を引き締める。ちなみは半年前、弁護士に呼び出され、所内のカフェで会ったと証言する。ちなみが少し席を外して、戻ると弁護士は絶命していたという。千尋は席を外した時間を訊ね、ちなみは10、20分だと答える。コーヒーから検出されたのは高度な化学的処理で精製された特殊な毒だった。ちなみは事件後、身体検査をされたが、毒は見つからなかったと無実を訴える。毒は液体で、目薬の小瓶に入るほどの量が使われたらしく、所内を徹底的に調べたが、毒の容器は見つからなかったという。千尋は弁護士に呼び出された理由を訊ね、ちなみは幼い頃に巻き込まれた事件の話をするためだと答える。千尋はちなみが幼い頃、半年前、今回と何度も事件に巻き込まれる事を不自然に感じる。半年前の事件が8月27日に起きたと聞いた成歩堂はその日はこの裁判所でちなみと出会った運命の日だと興奮するが、ちなみはその話は止めましょうと動揺する。それでも、成歩堂は資料室で勉強している時にちなみと出会い、お互いに一目見た瞬間にイイ感じになったと話を続ける。成歩堂はその時、ちなみから恋人の証としてペンダントをもらったと身につけているペンダントを得意げに見せる。成歩堂はちなみが照れ屋のため、このペンダントを何度も返してと言ってきた事を明かす。今回の事件の日も昼に返してと言われたという。この時、千尋は裁判前に成歩堂と会った時の事を思い出してハッとなる。成歩堂のペンダントの小瓶には少量の液体が入っていたのだ。千尋はある事実に気付き、半年前の事件でコーヒーに毒を入れたのはちなみだと断言する。ちなみは毒の容器は見つからなかったと主張するが、千尋は事件と無関係の成歩堂なら身体検査をされないから、容器を渡したと反論する。千尋は事件の日にちなみが成歩堂にプレゼントしたペンダントの小瓶に毒が入っていると考えていた。追い詰められたちなみは取り乱して激しく動揺する。成歩堂はちなみが特殊な毒を持っているワケがないと擁護。だが、千尋は当時交際していた呑田は危険な薬品を扱う薬学部の学生だと指摘する。呑田の実験室に行けば毒を手に入れる事は不可能ではないのだ。千尋は成歩堂の無実を立証するため、ペンダントの液体を調べようとするが、成歩堂は現実を受け入れられずに混乱して法廷から逃げていく。そして、千尋は連れ戻された成歩堂にペンダントの提出を要求。だが、成歩堂はペンダントを食べてしまったと提出を拒否する。千尋は成歩堂の体を心配するが、ちなみは「リュウちゃんが死ななくて残念でしたわねぇ、おばさま」と千尋を嘲笑う。この発言を聞いて成歩堂はちなみの本性に気付き始める。ちなみはこれで毒がなかった事を証明できたと訴える。あと一歩の所までちなみを追い詰めた千尋だったが、法廷は証拠品が全てだった。勝ち誇ったちなみは呑田の事件に戻ろうと冷笑する。それは成歩堂が初めて見るちなみの表情だった。これまでちなみの話に合わせて証言を変えていた成歩堂。絶体絶命のピンチに追い込まれた千尋は「本当の事を話して。彼女に言われた事じゃない。あなたが見た事、聞いた事をありのままに。真実を知るにはあなたの言葉が必要なの」と成歩堂に訴える。成歩堂は千尋の言葉に胸を打たれ、表情が引き締まる。裁判長は半年前の事件の審理を終わらせようとするが…。成歩堂は「待って下さい」と隠していた真実を語り始め、裁判は急展開を迎える…。

      • 第14話 逆転の潮騒が聞こえる

        弁護士の成歩堂龍一は綾里春美から一生のお願いがあると頼み事をされる。春美はヒビだらけで穴の開いた大きな巻貝を見せ、これと同じものが欲しいと頼む。春美は大切な巻貝だったが、落としてしまい、潮騒が聞こえなくなってしまったと明かす。この特別な貝はある海辺にしかなく、手掛かりは真宵が書いた海に行く道しるべのメモのみだった。春美は今日中に貝を手に入れたいらしく、真宵には秘密にしてほしいと頼む。成歩堂はメモが何を示しているかに気付き、春美を連れて貝探しに出発する。移動中、春美はこの貝は真宵からもらった宝物だと成歩堂に打ち明ける…。4歳の時、春美は真宵の部屋に置かれていた貝に興味を持つ。真宵は貝が海にある事を教え、姉の千尋と海に行った時の写真を見せる。春美は初めて海の写真を見て驚愕する。倉院の里の外の世界を知らない春美。母親のキミ子からこの世には倉院の里と山しかないと教わっていた。真宵は海へ連れて行くと春美に約束し、キミ子から許可をもらうとする。だが、里を出るのを許されているのは年に一度、本家の家元だけというのが倉院の掟。キミ子は春美を外に連れ出す事を断固として認めない。成歩堂と春美は貝鳴町駅にやってくる。成歩堂の推理が正しければ、この近くの海に貝はあるはずだった。春美は駅から降りた景色を見て、真宵と一緒に来た記憶が蘇ってくる…。4歳の春美は早朝、真宵に起こされて里の外に初めて出る。真宵は約束通り、春美を海へ連れて行ったのだ。それが5年前の今日だった。春美は初めて真宵と海に行った記念日の今日、貝を探しに来たかったと明かす。春美は5年前にキラキラ輝く青い海に目を奪われた事、真宵と一緒に波打ち際で戯れた事を今も覚えていた。浜辺にやってきた成歩堂と春美は手分けして貝を探し始める。5年前、里に戻った真宵は春美を外に連れ出した事をキミ子から叱られる。春美は自分の代わりに真宵が怒られて落ち込む。真宵はそんな春美に海へ行った記念と言って潮騒が聞こえる貝をプレゼントしたのだ。春美はそんな思い出の貝を壊してしまい、真宵に合わせる顔がないと猛省していた。成歩堂は生真面目な春美に苦笑いする。この後、成歩堂は砂浜の先にある祠に気付く。成歩堂と春美は岩場にひっそりと佇む祠までやってくる。成歩堂たちが神様に願い事をしていると、海沿いの道にラーメン屋台がチャルメラを吹きながら現れる。その時、祠の扉が開いて中から人が現れる。それは装束と御冠をつけた真宵だった!?

      • 第15話 始まりの逆転 1st Trial

        今回は綾里千尋が成歩堂と出会う1年前に弁護士として初めて法廷に立った事件。最初の依頼人、尾並田美散は5年前に死刑宣告され、服役していた脱獄犯だった。2日前、囚人護送車から脱走した尾並田。8時間後に再逮捕されたが、その間に婦人警官が殺害されたのだ。尾並田は5年前、殺害された婦人警官にウソの証言をされたと主張。尾並田はその婦人警官に会うために脱走はしたが殺害していないと訴える。そして、裁判が開廷。先輩弁護士、神乃木荘龍も千尋のサポート役として法廷に立つ。相対するのは天才と言われる新人検事の御剣怜侍だった。5年前、営利誘拐及び殺人の罪で死刑判決を受けた尾並田。吊り橋から川に突き落とされたのは誘拐された14歳の少女だった。婦人警官は尾並田が川に投げ落としたと証言し、尾並田は死刑判決を受けていた。その婦人警官が今回の被害者、美柳勇希巡査部長だった。事件当日、尾並田に電話で呼び出され、おぼろ橋へ向かった勇希。尾並田は勇希の背中を刺した後、遺体を車のトランクに入れて逃走したが、検問中の警察官に逮捕されたのだ。おぼろ橋は5年前に尾並田が誘拐した少女を殺害し、勇希に逮捕された場所だった。御剣は2人がおぼろ橋で会った証拠として写真を提出。そこには尾並田と目印のマフラーをした勇希が写っていた。そして、写真を撮影した大学生の無久井里子が目撃者として法廷に召喚される。事件の日、三脚とタイマーを使い、橋から離れた原っぱで自分を撮影していた里子は橋の上で言い争う2人を目撃。里子は尾並田が逃げる勇希の背中を刺し、遺体を抱き上げて立ち去ったと証言する。おぼろ橋の下に流れる川は水量と急流で知られ、5年前も遺体は発見されなかった。千尋は遺体を川に投げ込まなかったのは不自然だと指摘するが、里子は車のトランクをこじ開け、遺体を隠した尾並田を見たと証言する。千尋は里子がいる場所から車は見えないと証言の矛盾を突く。トランクにはこじ開けた跡があり、千尋はこの事実を知っているのはトランクに遺体を隠したのが里子自身だからだと言い放つ。千尋は勇希を殺害した真犯人は里子で、尾並田に罪を着せるために車のトランクに遺体を入れたと考える。だが、尾並田は勇希と会った後、車に戻って逃げたので、里子がトランクに遺体を隠せる時間はないと証言。千尋は里子が遺体を隠したのは尾並田が勇希と会う前だと考えていた。御剣は写真に尾並田と勇希が映っていると指摘して呆れるが、千尋は写真に写っていたのは勇希に成りすました里子だと反論する。尾並田は5年ぶりに会う勇希の顔をよく覚えていないので目印に白いマフラーを指定。尾並田が偽者と気付かないのも無理はないのだ。里子と尾並田、勇希には接点がなく、御剣は里子には勇希を殺害する動機がないと主張。絶体絶命のピンチを迎える千尋だったが、先輩の神乃木が反撃を開始して…。

      • 第16話 始まりの逆転 Last Trial

        新人弁護士、綾里千尋の最初の依頼人、尾並田美散は囚人護送車から脱走した間に婦人警官を殺害した罪に問われていた。5年前に誘拐した少女を吊り橋から川に突き落として殺害したとして死刑判決を受けた尾並田。そのように証言したのは今回の被害者、美柳勇希巡査部長だった。尾並田は勇希にウソの証言をされたと訴える。目撃者の里子は尾並田が勇希を殺害したと証言するが、千尋は里子の証言の矛盾に気付き、里子を真犯人と疑う。だが、検事の御剣は里子には勇希を殺害する動機がないと訴える。その時、千尋の先輩弁護士、神乃木は5年前に誘拐され、殺害された当時14歳だった美柳ちなみの名前を出す。ちなみは勇希の妹だった。川に落とされたちなみの遺体は見つかっておらず、神乃木は里子の正体はちなみだと考えていた。この後、里子は勇希がつけたマフラーが白だったと発言。尾並田は白いマフラーを指定したが、勇希はそれに近い水色のマフラーを巻いていたのだ。里子は勇希が残したメモを読んで白いマフラーの事を知った可能性が高かった。神乃木は勇希が残したメモの「ちなみに相談」という一文の本当の意味に気付く。千尋は証言台に立っているのは妹のちなみだと確信する。千尋は5年前の事件を知る必要があると訴え、尾並田が証言台に立つ事に。尾並田はちなみと勇希も共犯で、誘拐は3人の狂言だったと打ち明ける。ちなみの家は宝石商。2億円のダイヤを身代金として請求して山分けする計画だったのだ。だが、受け渡し役の勇希が裏切って尾並田に発砲。ちなみは身代金の宝石が入ったリュックを背負ったまま自ら川に身を投げたという。御剣は証人がちなみだったとしても今回の事件とは関係がないと主張し、重要なのは尾並田が勇希を強く恨んでいた事だと訴える。だが、千尋はちなみにも勇希を殺害する動機があったと反論。勇希が残したメモには続きがあり、「ちなみに相談。すべて公表する」と書かれていたのだ。千尋はちなみと勇希の間には大きな秘密があり、ちなみが口封じのために勇希を殺害したと推理する。5年前、ちなみと共に消えた2億円のダイヤ。千尋は姉の勇希と家庭教師の尾並田は悪魔のような14歳のちなみの考えた計画に協力したと推理する。ちなみはダイヤを手に入れ、尾並田に罪を着せようと最初から企んでいたのだ。婦人警官の勇希の手助けがあれば、5年もの間、ちなみが別人として生きる事も可能なのだ。5年間、悩み続けた勇希は尾並田から呼び出され、全てを公表する事を決意。それを知ったちなみは行動に出る。千尋はちなみが狂言誘拐の協力者2人の口を同時に塞ぐために今回の犯行に及んだと言い放つ。その時、ちなみは態度を豹変させる。ちなみは狂言誘拐を立証する証拠はあるのかと千尋に反撃。5年前の狂言誘拐を立証するのは難しく、千尋は最大の窮地に立たされて…。

      • 第17話 華麗なる逆転 1st Trial

        休暇中の弁護士、成歩堂龍一は修行したいという綾里真宵、綾里春美を連れて吾童山の葉桜院にやってくる。葉桜院はオカルト雑誌にも載っていた霊能力の修行場だった。成歩堂たちは葉桜院の本堂を訪れ、住職の葉桜院毘忌尼に迎えられる。真宵は霊力をアップさせるため、スペシャルコースの修行を申し込んでいた。そこに絵本作家の天流斎エリスが現れ、彼女の熱烈なファンの春美は大喜びする。エリスは新作の取材のために葉桜院に来ていた。春美は夕食を作るエリスの手伝いをする事に。成歩堂と真宵は吊り橋のおぼろ橋を渡り、これから真宵が修行する奥の院を見に行く。奥の院の中には鉄の扉で塞がれた洞窟、修験洞があった。奥の院には尼僧の葉桜院あやめがいて、成歩堂はあやめの顔を見て愕然となる。あやめは刑務所にいるはずの美柳ちなみと瓜二つだった。あやめが去った後、真宵は掛け軸に目を留める。そこに描かれていたのは真宵の母親、倉院流霊媒道の家元、綾里舞子だった。この後、成歩堂たちはおぼろ橋を渡った所でスケッチ中の矢張政志とバッタリ会う。矢張はエリスの絵本に感動し、弟子入りして天流斎マシスと名乗っていた。女性に懲りたはずの矢張だったが、あやめに心を奪われていると成歩堂に打ち明ける。夕食後、真宵は修行のため、奥の院へ向かい、毘忌尼は午後10時になったら消灯の鐘を鳴らしてほしいとあやめに頼む。エリスは本を読んであげると春美を自分の部屋に招き、矢張はおぼろ橋のたもとまでスケッチの続きを描きに行く。この後、成歩堂は廊下であやめに声をかける。あやめは初対面のはずだが、自己紹介していないのに成歩堂の名前を知っていた。成歩堂が寝床に入ると、遠くから消灯の鐘の音がする。その直後、毘忌尼の悲鳴が境内の方から聞こえてくる。成歩堂は雪が積もる境内へと急ぎ、エリスの遺体を発見する。遺体の背中には七支刀が刺さっていて、刀は黄金の綾里供子像に握られていた。倒れて気絶していた毘忌尼は目を覚ますと警察に通報してと成歩堂に頼む。成歩堂が公衆電話のあるおぼろ橋のたもとにやってくると、おぼろ橋は落雷して炎上していた。成歩堂は警察への通報を矢張に頼み、おぼろ橋の方へ向かう。真宵がいる橋の向こう側に犯人が逃げ込んだ可能性があり、成歩堂は真宵の身を案じて燃える橋に飛び込む。だが、橋は真っ二つに割れ、成歩堂は崖下に流れる川へと落下して…。

      • 第18話 華麗なる逆転 2nd Trial

        成歩堂龍一、真宵、春美は修行場の葉桜院を訪れ、住職の葉桜院毘忌尼、尼僧の葉桜院あやめと出会う。あやめは刑務所にいる美柳ちなみと瓜二つだった。葉桜院には取材中の絵本作家の天流斎エリス、弟子の天流斎マシスと名乗る矢張政志も来ていた。夜、エリスが何者かに殺害され、成歩堂は吊り橋の先にある奥の院で修行中の真宵の身を案じる。犯人がそっちに向かった可能性もあるのだ。成歩堂は落雷で燃えている吊り橋を渡ろうとするが、途中で崖下の川へと落下する。翌朝、病院に搬送された成歩堂の病室に友人でもある天才検事の御剣怜侍が現れる。エリス殺害の容疑者として逮捕されたのはあやめだった。絶対安静の成歩堂はあやめを弁護してほしいと御剣に頼む。成歩堂はあやめが犯人ではないと信じたいのだ。弁護を引き受けた御剣は留置場にいるあやめを訪ねる。あやめは午後10時に消灯の鐘を鳴らした後、自室で瞑想していたと証言し、エリスを殺害していないと断言する。この後、御剣は葉桜院を訪れ、捜査中の糸鋸刑事と会う。糸鋸は担当検事のゴドーが姿を現さないと怒っていた。御剣は目撃者の毘忌尼から話を聞く。昨夜、修行する真宵に付き添う事になっていたあやめ。毘忌尼は風呂上りに境内でグッタリしたエリスを目撃した証言する。後ろから刀を刺したのはあやめだったという。糸鋸は行方不明の春美の捜索を手配後、現場の境内に御剣を案内する。エリスの死亡推定時刻は昨夜10時から11時の間で、死因は背中から刺された凶器による出血死。エリスの全身には死後についた打ち身のような跡が残っていた。糸鋸は凶器にあやめの指紋が付着していた事を御剣に報告する。続いて、御剣がおぼろ橋のたもとにやってくると、矢張がボロ小屋の極楽庵から現れる。矢張は落雷の瞬間や成歩堂が落下した状況を御剣に伝えるが、何かを隠している様子だった。翌日、あやめの裁判が開廷する。そこには行方不明のゴドーの代わりに検事として狩魔冥が現れた。冥は証人として目撃者の毘忌尼を法廷に召喚する。毘忌尼は事件の夜、奥の院で修験者、真宵の修行を手伝っていたが、腰が悪いため、あやめに代わってもらって本堂に戻ったと証言。あやめは頭巾を被っていたため、御剣は目撃したのは別人の可能性もあると主張する。この後、毘忌尼は決定的な目撃証言をして御剣は絶体絶命のピンチに追い込まれるが…。

      • 第19話 華麗なる逆転 3rd Trial

        葉桜院で絵本作家のエリスが殺害され、尼僧のあやめが容疑者として逮捕される。絶対安静の成歩堂はあやめを弁護してほしいと天才検事の御剣に頼む。初めて弁護士として法廷に立った御剣はかつての妹弟子である検事の狩魔冥と激しくやり合い、御剣は七支刀が凶器ではない事を立証する。そして住職の毘忌尼の証言から事件当夜、何者かがスノーモービルを使った事が判明。犯人がスノーモービルを運転し、凶器を吾童川に捨てた可能性が浮上し、御剣は事件当夜、外にいた矢張を証人として召喚する。矢張は事件当夜、おぼろ橋のたもとにあるボロ小屋の極楽庵で寝てしまい、雷で起こされたと証言。落雷した橋は燃え、そこに現れた成歩堂は橋を渡ろうとして川に落ちたという。おぼろ橋に落雷があったのは午後10時45分だが、矢張が成歩堂の件で救急に通報したのは11時15分。御剣は30分のズレが存在するのはおかしいと矢張の証言の矛盾を突く。矢張は橋の前で夢中でスケッチし、描き終えた頃に成歩堂が現れたと証言する。そして矢張はその時に描いたスケッチを証拠として提出。そこには炎上する橋とその上を飛び越える女性の人影が描かれていた。御剣は橋の上に浮かぶ女性について訊ね、矢張はあやめだと答える。矢張は炎上する橋の上を飛び越えるあやめの姿をはっきりと見ていた。御剣も冥もこの証言に困惑する。矢張はあやめが頭巾を被っていたと証言するが、事件当日、あやめは頭巾を成歩堂にプレゼントしていて、御剣は橋の上に浮かぶ女性はあやめではないと言い放つ。だが、矢張はあやめが橋を飛び越えた証拠があると訴え、あやめの頭巾についていた水晶を突き付ける。橋のたもとに落ちていたという水晶には血痕が付着していた。御剣は水晶の大きさからあやめの頭巾の水晶ではないと否定するが、橋を飛び越えた人影の正体を特定する重要な証拠だと矢張に感謝する。あの夜、水晶を失い、血を流した人物は殺害されたエリスだけだった。エリスが持っていた杖には水晶がはめこまれていたが、殺害現場に残された杖は水晶が欠落していたのだ。御剣が橋を飛び越えたのはエリスだと訴えると、冥は事件当夜、エリスは葉桜院の自室にいたと反論し、水晶と事件は無関係だと主張する。裁判官はこの水晶と事件は関係があるのかと御剣に最終確認をする。御剣は水晶が示す意味を立証できるのかと自問自答しながら成歩堂の姿を脳裏に浮かべる。どんなに窮地に立たされても決して諦めず、依頼人を信じて最後まで戦う。それがこの裁判を御剣に託した成歩堂のやり方なのだ。御剣は立証できるかではなく、立証するしかないと腹を括って…。

      • 第20話 華麗なる逆転 4th Trial

        尼僧のあやめが容疑者になった絵本作家、エリス殺害事件の裁判が行われ、弁護士の御剣は凶器が七支刀ではない事、葉桜院の境内が犯行現場ではないという新事実を明らかにする。裁判閉廷後、御剣からバトンを受けた成歩堂は葉桜院へ調査に向かう。成歩堂が応急修理したおぼろ橋を渡って奥の院に行くと、修験洞の鉄の扉にはからくり錠がかけられていた。春美は発見されるが、真宵は行方不明のままだった。現場には行方がわかなかった検事のゴドーも来ていて、真宵を守れなかった成歩堂を激しく非難。そんな中、成歩堂は奥の院の中庭で灯籠に書かれたマヨイという血文字を見つける。鑑定の結果、この血文字の血はエリスのものとわかり、捜査本部は真宵が真犯人の可能性もあると考える。成歩堂は雪の上にエリスの護符が落ちている事に気付き、護符に入った紋章に注目する。中庭の焼却炉には焦げた跡のある3枚の紙の束が入っていて、その紙には今回の計画が書かれていた。この後、検事の冥と容疑者のあやめがやってくる。からくり錠を解錠できるのは鍵をかけた本人のみ。あやめは解錠するために呼ばれたのだ。真宵は修験洞の中にいる可能性が高かった。成歩堂は住職の毘忌尼にエリスの正体を確認する。成歩堂はエリスが身につけていた護符と舞子を描いた掛け軸の紋章が同じ事からエリスは真宵の母親の綾里舞子だと考えていた。毘忌尼はエリスが倉院流霊媒道家元の舞子だと認め、17年行方不明だった舞子が1週間前に現れた事を明かす。舞子は倉院流霊媒道本家の血が絶やされるのを阻むために来たと話していたという。毘忌尼はあやめが舞子の姉、綾里キミ子の娘だと告白。キミ子には春美の姉になる双子の娘がいて、あやめは葉桜院で引き取ったという。あやめは美柳ちなみの双子の妹だったのだ。成歩堂はこの事実にショックを受ける。その時、地震が起き、成歩堂は真宵の身を案じて修験洞へと急ぐ。修験洞は崩れていなかったが、からくり錠は何故か5個に増えていた。あやめは他の4つも時間をかけて解錠すると約束する。この後、御剣は水晶がエリスの杖のものかを確認のために葉桜院にやってくる。成歩堂は杖を手に取ると、本当の凶器を見つけたと御剣に伝える。この杖には刃が仕込まれていて、刃には血が付着していた。成歩堂はあやめとちなみが双子の姉妹だと教え、御剣はこの事件とちなみは無関係だと強調する。先月、刑務所に服役中だったちなみの死刑が執行されたという。成歩堂は衝撃を受けつつ何かに気付き、修験洞にいるあやめに会いに行く。消灯の鐘を鳴らした後、あやめは本堂の自分の部屋にいたと話していたが、同じ頃に毘忌尼は奥の院であやめを目撃。あやめは同時に2ヶ所にいた事になるのだ。成歩堂はあやめが2ヶ所に存在した理由を暴き、吾童山でのちなみの狂言誘拐の真相にも迫るが…。

      • 第21話 華麗なる逆転 5th Trial

        尼僧のあやめが被告人になった絵本作家、エリス(綾里舞子)殺害事件。現場の状況から行方不明の真宵にもエリス殺害の容疑がかけられる。2月10日、審理が再開され、弁護士の成歩堂は検事のゴドーと対決する事になる。今回の事件はエリスが殺害された状況、矢張が目撃したあり得ない光景、綾里キミ子の本当の狙いなど、多くの謎が残されていた。被告のあやめは事件の後始末をしたと打ち明け、あの方が命を奪ったエリスの遺体を葉桜院の境内に運んだと証言する。続けて、あやめは倉院流霊媒道の分家の自分が守ったのは家元の娘、真宵だと告白する。事件の日の夜、毘忌尼と交代して奥の院で真宵の修行に付き添ったあやめ。準備を終えた真宵が奥の院の中庭を通りかかると、エリスが杖を持って真宵に殴りかかったという。そして、杖を捨てて、小刀を取り出したエリス。あやめは襲い掛かってきたエリスから小刀を奪った真宵が正当防衛でエリスを刺したと証言する。あやめは真宵に疑いがかからないように遺体を境内に移したという。成歩堂はその証言には無理があると言って反撃。成歩堂は取り出したエリスの仕込み杖を引き抜き、根元まで血のりがついた刀身を皆に見せる。成歩堂はエリスが小刀を使う必要はないと主張。だが、ゴドーは長い刀は使いづらいから小刀を使ったと反論し、奥の院で昨日発見された小刀を証拠として提出する。この小刀にも血痕は残っていて、裁判長は両方の血液鑑定の結果を待つと伝える。成歩堂はエリスが真宵を殺害するのは不自然だと言ってエリスが真宵の母親の綾里舞子だと正体を明かす。裁判長は犯行現場が奥の院の中庭というのは不自然だと考える。裁判長は現場の写真を見て、灯籠の周りの雪が消えているのはおかしいと指摘し、灯籠に書かれたマヨイという血文字にも気付く。ゴドーは灯籠に書かれた血文字の事実を見落としていて動揺する。この後、あやめは遺体に工作している時に毘忌尼に目撃されたと証言するが、成歩堂は「異議あり」と言い放つ。成歩堂は遺体を運んだスノーモービルを使用した時間に注目する。雪に跡が残っていたという事は使用した時は雪が止んでいたという事。事件当夜、雪が止んだのは午後10時50分で、これはおぼろ橋に雷が落ちた5分後だった。成歩堂は奥の院から遺体を運んだという証言は矛盾していると言い放ち、あやめは叫び声を上げて取り乱す。ゴドーは遺体を運ぶ前に橋が燃えていたと主張するのは良いが、奥の院で殺害されたエリスの遺体が本堂の境内で発見されたからくりを立証しろと言い放ち、成歩堂は絶体絶命のピンチに追い込まれる。だが、最後まで決して諦めない成歩堂は矢張が描いた炎上する橋とその上を飛び越える女性のスケッチを足掛かりに遺体を運んだ方法を立証するという荒唐無稽な事に挑む。

      • 第22話 華麗なる逆転 6th Trial

        尼僧のあやめが被告人になった綾里舞子殺害事件の審理が行われ、成歩堂はおぼろ橋から垂れたワイヤーを振り子のように使い、遺体を崖の対岸に運んだ事を立証する。成歩堂は現場にあやめの双子の姉の美柳ちなみがいた事を見破る。死刑が執行され、すでにこの世にいないちなみ。成歩堂はちなみ本人ではなく、霊媒師の身体を借りた霊体だと説明。全ての計画は綾里キミ子の指示書に書かれていたのだ。成歩堂は法廷にいるのがあやめではなく、ちなみという事にも気付いていた。キミ子は分家の春美を綾里流霊媒道の家元にするため、真宵殺害を計画し、ちなみは自分の罪を暴いた綾里千尋を逆恨みしてキミ子に協力。ちなみは千尋にとって一番大切な真宵の命を奪う事が復讐になると考えていた。事件当夜、霊媒されたちなみは奥の院の中庭で真宵に小刀で切りかかったと証言する。だが、そこから記憶がハッキリしないらしく、ちなみは真宵に刺されたような気がすると付け加える。意識が薄れる中、ちなみはせめて真宵に疑いがかかるように灯籠にマヨイと血文字を書いたという。ちなみは意識を取り戻した時、修験洞にいたと証言。修験洞から出た時に地震があり、ちなみは様子を見に来たあやめを修験洞に閉じ込めたのだ。ちなみは最初に自分を霊媒したのは春美ではなく、舞子だと説明。そのためにちなみの意識は途切れ、舞子の遺体が残ったのだ。計画は失敗したが、ちなみは母親の舞子を殺害した真宵は罪の意識に苛まれ、吾童川に身を投げて自ら命を絶ったと考えていた。この後、検事のゴドーの携帯に修験洞の錠が全て解除されたという連絡が入る。修験洞の奥から保護されたのはあやめだった。成歩堂は修験洞に真宵がいないとわかって絶望する。そして、成歩堂は真宵が霊媒で別人の姿になる光景を思い出し、ちなみを霊媒しているのは真宵だと確信する。真宵は舞子の次にちなみを霊媒。それは命を狙うちなみから身を隠すためだったのだ。その時、春美に霊媒された千尋が法廷に姿を現す。事件当夜、真宵はちなみが意識を失う直前に気を失い、意識を取り戻した時は修験洞にいたという。真宵は自分の置かれた状況をメモして千尋を霊媒。メモを見た千尋はちなみに霊媒する事、自分を修験洞に閉じ込めておく事を真宵に助言したという。4つの錠をかけたのは真宵だったのだ。千尋に阻まれ、またしても計画は失敗に終わったちなみ。千尋が私には勝てないと勝利宣言すると、ちなみは怨霊となって真宵の身体から抜け出していく。本物のあやめが入廷後、裁判長は判決を言い渡そうとするが、ゴドーはそれを阻止する。ちなみ(霊媒した舞子)が刺されたのは真宵が気絶した後。ゴドーは舞子を殺害した真犯人はまだわかっていないと訴え、成歩堂はあやめの無実を証明するため、舞子を殺害した真犯人は誰なのかという最後の謎に挑む。

      • 第23話 華麗なる逆転 Last Trial

        綾里舞子殺害事件の審理は最終局面を迎えるが、舞子を殺害した真犯人はまだわかっていなかった。中断された審理が再開後、裁判長は2つの凶器の鑑定結果が出たと報告する。舞子を殺害したのは仕込み杖の方だった。小刀に付着していた血痕は被害者のものではなかったのだ。検事のゴドーは最後の証人として真宵を法廷に召喚。成歩堂の真実に辿り着くための最後の戦いが始まる。真宵は事件当夜、奥の院の中庭で誰かに頭を殴られ、灯籠にもたれかかりながら助けて下さいと叫んだと証言。その直後に血が降りかかってきて真宵は気を失ったという。成歩堂はその場にいたもう1人は誰なのかと真宵に質問。成歩堂は現場にいた真犯人に真宵は助けを求めたと考える。真宵はわからないとしらばっくれるが、成歩堂は誰が真犯人かわかっているのに庇っていると確信する。成歩堂は夜で真っ暗だった現場でも真宵が存在に気付いた事からある人物を真犯人として疑う。成歩堂は真宵が事件当夜に見たものを見せるため、法廷の全ての灯りを消して暗闇を作る。暗闇の中に浮かび上がったのはゴドーのゴーグルの赤い3本の光だった。成歩堂は真宵が現場で会ったのはゴドーだと考えていた。真宵は慌てて否定するが、成歩堂は証拠をもって犯人を立証すると宣言する。犯人はあやめと協力して、犯行現場を奥の院の中庭ではなく、葉桜院の本堂であるかのように偽装したが、これは真宵を守るためにとった行動だった。だが、犯人は灯籠のマヨイという血文字を見落としていたのだ。犯人が現場の血が付いていると思われる一帯の雪を持ち去ったのも白地に紛れた赤が見えないためだった。成歩堂は灯籠の血文字に気付かなかったゴドーを真犯人として告発する。ゴドーは人の命を奪ってまで真宵を守る理由がないと主張するが、成歩堂はゴドーにとって真宵は一番大切な千尋の妹だと言い放つ。成歩堂はゴドーの正体が千尋の恋人だった弁護士の神乃木荘龍だと気付いていた。6年前、裁判所でちなみに毒を盛られ、昏睡状態になった神乃木。奇跡的に神乃木が目覚めたのは5年後だった。視力が失われた神乃木は視力を補うマスクをつけ、検事のゴドーになったのだ。ゴドーは千尋を守れなかった罪滅ぼしのために真宵を守ると決意した事を打ち明ける。ゴドーは春美が逮捕されたキミ子と面会した時の会話を盗聴して指示書の存在を知ったと告白。ゴドーは先回りして指示書を読み、真宵を殺害する計画を知ったのだ。ゴドーは事件当夜、ちなみの犯行を阻止するため、奥の院に身を潜めていた事を認める。舞子を殺害できたのは奥の院にいた真宵とゴドーの2人のみ。ゴドーは全てを自白せず、最後は自分の力で誰が舞子を殺害したのかを立証してみろと成歩堂を挑発。成歩堂は「もちろんです。それが僕のやるべき事ですから」とこの挑戦を受けて立つが…。

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