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『ガサラキ』第19話 慟哭(どうこく)

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あらすじ:

TA中隊の速川隊長は、広川の仲介で西田と会談する。その席で西田は、米国が穀物の輸出を停止するつもりであることを話し、西田たちの計画にTA中隊が協力することを要請する。自分はなぜ特自に身を置いているのか? 日本人が求めているものはなんなのか? 西田の言葉に耳を傾けながら、速川は自分の心に問いかける。白熱した会談は夜を徹して行われ、2日目の日も暮れようという頃、ついに速川は西田の理想に協力することを決断する。その一方、王はユウシロウから詳しい事情を聞き、彼とミハルが野望実現のための道具にされていたことを知る。2人の境遇に共感を覚えた王は、シンボルに時間稼ぎのための連絡を取り、その間に2人を東京へ逃がしてやろうとする。だがシンボルの評議員メスは王の意図に勘づき、米軍を動かしてミハルを捕獲しようと画策。ユウシロウとミハルを乗せた船は米軍対テロ部隊の襲撃を受け、ミハルはシンボルの手に落ち、王も射殺されてしまう。その頃、アメリカが穀物の輸出停止を発表すると知った広川は、首相に暴動鎮圧の予備措置として特自部隊の配備を了承させていた。そして、穀物モラトリアムの発表と同時に三ヶ月間の経済統制令と、一週間の夜間外出禁止令が国内に一斉発動される。それは事実上の戒厳令だった。

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