頭文字D
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  • 地域日本
  • タイプTV
  • 正式名称頭文字D
  • 英語名Initial D First Stage
  • 中国語の名前头文字D
  • 他の名前头文字D 第一部 / 头文字〈イニシャル〉D FIRST STAGE / 头文字D First Stage
  • 放送開始1998-04-19
  • 放送状況放送終了
  • タグ熱血 / 競技 / 赛车 / 漫画改
  • 原作しげの秀一
  • 監督三沢伸 / 成瀬輝男
  • シナリオ戸田博史 / 岸間信明
  • 絵コンテ波多正美 / 玉野陽美 / 湖山禎崇 / 池上和誉 / 葛谷直行
  • 演出葛谷直行 / 三沢伸 / 池上和誉 / 横田和善 / 小滝礼
  • 制作会社スタジオコメット / ぎゃろっぷ
  • 製作プライム・ディレクション
  • 家族頭文字D
  • Rating12+

『頭文字D』

藤原拓海は父が営む「藤原とうふ店」の配送を手伝っていた。

秋名山の峠道で日々AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを走らせるうちに非凡なドライビングテクニックを身に着けていた。

ある日、赤城山を本拠地とする走り屋チーム「赤城レッドサンズ」のNo.2である高橋啓介に勝利したことで「秋名のハチロク」の噂は近隣に広まっていく。

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      • 第1話 究極のとうふ屋ドリフト

        北関東の一角に位置する秋名山はこの地を拠点とする走り屋グループ「秋名スピードスターズ」のホームである。リーダーの池谷は「俺たちが秋名最速だ!」と豪語し、夜ごと走りを楽しんでいた。だがある夜、赤城山で名の知れたグルーブ「赤城レッドサンズ」が出現。次の土曜日に交流会とは名ばかりのダウンヒル・バトルをすることになってしまった。レッドサンズのNo.2 高橋啓介は池谷たちを格下と見なし、既に勝利したつもりでいた。

      • 第2話 リベンジ宣言! ほえるターボ

        秋名山から帰還途中、謎のハチロクに抜かれた啓介は怒りに血をたぎらせる。一方、そんなことは知らない池谷は、地元の意地に掛けても交流戦に勝とうと奮起するが、レッドサンズに勝つ見込みはほとんどない。すると焦る池谷に、バイト先のスタンド店長(立花雄一)がある情報をもたらした。「今も昔も秋名の最速はとうふ屋のハチロクだ」。しかしその言葉が信じられない池谷はさらに焦りを募らせ、愛車S13で限界ギリギリのタイムアタックを続ける。

      • 第3話 ダウンヒルスペシャリスト登場

        無理な運転がたたって怪我をしてしまった池谷は、最後の望みを託して「藤原とうふ店」を訪れ、秋名最速のダウンヒルスペシャリストと謳われた藤原文太に代役を依頼する。しかし文太はあいまいな返事を繰り返すばかり。それでも池谷は諦めず、ついには五分五分の確率で交流戦に出られるかもしれないとの約束を取り付けた。一方、文太の親友の立花祐一は気になる話を耳にしていた。今、ハチロクに乗っているのは文太ではないというのだ。

      • 第4話 交流戦突入!

        交流戦当日。「同じ相手に二度は負けない!」と意気込む啓介は、走り込みもそこそこにハチロクの出現を待ち構えていた。だが開始時刻が過ぎてもハチロクは姿を見せず、苛立ちを募らせる。しかもやっと到着したハチロクから降りたのは、文太の息子の藤原拓海だった。予想外の対戦相手に啓介は失笑し、池谷は頭を抱える。それでも勝負は勝負。スタートラインについたふたりのマシンは、次の瞬間、スキート音を響かせて秋名を駆け下りていった。

      • 第5話 決着! ドッグファイト!

        ギャラリーが見守る中、ついにダウンヒル勝負が始まった。序盤の直線ではパワーにものを言わせた啓介のFDが拓海のハチロクを引き離し、勝負はそのままFDが制するかと思われた。だが下りの本命、コーナー地帯に突入するとハチロクが徐々に差を詰め始める。そして運命の5連続ヘアピンに入ったハチロクはオーバースピードのままインベタで突入。これには啓介も正気を疑うが、ハチロクはスピードを緩めようとせず、FDに挑みかかった。

      • 第6話 新たなる挑戦者

        ハチロクの走りに興味を持った高橋椋介の前に、漆黒のR32が現れた。妙義山最速の走り屋集団「妙義ナイトキッズ」のリーダー 中里毅だ。彼もまた自分を熱くする対戦相手を求めていたのである。「ドリフト遊びではなく、グリップでガンガン攻める走りでハチロクを倒す!」と宣言する中里。そんなこととは知らない拓海は池谷を乗せて日頃の走りを披露。最初は喜んでいた池谷だが、絶妙の荷重移動からのドリフトに耐えきれず気絶してしまった。

      • 第7話 走り屋のプライド

        拓海のバイト先に現れた中里がハチロクとのバトルを申し込んできた。すると拓海の親友の武内樹が調子に乗ったあげく、勝手にバトルの約束を取り付けてしまう。だが拓海には中里と対決するつもりはなく、戦う理由がわからないと言い出す始末。それでも立花の何気ない一言が拓海の心に火をつける。「やめとけ、誰も逃げたなんて思わないさ」。胸の内に熱いものがこみ上げるのを感じた拓海は、ハチロクで秋名山に向かおうとする。

      • 第8話 タイムアップ寸前!

        バトル当日、秋名山の頂上には大勢のギャラリーが詰めかけ、スタート時刻を待ち焦がれていた。だがいくら待ってもハチロクが姿を現さない。業を煮やして迎えに行った池谷たちは、拓海の口から衝撃の事実を聞かされた。文太がハチロクに乗って出かけたまま、まだ帰って来ていないというのだ。マシンがなければバトルどころではない。それでも約束の時間ギリギリのところで文太は帰宅。拓海はハチロクに乗り込み、秋名山へと急ぐ。

      • 第9話 限界バトル!

        ついにバトルが始まった。圧倒的なパワーと制動力を有するR32は正確なグリップ走行で先行、ジワジワと差を開いていく。対するハチロクはカウンターを極力あてない4輪ドリフトで対抗する。そんなバトルの最中、拓海はマシンの挙動がいつもとは違っているのに気づいた。文太が足回りのセッティングを変更し、アクセルオンでアンダーステアが出るようになっていたのだ。より踏み込みやすくなったマシンと共に、拓海が猛追撃を開始する。

      • 第10話 爆裂! 5連ヘアピン

        バトルは終盤。ここまでのタイトなステアリングワークがたたり、中里はアンダーステアを抑えるのに必死になっていた。さらにハチロクがアウトから抜きにかかると冷静さを失い、アウト側のラインを締めにかかる。だがこれが拓海の狙いだった。フルブレーキングからのクロスラインでイン側に移動すると、車1台分しかない隙間に突っ込んだのだ。ミスに気づいた中里は慌ててイン側を締めようとするが、すでにハチロクはR32に並んでいた。

      • 第11話 デンジャラス慎吾登場!

        樹がハチゴーを手に入れ、池谷のS13も修理が完了したことから、スピードスターズの仲間たちは拓海に追いつけとばかりに練習を開始する。ところが思わぬ邪魔が入ることになった。ナイトキッズのNo.2で、CIVIC EG-6 SI-Rの使い手 庄司慎吾だ。勝つためなら手段を選ばず、汚い手もためらわない慎吾は、手始めに池谷を標的に定める。サイドドリフトの練習を繰り返す池谷のS13をあおり、後ろからバンパーをつついてスピンさせたのである。

      • 第12話 FR殺しのデスマッチ!

        EG-6の無謀な運転に怒りを爆発させる池谷だが、相手の実力は認めざるを得なかった。FFであるEG-6の特性を活かし、コーナリングしながらのブレーキング(左足ブレーキ)でリアの荷重を抜く走りは、相当のハイテクニックが要求されるからだ。とはいえ池谷の怒りは収まり切らず、拓海にS13でのレクチャーをつけてもらう。するとその場に再び慎吾が姿を現し、「自分たちのルールでバトルに勝てばいくらでも謝ってやる」と挑発するのだった。

      • 第13話 イツキの初デート

        右手をステアリングに縛り付けたままダウンヒルに挑む「ガムテープ・デスマッチ」を仕掛ける慎吾。あまりに危険な挑戦に池谷をはじめ、スピードスターズの仲間は無視を決め込もうとする。ところがある事件から事態は急転直下の展開を見せ始める。初めてのデートで浮かれる樹のハチゴーがEG-6にあおられて事故を起こし、樹が怪我をしてしまったのだ。これには日頃、冷静な拓海も怒りを露わにし、慎吾の挑戦を受けて立つことを決意した。

      • 第14話 進化するドリフトの天才!

        周囲の反対を押し切って拓海はスタート地点に現れ、ついにガムテープ・デスマッチが始まった。当初こそコツがつかめなかった拓海だが、ステアリングよりも荷重移動によるコントロールに気づくと、鋭い走りを見せるようになる。これには慎吾も驚かされたが、まだ彼には秘策があった。コーナーの途中、荷重の抜けたハチロクのリアにわざとEG-6をぶつけたのだ。突然の衝撃にハチロクはスピンし、慎吾は勝利を確信する。

      • 第15話 拓海・怒涛の激走!

        スピンから立ち直った拓海の中で何かがキレた。「むかついた、わざとやりやがったな」。縁石に乗り上げ、ガードレールにリアをぶつけながらも疾走する拓海は、5連ヘアピンでEG-6を猛追。溝を使ったインベタ抜きで先頭に立つ。一方、勝負を仕掛けた手前、負けられない慎吾は最後の手段としてダブルクラッシュを画策。ハチロクにEG-6をぶつけようとする。突如、ライン変更して真横から迫るEG-6を、さすがのハチロクもよけきれないと思われた。

      • 第16話 碓氷峠のエンジェル

        ガムテープ・デスマッチも終わったある日。車の故障で立ち往生する佐藤真子を助けた池谷は長野の碓氷峠でデートすることとなった。真子をひと目見ようとした樹や拓海を無視して、ふたりきりのデートを楽しむ池谷。一方、時間を持ち余した拓海たちは、立ち寄ったスタンドで碓氷最速のドライバーが青いシルエイティを操る女性だと聞かされる。俄然興味をかき立てられた拓海たちは、シルエイティの走りを見ようと夜の碓氷峠に繰り出した。

      • 第17話 サドンデス・デスマッチ

        シルエイティのドライバーは真子と沙雪のコンビだった! ショックを隠せない池谷に真子は頭を下げ、走り屋をやめる最後の思い出にハチロクとバトルさせてほしいと申し込む。池谷をダシに取引するような態度に拓海は怒りを募らせるが、本心は穏やかでなかった。秋名以外の峠に挑戦すること、なによりシルエイティの走りに魅了されていたのだ。「初めて走る峠を思い切り攻めてみたい」。そんな拓海の想いがバトルを実現させることになった。

      • 第18話 熱風! 激走! 碓氷峠

        勝負のルールは先行後追い方式のサドンデス。後追いを選択した拓海は懸命にシルエイティを追尾するが、なかなか走りに気持ちが入らない。慣れないコースのハンデはそれほど大きかったのだ。それでも秋名での5年間の走り込みで培った集中力とセンス、鍛え抜かれたドライビングテクニックが限界を超えた走りを可能とする。そしてついに碓氷最難関と呼ばれるC-121コーナーを、猛烈な突っ込みからの4輪ドリフトでクリアーしたのだった。

      • 第19話 決着! スーパードリフト

        慣れた者でも難しいC-121コーナーを絶妙な4輪ドリフトで突破した拓海に、戦意を失いかける真子と沙雪。それでも走り屋としてのプライドを奮い立たせ、追いすがるハチロクをちぎろうとアクセルを踏み込んだ。だが連続コーナーの連続にタイヤのグリップは限界を超えており、ついにスピンしてしまう。ラインをふさぐ形で停止したシルエイティに迫るハチロク。このままでは衝突は免れないと思われたが、拓海の目はわずかな隙間を捉えていた。

      • 第20話 ジ・エンド・オブ・サマー

        勝負の後、沙雪の提案でプールに行くことになった拓海たち。しかし池谷だけは落ち着きがなかった。勝負をセッティングしてくれたお礼をしたいとの真子の言葉が耳に残っていたのだ。初めて会った場所で待っているという真子に舞い上がる池谷。ところが彼女の憧れが高橋涼介だとわかり、約束の場所に向かうのをためらってしまう。「涼介さんの走りが、走り屋の世界にハマるきっかけになったの」。真子の言葉にうちひしがれる池谷。

      • 第21話 スーパースターからの挑戦状

        「秋名のハチロク」の走りがギャラリーを沸かせた夏も終わり、拓海は学校とバイトのかけもちで忙しい日々を送っていた。そんなある日、拓海のバイト先に真赤な薔薇の花束とメッセージカードが届けられる。送り主は高橋涼介、そしてメッセージの内容は「9月15日 午後10時 秋名山頂上」。それは紛れもなく挑戦状だった。走り屋のスーパースターとして名高い涼介が拓海をターゲットに入れ、真正面からダウンヒル・バトルを挑んできたのだ。

      • 第22話 激闘! ヒルクライム

        涼介の挑戦を受けて以来、ひとりで考えることが多くなった拓海。それを心配した仲間たちが拓海を妙義山に連れ出した。その夜、行われるレッドサンズとナイトキッズのヒルクライム・バトルを見せ、喝を入れようというのだ。対戦するのは高橋啓介のFDと中里毅の32。降り出した雨の中、コーナーを傲然と走り抜ける2台のマシンに、拓海は胸の高鳴りを抑え切れなかった。「なんだ、他のヤツの走りを見て、こんな気持ちになるのは初めてだ」

      • 第23話 雨のダウンヒルバトル

        啓介と中里のバトルは終わったが、その夜のイベントは終わらない。啓介の愛弟子 中村ケンタが、拓海に雨中のダウンヒル・バトルを挑んできたのだ。「雨のバトルなら誰にも負けない!!」と豪語するケンタのS14 Q’sはスタートダッシュで猛然と先行。ところがコーナーに入ると拓海が追撃を開始し、あっさりとケンタに追いついてみせた。実は拓海はハチロクの後部シートに樹を乗せ、リアのトラクションを稼ぐ戦法に出ていたのだ。

      • 第24話 赤城の白い彗星!

        決戦日が近づく最中、池谷の友人が3年前の高橋涼介の走りを収めた映像を入手してきた。かつて一匹狼として走っていた涼介は「赤城の白い流星」と呼ばれ、ストリートだけでなくジムカーナやサーキット競技会で連戦連勝。コースレコードを次々と塗り替えて、不敗神話を打ち立てたのである。しかも涼介はいまだに全開で走っていないというのだ。一方、拓海は「自分が知っている一番速い走り方で走るだけ」と応え、周囲の期待は高まっていった。

      • 第25話 決戦! ラストバトル

        「赤城の白い流星」と「秋名のハチロク」。ギャラリーが固唾を呑んで見守る中、ふたりのバトルが始まった。スタートダッシュはハチロクが制し、猛然とダウンヒルに突っ込んでいく。だがこれは涼介の作戦だった。自ら打ち立てた「公道最速理論」とデチューンまでして車体バランスを整えたFCで、相手にプレッシャーを掛けようというのだ。どんなに踏み込んでも背後に迫るFCに、拓海は涼介の底知れないテクニックを思い知らされることになる。

      • 第26話 新ダウンヒル伝説!

        バトル終盤、焦った拓海は5連ヘアピンの最初のコーナーでアンダーを出してしまい、FCに抜かれてしまった。このまま勝負は決するものと誰もが予想する。しかし拓海は諦めていなかった。文太直伝の「立ち上がり重視の走り」でFCの直後につけると、複合コーナーにアウトから突入。さらに絶妙なクロスラインでイン側に突っ込んだのだ。衆人が固唾を呑んで見守る中、2台のマシンは猛然とコーナーを駆け抜け、ゴールへと突き進んでいく。

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