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『魍魎の匣』第10話 鬼の事

放送開始:2008.12.9

動画の長さ:

あらすじ:

久保が本当に犯人なのか、という関口の問に、京極堂は、その理由を明かし始めた。バラバラ連続殺人事件の3人の被害者の家庭が御筥様の帳簿に載っていたこと、久保が幼少・青年期の生活環境が御筥様の祈祷などに影響を与えていること、久保の作品にそれらの全てが投影されていること―。御筥様を作ったのが久保だと断定する京極堂は、その猟奇的な小説の内容が、想像の産物ではなく、実際の出来事を日記風にまとめたに過ぎない、と話した。

まもなく、関口と榎木津を伴い御筥様の道場に乗り込んだ京極堂は、その化けの皮を剥がしにかかった。無数の箱が置かれた道場内で、教主・寺田兵衛と相対した京極堂は、その膨大な知識と観察眼で、攻勢を強めた。寺田は、最初こそ威勢がよかったが、本物の陰陽師である京極堂の話に何も反論できない。やがて、御神体の箱の中に、息子・久保の指が入っていると言い当てられた寺田は、力が抜けたようにヘタり込んだ。

京極堂らの尋問に対し、息子の犯行に薄々気付いていたらしい寺田は、久保との関係を自供。一昨年以来、寺田が久保の言いなりだったことが明らかになった。だが、バラバラ連続殺人事件の終結を宣言したものの、京極堂は、加菜子の事件は、今さら真相を暴く必要はない、とそれ以上触れなかった。

その頃、木下と共に久保のアトリエに入り込んだ青木は、突然、殴りかかってきた久保を取り逃がしてしまった。無数の箱が壁を埋め尽くす部屋の内部を調べた青木は、ひとつの箱の中に、頼子の頭部と体がきれいに収められているのを発見。だが、問題の久保が、まもなくバラバラ死体で発見されたため、一連の事件は、再び振り出しに戻ってしまった。

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