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『宇宙兄弟』第52話 兄とは常に

放送開始:2013-04-06

動画の長さ:00:23:49

あらすじ:

宇宙飛行士候補生・アスキャンの、サバイバル訓練5日目の夜。

砂漠のど真ん中でキャンプをしていた六太は、たくさんの流星群を見上げながら、子どもの頃を思い出していた――。

2006年7月9日。

星空の下、録音機を持って調査遊びをしていた六太と日々人は、偶然にも月へ向かうUFOを目撃し、『二人で一緒に宇宙飛行士になる』と、約束を交わした。

そして2025年5月――。

日々人は約束を守って宇宙飛行士になったが、六太は自動車会社をリストラされ、職探しの真っ最中となっていた。

『兄とは常に弟の先に行ってなければならない』

なのに何をやっても六太を追い越し、先を行くのは日々人だった。

六太は落ち込んでいた。自分は何がやりたかったのか……と。

そんな時、母に事情を聞いた日々人からメールが来る。

『2006年の7月9日。ムッちゃんが録ってたテープを聴いてみろよ』

テープを探し出して聴くと、そこにはハッキリとした言葉で、子どもの頃の『約束』が残されていた。

テープを聴いて以来、六太は日増しに宇宙への想いを膨らませていた。そしてある日、なぜか自分宛てにJAXAから封筒が届く。それは新規宇宙飛行士選抜試験の、書類選考合格通知。

実は日々人が母に頼み、JAXAに六太の履歴書を提出していたのだ。

しかし六太は、次の選考試験を受けるか悩んでいた。その気持ちを察したシャロンは、『今のあなたにとって、一番金ピカなことは何?』と助言する。六太はようやく思い出す。『月にシャロンの望遠鏡を建てたい』、そう思っていたことを。

一カ月後――見事筆記試験に合格した六太は、喜びのあまりトランペットを吹き鳴らしていた。

『メロディなきメロディを奏で、道なき道へ行こう。そこに俺にとって一番の、金ピカがあるのだ――!』

現代・砂漠のど真ん中――。

六太は遠い先へと続く、道なき道を眺めていた。

そして、早く宇宙に行きたいという気持ちをこめ、流れ星に願いを叫ぶのだった。

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