- 会社名:XEBEC
- 英語名:XEBEC
- 中国語の名前:XEBEC
- 他の名前:XEBEC Inc. / 株式会社ジーベック / 帆船社
- 誕生日:1995年5月1日
- 地域:日本
- 住所:日本 〒185-0021 東京都西東京市西原町1丁目4番1号 鵜野ビル
- 公式サイト:https://www.production-ig.co.jp/xebec/
『XEBEC』
株式会社ジーベック(英: XEBEC Inc.)は、かつて存在した日本のアニメ制作会社。
株式会社IGポートの連結子会社であった。
歴史
1994年、プロダクション・アイジー(Production I. G)と葦プロダクションが共同制作したテレビアニメ『BLUE SEED』で葦プロダクション側の制作プロデューサーだった取締役の下地志直、文芸担当の佐藤徹(南極二郎)、アニメーターの羽原信義の3名のスタッフらと共に1995年5月1日にProduction I. Gの子会社として東京都国分寺市に設立。
1995年10月3日、第1作目『爆れつハンター』を制作。
1996年、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!
』と『機動戦艦ナデシコ』を制作した。
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!
』の制作以降、小学館および小学館集英社プロダクションとの取引関係は続き、小学館『コロコロコミック』とタイアップされたゲームソフト・玩具に関連したアニメーション作品を多数制作している。
1999年9月4日、『ゾイド-ZOIDS-』を制作。
手書きによるアニメーションと3DCGの融合を成し遂げた。
2002年、関連会社として東京都西東京市田無町に株式会社Triple Aを設立した。
2003年、元スタジオZ5の本橋秀之らを迎え入れ、東京都練馬区関町に制作スタジオ「XEBEC M2」を設立。
『ぺとぺとさん』(2005年)はXEBEC M2の名義で元請制作した。
2005年、保有株式の売却によりTriple Aとの資本関係を解消。
2006年4月8日、初の全編3DCG作品『サルゲッチュ〜オンエアー〜』を制作した。
2007年11月1日、Production I. Gの持株会社化に伴い、持株会社IGポートの連結子会社となる。
2009年、本橋が退社したことによりXEBEC M2が解散。
一部スタッフは練馬スタジオ「XEBECzwei」(東京都練馬区石神井台)に転属した。
2010年、本社を東京都国分寺市南町3丁目22番31号南ビル5Fから親会社であるProduction I. Gが本社を置いていた同市南町3丁目4番5号INGビルへ集約。
2015年、連続テレビアニメシリーズ『蒼穹のファフナー EXODUS』の元請制作を「XEBECzwei」名義で行った。
これよりOLMと共同で制作元請を担当する作品が増え、解散までの最末期はこれが続いた。
2016年、本社を東京都西東京市西原町1丁目4番1号鵜野ビルへ移転。
2018年11月20日、ポストプロダクション部門を除く映像制作事業をサンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)に譲渡すると発表。
その後、一部の部門はIGポートグループに留まる形に変更され、撮影部門および『蒼穹のファフナー THE BEYOND』を制作中の練馬スタジオ「XEBECzwei」(組織改編後は「IGzwei」に変更)はプロダクション・アイジーに、仕上部門と2010年8月31日に倒産したグループ・タックから引き継いでOLMと共同で制作を続けていた『はなかっぱ』はシグナル・エムディに移管された。
また、ジーベック制作作品の著作権は引き続きIGポートグループが保有した。
2019年6月1日付でProduction I. Gに吸収合併され、法人としてのXEBECは解散し、同年8月8日にXEBECの法人格を消滅した。
XEBECの知的財産権・公式サイトをProduction I. Gが継承。
そのため、2021年11月5日に劇場先行上映開始した『蒼穹のファフナー THE BEYOND』(第10・11・12話)が、XEBECzwei名義で制作が行われる最後の作品となった。
なお、サンライズ( → バンダイナムコフィルムワークス)に移譲された映像制作事業は2019年4月1日付で同社の設立する新会社「株式会社SUNRISE BEYOND」に事業が継承され、取締役には羽原が就任した。
同じく創業者の下地は同年設立されたstudioMOTHER株式会社の代表取締役に就任している。