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『青い文学シリーズ』第2話 人間失格 第二話「お化け」

放送開始:2009-10-17

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あらすじ:

意識を失った葉蔵は、茫洋とした感覚の中、自分の過去を想い出す。おどけてみせることで、わずかに人間につながる事ができた自分。その中でひとり、彼が道化であることを見破った男、竹一のこと――。葉蔵を「お化け」だと言う竹一。その通りだと得心し、あの頃の葉蔵は哄笑した。気がつくと、葉蔵はベッドの上に寝かされていた。恒子が死んだと聞かされ、呆とする葉蔵。親にも見捨てられ、監視付きの部屋に通されることとなる。そこで彼は「お化け」の幻を見た。またも、あの頃を思い出す葉蔵。竹一が「お化けの絵」として紹介したゴッホの自画像を見て、葉蔵は自分もお化けの絵を描こうとした。その絵は……そう、自分自身でもあった。お化けは人間の世界に生きてはいられないのか。自問し、その足は一度は縁を切ったはずの堀木の元に向かっていた。堀木に軽蔑の眼を向けられ、居た堪れなくなる葉蔵。そして、それを見ていた一人の女――。

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