逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~
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  • 地域日本
  • タイプTV
  • 正式名称逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~
  • 英語名Gyakuten Saiban: Sono "Shinjitsu", Igi Ari! / Ace Attorney
  • 中国語の名前逆转裁判
  • 他の名前逆转裁判 对这个“真实”有异议!
  • 放送開始2016-04-02
  • 放送状況放送終了
  • タグ推理 / 悬疑 / 游戏改
  • 原作CAPCOM
  • 監督渡辺歩
  • シナリオ兵頭一歩 / あみやまさはる / 冨田頼子 / 冨岡淳広 / 久尾歩
  • 絵コンテ島崎奈々子 / 和田高明 / 誌村宏明 / 今井友紀子 / 渡辺歩
  • 演出和田高明 / 三上喜子 / 丸山裕介 / 金子伸吾 / 佐藤清光
  • 制作会社A-1 Pictures
  • 制作協力旭プロダクション / C-Station / BLADE / Studio五組
  • Copyright© CAPCOM / 読売テレビ・A-1 Pictures
  • 家族逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~
  • Rating12+

『逆転裁判 ~その『真実』、異議あり!~』

奇想天外な事件に巻き込まれた依頼人たち。

主人公の新人弁護士、成歩堂龍一が彼らの容疑を晴らすために立ち上がる。

被告人は有罪なのか、無罪なのか…。

成歩堂は依頼人を信じ、ライバル検事らと法廷で熱いバトルを繰り広げる。

絶体絶命のピンチに追い込まれ、万事休すかという瞬間、「意義あり!」の言葉と共にわずかな証拠から、ムジュンを突き、華麗なる逆転劇を巻き起こす!

成歩堂の師匠で美人弁護士の綾里千尋、助手の綾里真宵、ライバル検事の御剣怜侍をはじめ、多数の個性豊かなキャラクターたちによる、コミカルな掛け合いを交えたエピソードにも注目!

アニメでは成歩堂と仲間たちの子供の頃からの繋がり、友情も深く描かれる。

ねじ曲げられた真実を、師匠ゆずりの発想の逆転で、ゆさぶり、異議を唱え、真実を導き出す。

アニメ界に新しい風を吹き込む痛快な謎解き法廷バトルに乞うご期待!

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      • 第1話 はじめての逆転

        新人弁護士の成歩堂龍一は大慌てで地方裁判所にやってくる。この日は成歩堂が弁護士として初めて法廷に立つ大事な日。綾里法律事務所の所長、綾里千尋も部下の成歩堂が心配で裁判所に駆けつけていた。初めての法廷でいきなり殺人事件を扱う事になった成歩堂。依頼人は成歩堂の小学校からの親友、矢張政志だった。この後、裁判が開廷する。矢張には交際していたモデルの高日美佳を殺害した容疑がかけられていた。殺害現場は美佳の自宅マンションで、死亡推定時刻は午後4時から5時の間だった。鈍器で後頭部を強打された美佳。凶器の考える人の像は矢張の手作りプレゼントで、この凶器から指紋が検出され、矢張に容疑がかけられたのだ。検察官の亜内武文は最近、矢張が美佳にフラれたと指摘する。美佳は事件の前日に男性と一緒に米・ニューヨーク旅行から帰国。亜内は証拠品として考える人の像、パスポート、旅行先の写真を提出。写真には自由の女神をバックに考える人の像を持つ美佳の姿が写っていた。亜内は矢張が男性と旅行した事にカッとなって美佳を殺害したと主張する。亜内は事件当日、矢張が美佳のマンションに行った決定的証拠として、目撃者の山野星雄を召喚する。山野は新聞の勧誘中、美佳の部屋から走り去る矢張を見たと証言。それは成歩堂も聞いていない新事実だった。そして、山野は不審に思って部屋を覗き、絶命した女性を発見したと明かす。山野は怖くなって部屋の中に入れなかったという。山野は午後2時に近くの公衆電話から110番通報したと証言する。千尋は証言と証拠品の矛盾を見つけ、ウソを見破りなさいと成歩堂に助言。鍵を握るのは証拠品だった。尋問が始まると、成歩堂は「今の証言は矛盾しています!」と訴える。山野が遺体を発見したのは死亡推定時刻より2時間も前の午後2時なのだ。すると、山野は置き時計の2時の時報を聞いたと証言する。凶器の考える人の像は、実は首をひねると時刻を知らせる仕組みの置き時計だったのだ。成歩堂は山野の話を聞いて「あなたはウソをついている!」と言い放つ。これが時計だと知るには時計に触れるしかなく、成歩堂は山野がこの時計で美佳を殴り、その拍子に時報が鳴ったと考える。犯人と疑われて動揺した山野はキレまくり、矢張が殺害したのを見たと主張する。裁判長は山野が聞いた時報がこの時計の音だったという証拠を要求。成歩堂が試しに置き時計を鳴らしてみると、本当の時間よりも2時間遅れている事が判明する。これは2時間ズレている山野の証言と一致していた。だが、山野は事件当日も2時間遅れていた事を立証しろと語気を強める。それが立証できなければ、山野に犯行を認めさせるのは困難だった。形勢は一気に逆転し、山野は勝ち誇った表情になる。絶体絶命のピンチに追い込まれてしまった成歩堂。だが、矢張の事を信じて最後まで戦う成歩堂は発想を逆転させて…。

      • 第2話 逆転姉妹 - 1st Trial

        4月5日の午前9時27分、綾里法律事務所の所長、綾里千尋は妹の綾里真宵に電話し、今度の裁判の証拠品を預かってほしいと頼む。預けるのは考える人の置き時計。千尋は中の機械を抜き取り、そこに証拠品の書類を入れていると真宵に教える。そして、千尋は午後9時に事務所で待ち合わせようと伝えて電話を切る。この後、千尋は午後9時に妹の真宵と食事に行こうと新人弁護士の成歩堂龍一を誘う。午後9時8分、成歩堂は仕事を終え、電気が消えた事務所に戻ってくる。成歩堂が所長室へ入ると、観葉植物が倒れていて、床にはガラス片が散乱していた。この後、成歩堂は絶命した千尋を発見。近くには血塗れの考える人の置き時計が転がっていた。成歩堂は観葉植物にもたれながら怯える真宵に気付く。そこに通報を受けた糸鋸圭介刑事と警察官たちが駆け込んでくる。遺体近くに落ちていた領収書のウラには血文字でマヨイと書かれていた。糸鋸はこの証拠から真宵を犯人として警察署へ連行していく。翌日、成歩堂は留置場にいる真宵に会いに行く。見習い霊媒師の真宵は千尋から証拠品を預かってほしいと頼まれた事を明かす。真宵は千尋に頼まれた時の会話を携帯に録音したが、その携帯をどこかに落としてしまったという。この後、真宵は弁護士の星影宇宙ノ介先生に弁護をお願いして欲しいと成歩堂に頼む。何かあった時は星影先生に頼めと千尋から言われていたという。成歩堂は弁護士として複雑な心境だったが、星影に会いに行って事情を説明。話を聞いた星影は真宵の弁護を快諾する。事務所に戻った成歩堂は所長室にある観葉植物の二重鉢の隙間に落ちている真宵の携帯を見つける。千尋と真宵の電話の会話は携帯の録音データにしっかり残っていた。この後、現れた糸鋸はこの事件を担当する検事が御剣怜侍だと成歩堂に告げる。御剣は20歳という異例の若さで検事になってから負け知らずの天才検事で、成歩堂も御剣の事は知っていた。成歩堂は話をはぐらかそうとする糸鋸から目撃者の情報を聞き出す事に成功。成歩堂は昨夜、板東ホテルから事件を目撃した松竹梅世に会いに行く。成歩堂は梅世が宿泊する板東ホテルの部屋に入り、カフスボタンと盗聴器を発見。その時、シャワー中だった梅世が出てきて、成歩堂は部屋から逃げるように飛び出していく。その直後、星影から電話がかかってくる。星影は引き受けた真宵の弁護を断ってくる。星影は裏の権力を握る何者かに圧力をかけられたのだ。星影はその依頼を受ける弁護士はいないと成歩堂に忠告する。成歩堂はふと小学生の時、給食費泥棒と疑われ、1人ぼっちになった事を思い出す。成歩堂は自分と同じように真宵を1人ぼっちにする訳にはいかないと奮起。成歩堂は諦めずに自分が真宵を弁護すると決意するが…。

      • 第3話 逆転姉妹 - 2nd Trial

        綾里千尋が殺害され、妹の綾里真宵が犯人として警察に連行される。弁護士の星影は裏の権力を持つ何者かに圧力をかけられて弁護を断り、新人弁護士の成歩堂は自分が真宵を弁護する事を決意。そして裁判当日、成歩堂は法廷で天才検事の御剣怜侍と対峙する。2人は初対面ではなく、久々の再会だった。この後、裁判が開廷。冒頭陳述後、糸鋸圭介刑事が証言台に立つ。千尋は考える人の置き時計で殴られて即死。糸鋸は領収書の裏に千尋の血文字でマヨイと書かれた証拠が真宵を逮捕した決め手と証言する。「異議あり!」成歩堂は即死した千尋に血文字のメモは書けないと証言の矛盾を指摘する。だが、御剣は再調査により、即死から“ほぼ即死”と解剖記録が変更されたと反論。千尋がメモを書き残す事は可能だった。続いて、目撃者の松竹梅世が証言台に呼ばれる。板東ホテルの部屋から事務所の殺害現場を目撃した梅世は真宵が千尋を置き時計で殴ったと証言。目撃した時刻は午後8時50分。殴った弾みで考える人の首が曲がって時刻を告げたというが、真宵は鳴るはずがないと訴える。成歩堂は真宵の言葉にハッとなり、置き時計の機械が抜かれていたと主張。だが、御剣は殴った時の衝撃で機械が抜け落ちたと反論。御剣の推理を崩すには機械がいつ抜き取られたかを立証するしかなかった。この後、成歩堂は真宵の携帯に録音された会話の事を思い出し、事件前に機械が抜き取られていた事が立証される。梅世はこの会話を知っていて、成歩堂は「くらえッ!」と梅世が宿泊した部屋にあった盗聴器を証拠として叩きつける。梅世は盗聴を命じられたが、殺人事件には関係ないと訴える。御剣は新事実が明らかになったため、翌日までの休廷を裁判長に要請。裁判長は御剣と成歩堂にさらなる調査を命じて裁判は閉廷する。成歩堂が事務所に戻ると、法廷で必死に闘う成歩堂を見て覚悟を決めた星影が現れる。星影は写真を取り出し、コナカルチャーの社長、小中(コナカ)大を調べろと教える。写真に写るコナカが付けているカフスボタンは梅世の部屋で拾ったものと同じだった。表向きは情報調査会社だが、他人の弱みを握り、それを高値で売りつけるという裏の顔を持つコナカルチャー。脅迫は立派な犯罪だが、コナカは財政界、警察、司法の人たちの弱みを握っていて野放しになっているのだ。千尋はコナカを追っていたという。千尋のファイルには「こ」から始まる名前のファイルがなく、成歩堂はコナカが自分のファイルを盗んだと睨む。この後、成歩堂は板東ホテルへ行き、コナカと梅世が一緒だった事を突き止める。梅世に盗聴を命じたのはコナカの可能性が高かった。成歩堂はコナカに会いに行くが、コナカは盗聴を命じた事も梅世と一緒だった事も認めない。成歩堂はコナカを千尋殺害の犯人と疑うと、コナカは逆に千尋を殺害した真犯人として成歩堂を告発して…。

      • 第4話 逆転姉妹 - Last Trial

        成歩堂の師匠、綾里千尋が殺害され、妹の真宵が犯人として逮捕される。法廷に立った成歩堂は天才検事の御剣を相手に必死に闘って裁判は閉廷する。成歩堂は星影から話を聞き、千尋が追っていたコナカルチャー社長、コナカの存在を知る。成歩堂はコナカに会って正面から対決。成歩堂はコナカが千尋を殺害したと疑うが、コナカが持つ裏の権力により、千尋殺害の真犯人として逆に告発される。成歩堂は逮捕され、釈放された真宵の代わりに留置場に入れられる。この後、留置場に現れた御剣はコナカの力が裁判所にまで及んでいる事を明かす。成歩堂の有罪は裁判が始まる前から決まっているのだ。そして、裁判当日。御剣は新たな証拠と証言があり、成歩堂が真犯人として浮かび上がったと裁判長に伝える。成歩堂側に弁護士の姿はなく、成歩堂は自分の弁護は自分ですると宣言する。この後、犯行を目撃した証人としてコナカが入廷。コナカは板東ホテルの部屋から犯行を目撃したと証言する。コナカは午後9時頃、電気スタンドが割れる音にビックリして、事務所の窓の方を見て、成歩堂が千尋を撲殺する現場を目撃したと証言する。裁判長は何も疑問を持たず、決定的な証言と決めてかかる。この後、成歩堂はコナカの尋問を開始する。真宵は割れた音を聞いて窓を見たのに何が倒れたか、わかるのはおかしいと指摘。コナカは倒れる前にホテルから見えていたと反論するが…。成歩堂は「異議あり!あなたの証言は完全に矛盾している!」と言い放つ。部屋の隅にあった電気スタンドは死角に入り、ホテルから見る事は不可能なのだ。この事実は事件当夜、コナカが事務所にいた事を立証していた。成歩堂は千尋を殺害した時、電気スタンドが倒れるのを見たコナカが真犯人だと言い放つ。続けて、成歩堂は、「あなたがやったんですね?」と固まって冷や汗まみれのコナカにトドメを刺しに行く。「待った!」その時、御剣は成歩堂の言葉を遮り、罪を認めるようにコナカを促す。だが、御剣が促しているのは殺人ではなく、盗聴の罪だった。御剣は誰が事務所に盗聴器を仕掛けたかが重要と主張。御剣は前もって事務所に忍び込んで電気スタンドを目にした人なら事件当夜にガラスが割れる音を聞いて電気スタンドを連想すると訴える。それを聞いたコナカは大声で笑い出し、盗聴器を仕掛けた罪を素直に認める。成歩堂の主張は木っ端みじんに砕け散り、一気に形勢は逆転する。だが、成歩堂は決して諦めずに尋問を続ける。成歩堂は盗聴器を仕掛けた時期を訊ね、コナカは2週間ほど前と答える。この後も成歩堂は矢継ぎ早に質問を浴びせるが、御剣の援護もあってコナカはなかなかボロを出さない。万策尽き果てた成歩堂はとうとう諦めそうになるが…。その時、「成歩堂君」と呼ぶ声が聞こえてくる。それは見習い霊媒師の真宵に憑依した千尋だった!?

      • 第5話 逆転のトノサマン - 1st Trial

        新人弁護士の成歩堂龍一は師匠、綾里千尋の事務所を引き継ぐが、依頼がなくて困っていた。そんな折、千尋の妹、綾里真宵が大好きな大江戸戦士トノサマンが殺人の容疑で逮捕される。被害者は同番組の怪人アクダイカーン役の衣袋武志。真宵は子供たちのヒーロー、トノサマンの弁護をすると勝手に決める。成歩堂と真宵は留置所にいる容疑者のトノサマン役、荷星三郎に会って話を聞く事に。悪人面で大男だが、子供たちの夢が壊れる事を心配する、心やさしい荷星を見て、成歩堂と真宵は荷星の無実を確信する。荷星は事件の日、昼食後に楽屋で昼寝していたと証言。寝過ごしてリハーサルを遅刻した荷星が第1スタジオに行くと、衣袋はアクダイカーンの着ぐるみの中で絶命していたという。胸に刺さっていたのはトノサマン・スピアー(武器の槍)。荷星はよくわからないまま逮捕されたのだ。成歩堂、真宵は手がかりを探すため、トノサマンが撮影されている英都撮影所を訪ねる。そこには警備員の大場カオル、糸鋸圭介刑事がいた。糸鋸は荷星が犯人に間違いないと断言。この事件の担当は天才検事の御剣怜侍だった。この後、オバチャン(大場)は侵入者の子供を見つけ、捕まえてと叫ぶ。侵入者の大滝九太は逃げる時にアルバムを落としていく。アルバムにはトノサマンが勝利した瞬間の写真がビッシリ収められていた。結局、成歩堂は荷星を弁護する情報を掴む事ができずに終わる。そして裁判の日を迎える。衣袋の死亡推定時刻は午後2時30分。遺体が発見されたのは午後5時だった。御剣の冒頭陳述後、証人台に立ったオバチャンは午後1時から5時まで正門にいたが、午後2時頃にスタジオの方に歩いていく荷星を見たと証言。オバチャンは証拠の写真を糸鋸に渡していると発言する。撮影所はゲートを通るとセンサーが感知してカメラが写真を撮る仕組みになっていた。その写真に写っていたのは荷星ではなく、スピアーを持ち、足を引きずって歩くトノサマンだった!?「異議あり!」成歩堂はトノサマンの中身が荷星とは限らないと指摘する。だが、オバチャンは荷星に間違いないと断言。午前中、アクションの打ち合わせ中に転んで足をひねった荷星。その拍子にスピアーは折れ、オバチャンがガムテープを貼って修理したという。その場にいたのは荷星、衣袋と見学したオバチャンの3人だけだったのだ。オバチャンは足を引きずっている事が荷星の証拠だと主張する。この後、成歩堂は写真に2人目と記されている事に気付き、1人目がいるはずと指摘。オバチャンは怪しくない写真データは消したと答える。1人目はトノサマンの大ファンの九太だった。凶器のスピアーの重量は約15キロあり、九太が扱えるものではなかった。御剣は荷星以外に犯行が可能な者はいないと断じて判決を要求する。成歩堂は荷星以外に犯行が可能な人物を提示して時間を稼ごうとするが…。

      • 第6話 逆転のトノサマン - 2nd Trial

        真宵が大好きなヒーロー、トノサマン役の荷星三郎が怪人アクダイカーン役の衣袋武志を殺害した疑いで逮捕され、新人弁護士の成歩堂は荷星の弁護士として法廷に立つ。天才検事の御剣は荷星以外に犯行が可能な者はいないと断じて判決を要求。成歩堂が警備員のオバチャン(大場)も犯行が可能と主張して時間を稼ぐと…。オバチャンは口止めされていた事があると告白。事件の日、撮影所の第2スタジオには会議に出ていた監督、プロデューサーがいたのだ。場内が騒然とする中、審理は中断する。成歩堂と真宵は英都撮影所に行き、監督の宇在拓也、プロデューサーの姫神サクラと会ってみる事に。成歩堂が宇在を見つけて話を聞くと、宇在は事件の日、午前中のアクションの打ち合わせに参加していた事を認める。この後、成歩堂は宇在に案内され、5年前の事故から使っていない第2スタジオにいる姫神に会いに行く。姫神は潰れかけたこの撮影所を立て直した大物だった。姫神は事件の時、第2スタジオから第1スタジオに行く事はできなかったと訴える。サルマゲどんというキャラクターの首が折れ、巨大な頭部が道を塞いでいたらしく、頭部をクレーンで撤去する作業を始めたのは午後3時過ぎ。首が折れたのは衣袋の死亡推定時刻の2時30分より前の2時15分だった。この後、成歩堂はオバチャンから話を聞き、衣袋が5年前の事故まで大スターだった事が明らかに。成歩堂がオバチャンと話していると、九太が撮影所に現れる。成歩堂は事件の日に何か見なかったかと訊ね、九太は全て見ていたと告白。九太はトノサマンが悪い奴をやっつけた所を見たと言って去っていく。事件当日、撮影所には宇在、姫神もいたが、道が塞がれて犯行は不可能だった。調査に行き詰った成歩堂は真宵が持っている九太のアルバムに注目。九太はトノサマンの勝利の瞬間を全て撮影したと話していたが、最後のページだけ空白になっていた。成歩堂、真宵は九太から話を聞くため、改めて撮影所に向かう。成歩堂は九太を見つけると、事件当日の写真がない理由を訊ねる。九太は事件の日に撮った写真は消したと打ち明ける。成歩堂は事件の日の事を詳しく聞く事に。事件当日、九太がトノサマンに声をかけると、トノサマンは何故かアクダイカーンのポーズを決めたという。成歩堂は九太の話を聞いて写真を消した理由に気付く。九太はトノサマンが負けたために写真を消したのだ。成歩堂は事件の時、トノサマンの着ぐるみを着ていたのは衣袋だったと推理する。荷星のフリをして足を引きずっていた衣袋は九太に声をかけられ、思わずアクダイカーンのポーズをとってしまったのだ。その後、悪い奴に殺害されたトノサマン姿の衣袋。九太はトノサマンが悪い奴に負けた事を認め、写真が1枚残っていると打ち明ける。成歩堂はその写真を見て、驚きの新事実に気付いて…。

      • 第7話 逆転のトノサマン - Last Trial

        子供たちのヒーローのトノサマン役、荷星三郎がアクダイカーン役の衣袋武志を殺害した疑いで逮捕され、新人弁護士の成歩堂が荷星を弁護する事になる。事件当日、撮影所には他にも人がいたが、荷星以外に犯行は不可能だった。八方塞がりの成歩堂はトノサマンの大ファンの少年、大滝九太から新事実を聞き出す。事件の時、トノサマンの着ぐるみを着ていたのは衣袋だったのだ。さらに九太が撮影した写真から事件の現場は第1スタジオではなく、第2スタジオと判明。第2スタジオにいたプロデューサーの姫神サクラにも犯行は可能だった。姫神は翌日の裁判に召喚される事になっていた。裁判当日。冒頭陳述後、姫神が証言台に立つ。成歩堂は姫神が事件に関わっていると考えていた。姫神は事件の日、昼12時から午後4時まで第2スタジオのコテージで会議があったと証言。5時にリハーサルのために第1スタジオへと移動。その時、スタッフが衣袋の遺体を発見したという。衣袋の死亡推定時刻の2時30分は会議の真っ只中だったのだ。だが、成歩堂は2時30分頃に15分の休憩があったと指摘し、姫神はコテージの外に出た事を認める。この後、成歩堂はトノサマンの中身が衣袋で、殺害現場が第2スタジオだったという新事実を報告し、九太が撮影した写真を証拠として提出。そして、成歩堂は休憩中の2時30分に第2スタジオに衣袋が現れたら姫神にも犯行は可能だと主張する。天才検事の御剣は遺体が発見されたのは第1スタジオと異議を唱えるが、成歩堂は犯人の偽装工作だと訴える。犯人と疑われた姫神は冷笑した後、凶器のトノサマン・スピアー(武器の槍)は15キロもあって扱えないと主張する。正面から刺されていた衣袋。姫神はアクション俳優の衣袋から武器を奪って刺す事は不可能だと訴える。だが、事件の前に真っ二つに折れていたスピアー。成歩堂はスピアーが凶器ではないと考えていた。御剣は成歩堂の考えを聞くと、本当の凶器を出してみろと言い放つ。成歩堂は本当の凶器が何かわからずに窮地に追い込まれる。その時、傍聴席にいた九太が「待った」と叫ぶ。九太は「正しきを貫いて悪を討つのが正義の味方。悪人をやっつけてトノサマンを助けてよ」と成歩堂に泣きながら訴える。オバチャンは九太の言葉にハッとなり、成歩堂に忍び寄って写真を渡す。それはコテージの鉄柵に刺さった男性と愕然とする衣袋、姫神が写っている5年前の事故の写真だった。5年前、衣袋は映画の撮影中の事故によって相手役の命を奪い、それを揉み消したのが姫神だった。それ以来、姫神はこの事故をダシに衣袋の事をこき使っていたという。成歩堂はオバチャンから話を聞いて本当の凶器が何だったのかと見破る。「くらえッ!」成歩堂は新たな証拠を提出すると、全ての発想を逆転させて反撃を開始する。

      • 第8話 逆転、そしてサヨナラ - 1st Trial

        12月25日、謎の巨大生物のヒョッシーが目撃されて話題のひょうたん湖で銃殺された男性の遺体が発見される。容疑者は天才検事の御剣怜侍だった。新米弁護士の成歩堂龍一と綾里真宵は留置場にいる御剣を訪ね、弁護させてほしいと申し出る。成歩堂は断られたものの、御剣に借りがあるため、真宵と一緒にひょうたん湖を調査する事に。湖では糸鋸圭介刑事たちが捜査をしていた。事件が起きたのは前日の午前0時過ぎ。湖のボートの上に男性が2人いて、片方の男性が拳銃でもう一方を殺害。通報があり、5分後に警察が付近にいた御剣を確保したのだ。糸鋸と別れた後、成歩堂たちは湖にある屋台でバイトする矢張政志と会う。矢張は巨大なトノサマンバルーン、万国旗で客寄せしていた。成歩堂は事件の事を矢張に話す。成歩堂、御剣、矢張は小学校のクラスメイトだったのだ。この後、成歩堂たちはひょうたん森でカメラとマイクを発見。それは音に反応して自動的に写真を撮る仕組みだった。そこにヒョッシーの写真を撮影しているというジャーナリストの大沢木ナツミが現れる。ナツミは昨夜、音に反応し、カメラのシャッターが2回下りたと教える。ナツミは2枚目の写真を見ると、事件を目撃した事を思い出したと警察署へ。成歩堂たちもナツミを追うように警察署を訪れる。ナツミが御剣が被害者を撃つ所を見たと証言した事で、御剣の立場はますます不利になる。成歩堂は警察署で糸鋸から被害者の解剖記録を受け取る。被害者の身元は謎だったが、真宵は解剖記録の写真を見て、姉の綾里千尋が昔いた星影法律事務所の生倉雪夫弁護士だと気付く。成歩堂たちは星影に会い、御剣と生倉の接点を訊ね、星影はDL6号事件と答える。DL6 号とは警察の分類番号だった。DL6号事件は15年前に起きた奇妙な殺人事件。弁護士の御剣信が何者かに射殺され、その時、息子の御剣怜侍も現場にいたのだ。事件は検事局の魔王と恐れられた狩魔豪と御剣信の審理の最中に起きたという。その後、狩魔は身寄りのない御剣を引き取り、徹底的に鍛えて天才検事に育て上げたのだ。DL6号事件の容疑者を弁護した生倉は見事に無罪判決を勝ち取り、事件はそのまま迷宮入りしたという。この事件は千尋、真宵の人生も狂わせていた。当時、捜査が難航したため、警察は極秘で霊媒師に協力を要請。協力したのが真宵たちの母親である霊媒師の綾里舞子だった。舞子は御剣信の霊を呼び出し、事件現場のエレベータに一緒に閉じ込められた男性を犯人と名指ししたという。生倉は警察がインチキ霊媒師を捜査に使ったと法廷でぶちまけ、舞子は世間から非難される事に。千尋は極秘だった情報を生倉に漏らした人物を突き止めるために弁護士になったのだ。この後、成歩堂と真宵は御剣に会ってDL6 号事件の事を訊ねる。そして、成歩堂は弁護を任せてほしいと御剣の説得を試みるが…。

      • 第9話 逆転、そしてサヨナラ - 2nd Trial

        12月25日、ひょうたん湖で星影法律事務所の生倉雪夫弁護士を銃殺した容疑者として天才検事の御剣怜侍が逮捕される。この事件は15年前に弁護士だった御剣の父、御剣信が何者かに射殺されたDL6号事件が関係していた。DL6号事件の弁護士だった生倉に伝えたい事があると呼び出された御剣。だが、ボートを漕ぎ出した直後に銃声が響き、気付いたら1人取り残されていたという。成歩堂は御剣を弁護する事になるが…。相手は御剣の師匠で、40年間無敗という奇跡の検事、狩魔豪だった。開廷前、狩魔は我が子のように育ててきたが、手心を加えるつもりはないと御剣に伝える。この後、裁判が始まり、証人として糸鋸刑事が法廷に立つ。事件の夜、通報を受けた糸鋸は現場の湖で御剣の身柄を確保。ボートには御剣の右手の指紋が付着したピストルがあったという。死亡推定時刻は午前0時前後で、遺体が湖から発見されたのは夜が明けてから。ピストルと銃弾の線条痕も一致したという。続いて、目撃者としてジャーナリストの大沢木ナツミが入廷。午前0時過ぎ、車の中にいたナツミは湖の方からパアンという音がしたと証言。ボートに男性2人が乗っていて、それからもう一度パアンと音がしたという。狩魔は証拠として写真を提出。それは発砲の瞬間が写った写真だった。狩魔は裁判長に判決を促すが、成歩堂は証人を尋問していないと訴える。狩魔は1つだけ質問を認めるが、それ以上、無駄な言葉を続けた時は法廷侮辱罪を適応して退廷してもらうと言い放つ。この後、成歩堂はボートや人影を見たのかとナツミを尋問する。ナツミが動揺すると、狩魔は無意味な質問だと言って尋問を終わらせようとする。その時、真宵の「異議あり!」という声が響く。写真は霧でぼんやりしていて、ナツミが顔を確認できた可能性は低いのだ。狩魔は真宵に法廷侮辱罪を適用し、真宵は退廷を命じられる。成歩堂は真宵からもらった最後のチャンスを無駄にしないと誓う。そして、成歩堂はヒョッシーを追っていたなら、湖の方から音がした時、ボートには目もくれず、ヒョッシーを探すはずと指摘。ナツミはヒョッシーを探して、犯人の顔を見ていない事を認める。すると、ナツミは写真が証拠になると言って、引き延ばした写真を提出。拡大しても犯人の顔はわからなかったが、成歩堂は決定的な矛盾を見つけ、「異議あり!」と言い放って反撃を開始する。ピストルに付着していた御剣の指紋は右手のもの。だが、写真に写る犯人は左手で拳銃を持っていたのだ。成歩堂は発砲しているのは御剣ではないと訴え、この日の裁判は閉廷する。この後、成歩堂と真宵、糸鋸は手がかりを探すため、ひょうたん湖を調査する。この時、ヒョッシーの首の影が突然現れ、成歩堂はヒョッシーの正体を見破る。この後、成歩堂は御剣の事件に関する新事実を掴むが…。

      • 第10話 逆転、そしてサヨナラ - 3rd Trial

        生倉弁護士を銃殺した容疑者として天才検事の御剣怜侍が逮捕される。この事件は15年前に御剣の父、御剣信弁護士が射殺されたDL6号事件が関係していた。成歩堂は御剣の師匠、狩魔豪検事に追い詰められるが、証拠写真の矛盾に気付いて反撃。ピストルには御剣の右手の指紋が付着していたが、犯人は左手でピストルを持っていた。成歩堂は発砲しているのは御剣ではないと訴え、この日の裁判は閉廷する。成歩堂はひょうたん湖を再び訪れ、巨大生物ヒョッシーの正体を見破る。それは矢張の屋台で使っていた巨大なトノサマンバルーンのしぼみかけの姿だった。この後、成歩堂は警察に通報した貸しボート屋のオヤジに会いに行く。成歩堂は事件の事を訊ねるが、オヤジはボケていて、まともに会話する事ができなかった。帰り際、オヤジが飼うサユリというオウムは「ディーエルロクゴウジケン…ワスレルナ…」と不気味に繰り返し、成歩堂はオヤジもDL6 号事件の関係者かもしれないと考える。成歩堂は警察署にあるDL6号事件の捜査資料を調べようとするが、資料のほとんどは狩魔が証拠品と共に持ち帰っていた。成歩堂は糸鋸から受け取った資料のコピーに目を通して裁判に備える。12月27日、御剣の審理が再開され、狩魔は事件の目撃者としてオヤジを召喚する。狩魔はオヤジが数年前から以前の記憶がなく、自分の名前もわからないと説明するが、3日前の事件の事は証言できると付け加える。オヤジは24日の深夜0時過ぎにパアンという音を聞いたと証言。小屋から外を見ると、ボートが浮かんでいて、その時、もう一度パアンと音がしたという。しばらくするとボートが戻ってきて、男性が小屋の外を通過。オヤジはその男性が御剣だったと証言する。裁判長は御剣の犯行を立証する重大な告発と判断し、御剣に有罪の判決を言い渡す。成歩堂は御剣の無罪を勝ち取れず、膝をついて落胆する。その時、傍聴席から「ちょっと待てぇぇ」という声が聞こえてくる。それは矢張政志の声だった。矢張は事件の夜に公園にいた事を思い出したと訴える。狩魔は閉廷を求めるが、裁判長は有罪判決を撤回し、矢張が証人台に立つ事に。矢張は事件の夜、トノサマンバルーンをボンベごと湖の方に飛ばしてしまい、捜すために湖にボートを出したと証言。その時、パアンという音を聞いたが、湖にボートは浮かんでいなかったという。矢張が音を聞いたのは午前0時頃で、音は1回だけだったと証言する。狩魔は2人の証人が2発の銃声を聞いたと言っているため、矢張の証言をデタラメと決めつける。矢張は当時ヘッドホンをつけてラジオを聞いていたらしく、DJが話した内容を詳しく説明する。矢張の証言から逆転の糸口を見つけなければならない成歩堂。裁判長が審理を終わらせようとした時、成歩堂は「異議あり!」と言って反撃を開始する。成歩堂は矢張の証言から事件の真相に辿り着いていた…。

      • 第11話 逆転、そしてサヨナラ - 4th Trial

        ひょうたん湖で生倉弁護士を銃殺した容疑者として御剣が逮捕される。裁判中、成歩堂は事件の真相に辿り着く。事件の夜の銃声は2回ではなく3回。12月24日の午後11時50分、ボートとは別の場所で射殺された生倉。その後、真犯人は被害者に成りすまし、御剣と一緒にボートで湖へ。真犯人は25日の午前0時10分に撃った1発目でボートに注目させ、2発目の後に撃たれたフリをして湖に飛び込んだのだ。成歩堂は貸しボート屋のオヤジを真犯人と告発するが、オヤジは逃走して審理は延期される。事務所に戻った成歩堂は小4の時に起きた事件を回想。ある生徒の給食費がなくなり、皆に犯人と疑われた成歩堂を御剣が弁護してくれたのだ。この後、貸しボート屋のオヤジの身柄が確保され、成歩堂は糸鋸と一緒にボート小屋を捜査。気になる金庫はロックされていたが、1228という暗証番号はオウムのサユリが教えてくれる。金庫には「御剣怜侍に復讐せよ」と書かれた手紙が入っていた。手紙には生倉を殺害し、その罪を御剣に着せる計画も書かれていた。この事件には首謀者がいたのだ。12月28日、御剣の審理が再開される。成歩堂は証拠として金庫から発見された手紙のコピーを提出し、オヤジには復讐する理由があったと訴える。だが、狩魔は手紙に差出人、宛先がないため、証拠にならないと反論する。この後、成歩堂は今回の事件の根っこには15年前のDL6号事件があると発言。当時を知る証人として星影宇宙ノ介弁護士を入廷させる。15年前の12月28日、地震があり、地方裁判所のエレベータに閉じ込められた御剣信と10歳の怜侍、法廷係官の灰根高太郎の3人。数時間後、エレベータの中で銃殺された御剣信が発見される。パニックを起こした灰根が御剣信を撃ったと思われたが、灰根は容疑を否認。捜査は難航し、警察は霊媒師の綾里舞子に協力を要請。御剣信の霊は灰根を犯人として名指ししたのだ。生倉は灰根の発砲を認めたが、判決は無罪。極度の酸欠状態で、心神喪失の灰根に責任能力はないというのが判決の理由だった。無罪になったものの世間からバッシングを浴びて全てを失った灰根。妻はバッシングに耐えかねて自殺し、灰根は世間から姿を消したという。灰根が無実なら生倉と霊媒の際に告発した御剣信を恨んでいるはずだった。この後、成歩堂はここに灰根がいると言ってオヤジを指さす。オヤジがとぼけると、成歩堂は指紋の照合を要求する。だが、オヤジは化学工場に勤務していた時に指を焼いて指紋を採取できる状態ではなく、成歩堂は灰根がわざと自分の指紋を焼き消したと疑う。他にオヤジを灰根と立証する術はなく、狩魔は尋問を終わらせようとする。万事休すと思われたが、成歩堂は証人としてオウムのサユリの尋問を要求して…。

      • 第12話 逆転、そしてサヨナラ - Last Trial

        ひょうたん湖で生倉弁護士が銃殺された事件の裁判にかけられた御剣怜侍だったが、成歩堂は貸しボート屋のオヤジを真犯人として告発する。生倉を殺害する動機があるのは15年前のDL6号事件で犯人と疑われ、全てを失った灰根。成歩堂はオウムのサユリを証言台に立たせ、オヤジが灰根である事を立証する。灰根は生倉を殺害し、その罪を御剣に着せようとした事を認める。裁判長は御剣に無罪を言い渡して閉廷しようとするが…。その時、御剣はDL6号事件の犯人は自分だと告白する。15年間、DL6号事件の夢を見続けた御剣。それは錯乱した灰根が信に襲い掛かり、御剣が怖くなってピストルを灰根に投げつけると銃声が轟くという内容だった。御剣は自分が父親の命を奪ったと信じ込んでいた。休廷後に審理は再開され、成歩堂は御剣に尋問する。15年前、御剣は弁護士だった信の裁判を傍聴。信は検事の狩魔に敗れたという。そして裁判後にエレベータに閉じ込められた3人。御剣は信に襲い掛かった灰根にピストルを投げつけ、銃声が轟いたと証言する。御剣はその後の事をよく覚えていないという。成歩堂は犯行現場の写真を出し、御剣の証言に決定的な矛盾があると言い放つ。御剣が聞いた銃声は1発だが、弾痕はエレベータのガラス扉と遺体に残っていたのだ。成歩堂は御剣が1発目の銃声で気を失った後、2発目が撃たれたと推測。成歩堂は現場に真犯人である別の人物がいたと考えていた。だが、狩魔検事は当時の捜査資料を見せ、現場から発見された弾は信の命を奪った1発のみだったと反論する。成歩堂の推理は2発目の弾がなければ成立せず、御剣は父親の信を助けようとして悲劇が生まれた事を認める。成歩堂は言うべき言葉が見つけられずに崩れ落ちる。その時、「あきらめちゃダメ」という上司だった綾里千尋の声が聞こえ、成歩堂は「異議あり!」と反撃を開始。他界した千尋と話せるのは見習い霊媒師の真宵のおかげだった。成歩堂は2発目の発砲はあったと訴え、2発目は犯人が現場から持ち去ったと主張する。だが、犯人が弾を持ち去る理由はなく、成歩堂は千尋のアドバイスから発想を逆転。成歩堂は2発目の弾は犯人に命中したと考え、犯人になりうる人物として狩魔を名指しする。当時を知る星影によれば、狩魔の勝利は完璧ではなく、提出した証拠に不正があったのだ。成歩堂は信にプライドを傷つけられた事が狩魔の殺害動機と考える。そして、事件の翌日に休暇を取った狩魔。成歩堂は1日での弾の摘出は不可能のため、弾は狩魔の体内に今も残っていると推理する。この後、狩魔の肩に近づけた金属探知機が反応。狩魔は肩に弾が残っている事は認めるが、DL6号事件とは無関係と訴える。成歩堂は線条痕を調べれば、犯行の際に撃たれた事を立証できると考える。だが、証拠品に信が撃たれたピストルの線条痕のデータがないと判明。絶体絶命のピンチに追い込まれた成歩堂は…。

      • 第13話 逆転の約束

        成歩堂龍一は15年前の真実を今になって知る事になる。15年前の9月2日、成歩堂は通学中に角から出てきたクラスメイトの御剣怜侍と激突して転倒。2人は会話する事もなく、互いのランドセルから飛び出した中身を拾って別々に立ち去る。そこにやってきたクラスメイトの矢張政志は3千円を咥えた子犬を見つける。矢張は3千円をネコババしようとするが、子犬の視線に耐えられずに交番へ届けに行く。その日、風邪で体育を休んだ成歩堂は教室で自習している時に御剣の給食費の封筒が落ちている事に気付く。成歩堂はカラの封筒を拾い上げる姿を目撃され、お金を盗んだ現行犯として学級裁判にかけられる事に。成歩堂は無実を訴えるが、皆に犯人と疑われる。担任教師は成歩堂に謝罪を求めるが、御剣は「異議あり!その必要はない」と犯行を否認する成歩堂を信じる。矢張も成歩堂を信じ、疑ってかかる皆を非難。御剣は犯行を裏付ける証拠も目撃証言もないと弁護して成歩堂の無罪が決まる。放課後、成歩堂は信じてくれて嬉しかったと礼を言うが、御剣は犯行を立証する証拠がなかっただけと素っ気ない態度をとる。そこにドッグフードの袋を抱えた矢張が子犬2匹を連れてやってくる。成歩堂と矢張は3人組ヒーロー、シグナルサムライの話で盛り上がるが、御剣は興味を示さない。矢張は今朝、捨てられた子犬2匹を拾った事を明かす。御剣は子犬を見つけた場所を訊ね、矢張は2人をその場所に案内する。そこには2匹が入っていた宅配便のダンボールが残っていた。御剣は剥がされかけた住所のシールから元飼い主のマンションを推理する。成歩堂たちは元飼い主に文句を言いに行くが、住人の夫人は知らないととぼけて成歩堂たちを追い返す。矢張、成歩堂は子犬を飼う事ができず、御剣は飼えるかどうか、父親に頼んでみると申し出る。帰宅した御剣は見たい番組があると父親の御剣信に言ってテレビのチャンネルをシグナルサムライの放送に合わせる。続けて、御剣は犬を飼いたいと信に頼む。信は驚きつつも御剣と子犬2匹を見て表情を和ませる。12月3日、矢張は落とし主が現れなかったため、3ヵ月前に拾った3千円を手に入れる。矢張は気付いていないが、このお金は御剣が成歩堂とぶつかった時に落とした給食費だった。矢張はこのお金を持って成歩堂、御剣と駄菓子屋に行く。矢張はゲームの景品としてシグナルサムライのマスコットを獲得。マスコットは3つに分かれ、矢張は成歩堂にブルー、御剣にレッドを渡し、自分にはイエローを残す。3人はこのマスコットを自分たちの友情の証にするが…。12月25日にDL6号事件が起き、御剣は学校に来なくなる。数日後、担任から御剣が隣町に引っ越す事になったと告げられ、成歩堂と矢張はショックを受ける。放課後、成歩堂と矢張は検事の狩魔豪に引き取られる事になった御剣に会いに行くが…。

      • 第14話 再会、そして逆転 - 1st Trial

        6月19日、成歩堂龍一と外科医の霧崎哲郎は修行に出た霊媒師の綾里真宵に会いに行く。霧崎が院長を務める霧崎外科病院で入院患者14人が死亡。看護師の投薬ミスが原因だったが、その看護師は罪を認める前に交通事故を起こして他界。口封じのために霧崎が交通事故を仕組んだという噂まで流れていた。霧崎は看護師の霊を呼び出してくれと真宵に依頼。霊に自分が悪いという念書を書かせ、病院の信頼を取り戻そうとしているのだ。霊媒を引き受けた真宵から出された条件は成歩堂が立ち会う事だった。この後、成歩堂たちは綾里家がある倉院の里を訪れ、綾里家分家の綾里キミ子、幼い娘の綾里春美と会う。真宵と春美は従妹の関係だった。屋敷の修験者の間にはスクープを狙う自称フリーカメラマンの大沢木ナツミも来ていた。キミ子によれば、真宵は家元の血を受け継いだ最後の1人で、倉院流霊媒道の正統な後継者。分家の人間はどんなに霊力が強くても倉院流の家元にはなれないという。除霊の儀の時間になると、真宵は白装束に御冠という正装に身を包み、黒い鍵で対面の間の扉を開ける。真宵と霧崎は対面の間で除霊の儀を執り行い、成歩堂とキミ子、ナツミは離れた母屋で終わるのを待つ。その時、対面の間から銃声が2回聞こえてくる。鍵は真宵が持っている1本しかなく、成歩堂は扉に体当たりして部屋に入る。対面の間では霧崎が絶命。奥では返り血を浴びた霊媒中の真宵が立っていた。真宵は「この男は…私を殺した…。だから、殺してやったの…」とつぶやき、ナツミはそんな真宵を写真に収める。キミ子は自分がここを取り仕切ると言って成歩堂とナツミに警察への通報を頼む。この後、出張中の糸鋸圭介刑事が捜査を開始。真宵はキミ子が除霊の術を施してこちらの世界に戻ったが、気を失って会えない状態だった。キミ子は事件の時、屋敷には成歩堂、ナツミの他に春美と客人がいた事を糸鋸に伝える。その客人とは控えの間にいた葉中のどかだった。のどかは大学で超心理学を研究していて、霧崎に倉院の里を紹介したという。のどかは控えの間で寝ていて、事件が起きた事も知らなかった。ナツミはのどかが医療ミスで14人の命を奪った看護師、葉中未実の妹だと成歩堂に教える。成歩堂とナツミは対面の間を調べる事に。胸をナイフで刺された後、こめかみをピストルで撃たれた霧崎。成歩堂は奥の屏風の低い位置に穴が開いている事に気付く。そこにキミ子がやってくる。キミ子は霊が下りると霊媒師の意識は途絶え、霊に身体を貸している状態になると説明。これは前代未聞の霊媒中に霊が起こした殺人事件なのだ。成歩堂は真宵の無実を信じ、真実を明らかにすると誓う。春美は協力を約束し、庭の焼却炉で拾った黒い鍵を成歩堂に渡す。無実を信じる成歩堂、春美だったが、犯人として警察に連行された真宵。次の日、成歩堂は留置所にいる真宵に会いに行くが…。

      • 第15話 再会、そして逆転 - 2nd Trial

        投薬ミスで患者14人の命を奪った看護師の葉中未実は罪を認める前に交通事故で他界。院長の霧崎哲郎は未実の霊に自分が悪いという念書を書かせるため、霊媒師の綾里真宵に霊媒の儀式を依頼するが、儀式中に真宵の体に宿った霊が霧崎を殺害する悲劇が起きる。成歩堂は逮捕された真宵の弁護を引き受ける事に。相手は狩魔豪の娘で、13歳の若さで検事になって以来、負け知らずの狩魔冥だった。6月21日、前代未聞の霊媒裁判が開廷。冥は父の復讐に燃えていた。冥は冒頭陳述後、証人として糸鋸刑事を召喚。糸鋸は対面の間の1つしかない扉には鍵がかかっていて、中には真宵と霧崎しかいなかったと証言する。霧崎はナイフで刺された後、自分が持っていた護身用ピストルでこめかみを撃たれて絶命。至近距離から撃たれたため、霧崎のこめかみには焦げ跡がついていた。凶器のナイフとピストルには真宵の指紋が付着。冥は被告の正当防衛の犯行を主張しないかと譲歩案を成歩堂に勧める。罪が軽くなる提案だが、成歩堂は真宵の殺害を認める事を嫌がり、完全無罪を主張すると言って断る。最後に糸鋸はもう1つの証拠について証言。真宵が着ていた白装束は返り血で染まっていて、糸鋸は真宵の一方的な犯行だったと訴える。ピンチに追い込まれた成歩堂はこの状況を逆転するため、証拠品を確認し、装束の袂に弾痕を発見。裁判長は真宵が霧崎に撃たれたと判断し、成歩堂も一方的な犯行ではなかったと訴える。だが、先ほど、成歩堂が正当防衛ではなく、完全無罪を主張したため、冥はこの弾痕は証拠として力を失っていると言い放つ。先ほどの譲歩案は冥の罠だったのだ。この弾痕の事実から糸鋸は揉み合っている時に霧崎が発砲したが弾は袂に外れ、その隙に真宵がピストルを奪って霧崎を撃ったと証言を変更。成歩堂は至近距離から撃ったのに袂に焦げ跡がないと矛盾を指摘する。だが、冥は余裕の笑みを浮かべ、次の証人として自称フリーカメラマンの大沢木ナツミを召喚。ナツミは事件直後の現場を撮影した写真を証拠として提出する。写真の真宵は顔も体格も未実のようになっていた。倉院流霊媒道では霊を下ろした霊媒師は体型も顔も変化するのだ。成歩堂はナツミを尋問中、写真の矛盾に気付いて反撃を開始。写真の真宵は御冠をつけておらず、成歩堂は写真の人物は真宵ではないと言い放つ。御冠はしっかり髪に留めるため、簡単に落ちる事はないのだ。成歩堂は別の真犯人がいると訴えるが、冥は対面の間は鍵がかけられ、密室状態だったと主張。冥は真犯人がどうやって対面の間に入ったのか、その証拠を示せと成歩堂を追い込む。何も言い返せずに苦悶の表情を浮かべる成歩堂。その時、「弁護士がそんな顔しちゃダメ」という声が聞こえてくる。それは春美の体を借りて現れた師匠の綾里千尋の声だった。この後、成歩堂は発想を逆転させて…。

      • 第16話 再会、そして逆転 - 3rd Trial

        霊媒師の真宵は外科医の霧崎に依頼され、投薬ミスで患者14人の命を奪った後、事故死した看護師、葉中未実の霊を呼び寄せる。だが、真宵の体に宿った霊が霧崎を殺害。真宵は逮捕され、成歩堂は狩魔豪の娘である検事の冥と法廷で争う。成歩堂は屋敷の焼却炉で発見された対面の間の唯一の黒い鍵を証拠として提出。事件後、綾里キミ子に捕らえられた真宵が鍵を捨てる事は不可能。真宵は事件前に対面の間から出ていた可能性があり、成歩堂は真犯人が別にいると主張。裁判は2日目に持ち越される事に。春美は霊媒の儀式の時、廊下で里の秘宝である倉院のツボを割ってしまい、修復していたと成歩堂に告白。それは創始者の供子の魂が宿るツボだった。成歩堂は倉院の里に春美を送った時にキミ子と会う。キミ子は真宵の母親である家元の綾里舞子が16年前から行方不明だと明かす。次に成歩堂は焼却炉を調べ、真宵が着ていた装束の燃え残った布を発見。カギは装束の袂に入ったまま捨てられたのだ。その時、成歩堂は挙動不審なナツミを発見し、奥の倉庫に逃げ込むナツミを追いかける。倉庫には人が入れるサイズの衣装箱があり、成歩堂は衣装箱の側面に小さな穴を発見。その穴は対面の間の屏風にあった弾痕と同じ位の高さだった。ナツミは葉中のどかを真犯人と疑っていた。のどかは交通事故の時、姉の未実が運転する車に同乗。のどかは顔にひどい火傷を負い、元通りにするまで半年かかったという。事故は霧崎が仕組んだという噂があり、のどかには霧崎を殺害する動機もあるのだ。成歩堂が控えの間を調べに行くと、のどかがやってくる。成歩堂は姉の未実が起こした事故の事をのどかに訊ねる。1年前、未実が運転する車の助手席で寝ていたのどか。その間に事故は起き、気付くと車は火の海に。未実の姿は見えず、のどかは左側のドアから脱出したという。その後、キミ子は迎えに来た糸鋸刑事とパトカーに乗り込む。キミ子は捜査に協力すると自分から警察に連絡してきたという。成歩堂は留置場の真宵に会いに行き、キミ子が警察に行った事を報告。真宵は味方だから心配ないとキミ子の事を信じていた。倉院の家元は代々長女が継いでいるが、真宵は母の舞子とキミ子の時だけは違ったと明かす。霊力があまりにも強い妹の舞子が家元になったという。成歩堂は事件の事を考え、のどか1人の犯行は不可能と睨む。成歩堂は共犯者がいると推理していた。翌日、成歩堂は霊媒師の意識が霊媒中は消えるため、千尋の霊をまた呼んでほしいと春美に頼む。成歩堂は裁判の内容を春美に聞いてほしくなかったのだ。そして、審理が再開されると、冥は事件後、警察が来るまでに何者かが対面の間に出入りした事を認め、真宵が対面の間から出たと主張を変えてくる。冥はこの主張を立証するために証人を召喚。証言台に立ったのは真宵の味方のはずのキミ子だった。

      • 第17話 再会、そして逆転 - Last Trial

        霊媒師の真宵は外科医の霧崎に依頼され、投薬ミスで患者14人の命を奪った後、事故死した看護師、葉中未実の霊を呼び寄せる。だが、真宵の体に宿った霊が霧崎を殺害。真宵は逮捕され、成歩堂は狩魔豪の娘である検事の冥と法廷で争う。成歩堂は真犯人の目星をつけ、真犯人には共犯者がいると考えていた。裁判2日目、綾里キミ子は霊が宿った真宵が自分を突き飛ばし、控えの間の方に逃げたと証言する。続いて、控えの間にいた葉中のどかが証人台に立つ。のどかの証言は、控えの間で寝ていたら、姉の葉中未実が来て、「自分の命を奪った霧崎に復讐してきた」と打ち明けたというものだった。倉院流の霊媒は姿も声も変わるため、裁判長は真宵に憑りついた未実の霊が霧崎を殺害したと判断。のどかは未実を説得し、一緒にキミ子に謝るため、廊下を通って対面の間に行ったという。成歩堂は証言の矛盾に気付き、対面の間に行った時の事を訊ねる。のどかは特に何もなかったと答えるが、廊下を通っていれば倉院のツボを修復する春香に気付くはずだった。成歩堂がのどかに、本当はどこにいたのかと訊ねると、冥が反撃。だが、成歩堂は怯む事なく、のどかは霊媒前から対面の間の屏風の裏にあった衣装箱に隠れていたと主張。屏風と衣装箱にある弾痕の高さが完全に一致していたと説明する。成歩堂は霊媒師の装束を着た、のどかが衣装箱に隠れ、真宵と入れ替わるチャンスを窺っていたと推理。成歩堂は事件後の現場の写真に写っているのは真犯人ののどかと考えていた。霊媒中、睡眠薬を嗅がせて真宵を眠らせた後、霧崎をナイフで刺したのどか。だが、まだ息があった霧崎はのどかに向けてピストルを発砲。弾は外れて装束の袂、屏風、衣装箱を貫き、のどかは慌ててピストルを奪って霧崎にトドメを刺したのだ。これが成歩堂の推理だった。だが、冥はたった1人でそんな犯行は不可能だと反論。成歩堂は1人の犯行は不可能と認め、キミ子がのどかの共犯者だと言い放つ。事件の後、警察に通報して欲しいと成歩堂、ナツミを対面の間から追い出したキミ子。成歩堂はキミ子とのどかが真宵に返り血のついた装束を着させ、凶器に真宵の指紋をつけたと考えていた。その後、のどかは衣装箱を倉庫へ運び、キミ子は真宵が着ていた装束を焼却炉へ捨てたのだ。成歩堂は燃え残った装束の布切れを証拠品として提出する。成歩堂の主張に顔を歪めるのどかだったが、冥は負けを認めていなかった。冥は犯行の動機、複雑な犯行に及んだ理由、キミ子がのどかに手を貸した理由がないと指摘。絶体絶命の成歩堂だったが、春美の体に宿る師匠の綾里千尋に励まされ、のどかへの尋問を裁判長に要求。最後まで諦めない成歩堂はのどかを尋問して逆転への糸口を見つけようとするが…。

      • 第18話 逆転サーカス - 1st Trial

        12月5日、成歩堂龍一と綾里真宵は人気のタチミサーカスを観に行く。最後の出し物は魔術師マックスによる奇跡の空中飛翔だった。マントに身を包んだマックスはテント内を自由に飛び回り、観客から大喝采を浴びる。12月7日、成歩堂、真宵はTVニュースを見て、タチミサーカスの団長、立見七百人が殺害された事を知る。TVは犯人マックスの魔術による殺人サーカスと報じていた。成歩堂は真宵に促され、留置所にいるマックスに会い、弁護する事を伝える。事件が起きたのは6日の合同稽古の後。団長に最後に会ったのがマックスだった。マックスは団長とギャラの話をしたと証言する。話の途中、団長は用があるとマックスを残して部屋を出て事件に巻き込まれたのだ。この後、成歩堂と真宵はタチミサーカスへ調査に行き、猛獣使いのミリカ、猿のルーサー、虎のラトーと会う。ルーサーは光るモノを自分の住処に持ち帰る習性があるという。ミリカは被害者の団長の娘だった。続いて、成歩堂たちは事件が起きた宿舎前の広場に行き、捜査中の糸鋸刑事と会う。7日深夜、団長は後頭部を強く殴られて即死。遺体の傍には木箱、マックスのシルクハットが残っていたという。糸鋸は現場に被害者の足跡しかなかった事を成歩堂に教え、犯行が可能なのは空を飛べるマックスだけと断言する。成歩堂たちは糸鋸と別れ、腹話術師のベンと会う。ベンは指輪を失くして困っていた。そこにピエロのトミーが現れる。トミーは皆がマックスに腹を立てていた事を明かす。最後に成歩堂たちは団長室を調べ、マックスのギャラに関する契約書を発見する。マックスは6日の夜にギャラの話をしたと証言していたが、契約書の日付は1週間前になっていた。成歩堂は留置所のマックスに契約書の事を話し、信頼できない事を理由に弁護を断る。マックスはウソをついた事、天狗だった事を心から謝罪して見捨てないで欲しいと訴え、成歩堂は改めて弁護を引き受ける事に。留置所を後にした成歩堂と真宵は手がかりを見つけるため、再びタチミサーカスを訪れる。その時、成歩堂はルーサーに光る弁護士バッジを奪われる。成歩堂はルーサーを追って宿舎3階にあるルーサーの住処へ。ルーサーが住処にしている部屋は誰かが住んでいる形跡があった。部屋にはいろいろなモノがあり、マックスの胸像も置かれていた。この時、成歩堂はソファの下に転がる指輪を見つける。指輪には「リロからミリカへ」と書かれていた。成歩堂たちは広場に戻ってベンと会う。この指輪はベンが捜していた腹話術人形リロの指輪だった。この時、リロは昨夜、宿舎の入り口前に立っていて、事件現場に行くマックスを見たと証言。7日深夜、現場に行ったのはマックスだけだったという。マックスを犯人と決定付ける証言だったが、成歩堂はこの証言の矛盾に気付いて…。

      • 第19話 逆転サーカス - 2nd Trial

        タチミサーカスの団長が殺害され、成歩堂は逮捕されたマックスの弁護を引き受ける。だが、現場には犯人の足跡がなく、空中を自由に飛び回れるマックスへの容疑は強まる。12月8日、マックスの裁判が開廷。成歩堂と対決する判事は狩魔冥だった。事件が起きたのは12月6日の深夜。団長は木箱に突っ伏して絶命し、死因は後頭部を殴られた際の首の骨折だった。証言台の糸鋸刑事は凶器の平たい鈍器は現在捜索中と説明。木箱の重さは10キロで、中にはコショウの瓶が1つ入っていたという。次はピエロのトミーが証言台に立つ。事件の時、部屋にいたトミーはドカッという音がして外を見ると、木箱に突っ伏した団長とマックスらしき人影があったと証言。その人影は上空へ飛んでいって闇の中へ消えたという。冥は飛行魔術ができるマックス以外に犯行は不可能と訴える。成歩堂は事件現場に飛行魔術の仕掛けはなかったと反論。冥は魔術の種明かしができず、この日の審理は終了する。成歩堂と真宵はタチミサーカスを再調査し、現場の宿舎前広場に飛行魔術の仕掛けをする事は不可能と判断する。次に成歩堂たちは3階にある猿のルーサーの住処を訪ね、部屋に住むアクロバット芸人のアクロと会う。アクロは半年前の事故で車イスに乗っていた。アクロの両親は事業に失敗して夜逃げ。団長が小さいアクロを引き取って育ててくれたという。この時、成歩堂は写真とスカーフに気付く。それはアクロの弟の写真だった。アクロは翌日の裁判で検事側の証人として召喚されるという。この後、成歩堂たちは食堂でトミーと会う。トミーは事件の日の朝、団長が伝言板に貼ってあったメモを見て激怒した事を明かし、成歩堂たちはメモについて調べる事に。そして、成歩堂はゴミ箱に捨てられたメモを発見。メモには「殺人者に告ぐ 半年前の事故を忘れてはいないだろう。決定的な証拠を預かっている。今夜10時、宿舎前の広場に来られたし」と書かれていた。成歩堂は半年前の事故と今回の事件は繋がっていると確信し、半年前の事故の事をトミーに訊ねる。半年前、合同練習の時、事故に巻き込まれたのはアクロバット兄弟の弟バットだった。バットはミリカをデートに誘うために猛獣使いの芸に挑戦。バットはライオンのレオンの口に頭を入れ、そのまま噛まれてしまったという。アクロはバットを助けるためにレオンに飛びかかって足を負傷。バットは今も病院で眠ったまま。アクロの部屋にあったスカーフはミリカがバットにプレゼントしたものだった。食堂を後にした成歩堂はミリカと会う。ミリカはメモを見て、自分が伝言板に貼ったと明かす。そのメモはいつの間にかミリカのポケットに入っていたもの。ミリカは持ち主がわからずに伝言板に貼り出したという。成歩堂は調査や皆の証言から事件の真相に近づくが、とても辛い真実が待っていると察して…。

      • 第20話 逆転サーカス - Last Trial

        タチミサーカスの団長が殺害され、成歩堂は逮捕されたマックスの弁護を引き受ける。現場には犯人の足跡がなく、検事の狩魔冥は飛行魔術ができるマックス以外に犯行は不可能と訴えるが、この魔術の種明かしができず、1日目の審理は終了する。成歩堂はタチミサーカスを再調査し、半年前に起きた不幸な事故を知る。成歩堂は今回の事件と繋がっていると確信して半年前の事件について調べる。12月9日、2日目の審理が行われ、アクロが証人席へ。アクロは事件が起きた6日の夜、部屋で寝ていたら窓の下からドカッと音がしたと証言。窓の外を見ると、マントを着た人影が下から上へと通り過ぎたという。アクロはあのマントとシルクハットは間違いなくマックスだったと証言する。この後、成歩堂は尋問を開始。成歩堂は現場にシルクハットが落ちていたため、見る事はできなかったはずと矛盾を指摘する。そして、成歩堂はこの犯行を計画し、被害者の命を奪ったのはアクロだと言い放つ。冥は1人で階段を下りる事もできない車イスのアクロに犯行は不可能だと反論。だが、成歩堂は怯む事なく、アクロの犯行の方法を立証すると宣言する。そこにピエロのトミー、腹話術師のベン&腹話術人形のリロらタチミサーカスの団員たちが入廷。成歩堂は犯行立証の手伝いをトミーたちに頼んでいたのだ。トミーたちは成歩堂の指示に従い、団長が殺害された現場を再現する。現場の宿舎前広場に置かれた木箱。犯人は団長が木箱を持ち上げようとかがんだ時に凶器を頭に落としたのだ。成歩堂は細いロープの先端に結んだマックスの胸像が凶器と考えていた。その後、空を飛ぶように引っ張り上げられた胸像。成歩堂はこの犯行が可能だったのは現場の真上の部屋にいたアクロしかいないと訴える。木箱もロープで下せば犯行は可能。成歩堂は光るモノが好きな猿のルーサーが胸像を持ち帰った時にアクロが犯行を思いついたと考える。この魔術の謎を解いたのは専門家であるマックスだった。成歩堂は手がかりを留置場のマックスに見せ、解説を受けていたのだ。だが、冥は親代わりの団長を殺害した動機を立証しろと反撃。成歩堂は動機に触れたくなかったが、この事件の真実を解き明かす事に。今回の事件を解く鍵となる半年前の事故。ライオンの口に頭を入れる芸に挑戦して噛まれたバット。その時、バットはミリカからプレゼントされたスカーフを首に巻いていたが、成歩堂はミリカがいたずらでスカーフにコショウをかけていたと主張。ライオンはコショウでくしゃみをしたのだ。この真相を知った兄のアクロは復讐を計画。アクロが本当に狙ったのはミリカだったのだ。だが、アクロは胸像を落とした証拠はあるのかと反撃。アクロの部屋から胸像は見つかっていなかった。成歩堂は諦めそうになるが、真宵に励まされ、凶器である胸像の在処の立証に挑む。

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